【車で訪れたい宿】三重県・鳥羽 季さら別邸 刻~Toki~
カテゴリー: ドライブ
タグ: ポルシェ / クロスオーバーSUV / 4WD / タイカンクロスツーリスモ / EDGEが効いている / 山田祐子
2022/04/26
思うままの刻に、青に、癒される離れの宿
御食(みけ)つ国・鳥羽。古より伊勢神宮や朝廷へ海産物を献上してきた海の町で、漁師や海女が営む民宿からホテル、旅館まで多くの宿が点在する。そんな激戦区に、「季さら別邸 刻~Toki~」は、完全離れ形式、全室オーシャンビュー露天風呂付き、50㎡以上、というスペックを携え2019年に開業した。
宿のある安楽島エリアは、鳥羽湾や沖に浮かぶ離島を一望できる半島。太平洋のパノラマが楽しめる人気のドライブウェイ、パールロードも通っている。
客室はフロントがあるセンターハウスを中心に左右に配されており、渡り廊下でつながっている。客室には移り変わる海の色彩から着想を得たという、10種類の青色の名がつけられている。各部屋でデザインや間取りが異なるだけでなく、食事をする場所も異なるのでじっくりと好みの部屋を見つけたい。
チェックインが済んだら、明るいうちに露天風呂に浸かって、鳥羽湾の景色を楽しんでほしい。浴槽は2人で入っても十分な広さで、さらに内風呂も用意されている。注がれる湯は、同じ三重県内から運ばれる社宮司温泉。トロトロの湯触りが気持ち良く、ついつい長湯をしてしまう。
湯上りはセンターハウスのテラスへ。フリーラウンジで好みの一杯を作り、黄昏の海を目の前に喉を潤せば、至福の時が訪れる。
夕食は、特産の伊勢海老やアワビをはじめ地の食材を、卓越した技術とセンスで仕立てる独創的なコース料理。和と洋のエッセンスが絶妙に組み合わされ、味わう度に驚きと感動が押し寄せてくる。
翌朝は、朝風呂に入ってから、コーヒーとともに優雅にスタート。伊勢志摩サミットでも提供された珈琲豆店のブレンドだという。
海が好きな大人にこそ訪ねてほしい別天地だ。
トリップアドバイザー
山田祐子
ホテリエを経て全国の旅館ホテルや地域の支援を行い、現在は、大学の講師を務めながら取材・調査を行っている。温泉ソムリエ、きき酒師、All About 旅館ガイド。ツーリズムワイズラボ代表。
EDGE編集部が選ぶ旅の相棒モデル
宿にはポルシェなら優先して使えるポルシェEVチャージャーを用意。ならばEVのタイカンターボクロスツーリスモで、充電のことを気にすることなくグランドツーリングを楽しみながら訪れてみたい。近くには、タイカンの性能を再発見できるルート、名道として名高い伊勢志摩スカイライン(パールロード)も。
そのタイカンクロスツーリスモの中古車流通量は、まだ数台レベル。ただ、4月現在に販売されている物件は走行距離が極めて少ないので、新車派も含め、今すぐにポルシェの最新EVに乗りたい、という方にはオススメ。
なお、ポルシェ初のEVとして2019年に登場したラグジュアリーサルーンのタイカンなら、30台前後が流通しており、価格も1200万円台から狙うことができる。中古車物件の平均価格は約1670万円となる。