BMW×NEO CLASSIC▲BMWネオクラシックモデルを紹介する今号の特集は、1985~2005年に登場したモデルに注目、その魅力や中古車市場の動向などをお伝えします

進化しすぎたモデルにはないその魅力

「最新こそ最良は言わずもがな。しかし、往年のファンは知っている。進化しすぎた車にはない、絶版モデルならではの真の魅力を」

「いま乗っておくべきBMWネオクラシック」と定義した今号の主役、“BMWのネオクラシック”とはどんなモデルのことでしょうか。

一つの区切りとして、自然吸気エンジンを積む世代までをそう呼んでいいでしょう。3シリーズでしたらE90型まで。中でも、もう1世代前のE46型に積まれた54系のストレート6は知る人ぞ知る逸品です。M最後の直6自然吸気エンジンであるM3の“S”はもちろん、スタンダードの330iに積まれていたM54エンジンも素晴らしい。“シルキーシックス”などと言い古された表現とはちょっと違う気持ちよさ。決して滑らかというわけじゃない、心に響く唸りとともに精密な機械がかすかに擦れ合いながらじわじわと力を振り絞る、そのプロセスが心地よいのです。

進化しすぎたエンジンでは経験できない真の“爆発フィール”と“デザインやフォルム”を、いまだからこそ、あえて楽しんでおく。 そう、まさに「いま乗っておくべきBMWのネオクラシック」は“駆けぬける歓び”をもう一度! なのです。
 

BMW 3シリーズ カブリオレ(E30型) ▲1990年代にヒットした3シリーズの2代目モデル。ソフトトップを備えたカブリオレもラインナップされていた

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クリス・バングル▲1992年にBMWに移籍、チーフデザイナーを務めたクリス・バングル氏。その「奇矯にして高貴」なデザインは、賛否両論を巻き起こしつつも業界のトレンドをけん牽引した
BMW 3シリーズ(E46型)▲E36型の正常進化版となる4代目のE46型 3シリーズセダン。ボディサイズの拡大により居住性がさらに向上している。撮影車両は後期型となる2002年式の320i Mスポーツ

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BMW 7シリーズ(E38型)▲革新的技術が多数採用された、1994年登場の3代目となる7シリーズ。撮影車両はロングボディにV12エンジンを搭載する750iL

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BMWアルピナ B6カブリオレ(2011年~2018年)▲よりスペシャルなBMWを作り出すアルピナの、6シリーズカブリオレをベースとした希少なモデル。最高出力500psの4.4L V8スーパーチャージャーを搭載する

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文/編集部、写真/デレック槇島、阿部昌也、ビー・エム・ダブリュー、イラスト/あべ あつし

カーセンサーEDGE 2024年10月号
BMW×NEO CLASSIC

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