調査報告書 2009年11月
File No.013

トヨタ プリウス派生ハイブリッドミニバン

※2009年11月19日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

トヨタ プリウス派生ハイブリッドミニバン|ニューモデル速報
トヨタ プリウス派生ハイブリッドミニバン リヤビュー|ニューモデル速報トヨタ プリウス|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2011年5月
●全長x全幅x全高:4590×1770×1585(mm)
●搭載エンジン:1.8L直4+モーター

プリウス譲りのハイブリッドシステムを搭載したショートミニバン

エコカー減税の追い風に乗り、ハイブリッド攻勢をかけるトヨタ。今回はその一環に当たる、プリウスをベースに開発が進められているハイブリッドミニバンを紹介しよう。

写真左の予想イラストによると、エクステリアは大胆にスラントしたノーズとAピラー。ボディ側面に緊張感を与えるキャラクターライン。車体をコンパクトに見せる楕円形のオーバルウインドウがデザインのアクセントになっていることがわかる。ヘッドランプには、プリウスのイメージを踏襲した薄型デザインが用いられるようだ。

リアビュー(写真右上)は、現行プリウスのもの(同下)と比べると常識的なデザインが採用されている。ストリームに似た縦長コンビランプは他のハイブリッドモデル同様、クリアレンズが採用され、先進的なイメージが施されることだろう。ルーフラインが後ろ下がりなのは、空力性能に配慮されたため。それでも、3列目シートのヘッドクリアランスは確保しているという。

肝心のハイブリッドシステムだが、駆動用バッテリーには、従来のニッケル水素タイプではなく、待望のリチウムイオン電池が採用されるようだ。搭載位置はフロント左右の座席間になる。これは、現行プリウスのようにラゲージルーム床下にバッテリーを配置すると、3列目シートの設置が難しいからだ。軽量コンパクトなリチウムイオン電池の採用は、ミニバン化のための最適な措置といえる。

キャビンにはパノラミックルーフも設定されるが、ガラスではなく樹脂製となるようだ。燃費性能が命のハイブリッド車にとって、重量増はご法度。重心高が上がることも避けたかったに違いない。このように、各部で軽量化が図られている。先のリチウムイオン電池の採用もその一環だ。車両重量はプリウス+150kgの1500kg程度、10・15モード燃費は34km/Lが目標とされている。

以上