“ランボルギーニ▲世界中の自動車ファンを歓喜させた、生誕50年のタイミングで発表されたカウンタックの復活のニュース。限定モデルとして販売されるLPI 800-4の登場はランボルギーニの歴史の中でも間違いなく大きなターニングポイントとなるでしょう。814psのマイルドハイブリッドとなるこのモデルが日本の公道を走る日も……近い

歴代ランボルギーニに宿るDNA。それは触れさえすれば必ずわかる

ランボルギーニは自動車メーカーの中でも非常に珍しい生い立ちのブランドです。

スーパーカーブランドの多くは、黎明期にレースで活躍してその名前と実力を世界にアピールしてきました。レースは、自動車メーカーが自社の実力を証明するための、大きな宣伝の場であったのです。いかにプロダクトが優れていても、それを保証するものがなければ……そう考えるのが普通で、世界中で様々なレースが開催されてきました。

しかし、ランボルギーニはその過程を飛ばし、フェラーリへの対抗意識とプロダクトへの情熱、誰もが思いつかなかった発想で自動車ビジネスの世界に挑み、見事に世界中の自動車ファンの心を捉えることに成功したのです。

それがミウラやカウンタックといった、自動車史に燦然と輝く名車たちなのです。

ランボルギーニがカウンタックを登場させてから50年。そのブランド力は今も健在です。今号のカーセンサーEDGEはそんな不思議なブランド、ランボルギーニに焦点を当てます。

そもそもどんな歴史を歩み、何が優れていたのでしょうか? なぜランボルギーニは成功を収めることができ、今もスーパーカーブランドとしてトップレベルに君臨し続けることができているのでしょうか?

ブランド創設時の逸話だけでなく、その過程もまた非常にドラマチックなのがランボルギーニです。だから当然すべてのモデルにエピソードが満載です。

今、中古車で買える近代ランボルギーニも同様。ガヤルド、ウラカン、ウルス、アヴェンタドールと、ランボルギーニでしか味わえない世界観がすべてのモデルに与えられています。

手に入れられる人はごくわずかかもしれませんが、紡がれた物語を知るだけで楽しめるのも、ランボルギーニの大きな魅力です。

ぜひ本誌を手に取り、その異質で魅力的なランボルギーニ ワールドをお楽しみください。

 

ランボルギーニ カウンタック▲その存在を知る人は多くても、詳細が知られることは少なかった人物、ウォルター・ウルフ氏。ウルフ・カウンタックをオーダーして作らせたこの人物が、どのようにランボルギーニと関わってきたのか。本人の話を元に解説してみたいと思います。彼を知ること、それはランボルギーニを知ることを意味するのです
“ランボルギーニ▲今年、世界的な自動車のコンクール「ヴィラデステ(コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ)」にエントリーされたモデルの中に、奇妙な1台がありました。出自や登場背景などから、様々な逸話を生み出したウルフ・カウンタックと呼ばれるLP400Sプロトタイプ・ウォルター・ウルフスペシャルです。なんと、この車のオーナーは日本人。その偉業にもカウンタックの様々な物語が隠されています
“ランボルギーニ▲今年のヴィラデステに登場し、LP400Sプロトタイプ・ウォルター・ウルフスペシャルとともに大きな話題になった1台。この写真を見て驚く人がいれば、きっとかなりのランボルギーニ通でしょう。そう、こちらはテストでクラッシュして現存していないはずのカウンタックのプロトタイプ、LP500なのです。なぜこの車が公の場に現れたのでしょうか。その詳細レポートもお届けします
“ランボルギーニ▲今、ランボルギーニを手に入れようと思った場合、選択肢はかなり限られます。そのひとつが、現在も新車で販売されているV12エンジン搭載のフラッグシップ、アヴェンタドールです。カーセンサーEDGE.net上の平均相場は約3600万円。限られた人だけが触れられる、特別な世界についても解説していきます(取材協力・ドリームオート)

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“ランボルギーニ▲現在購入できるランボルギーニの中で、あえて最も敷居が低いモデルを挙げるとしたら、V10エンジンを積んだガヤルドになるでしょう。ご存じのとおり、アウディグループに加わったことで様々な恩恵を受けたランボルギーニが開発したモデルで価格、信頼性からいっても身近な存在です。では整備は? 維持費は? 老舗スーパーカーショップにて2021年のガヤルド事情を尋ねてみました(取材協力・ドリームオート)

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文/編集部、写真/デレック槇島、越湖信一、ランボルギーニ・ジャパン、イラスト/あべ あつし

カーセンサーEDGE 1月号
シン・ランボルギーニ

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