染谷俊之

染谷俊之 ×スズキ ジムニーシエラ(現行型)

現在発売中の雑誌版「カーセンサー2022年4月号」では、声優や舞台俳優で幅広い活躍をされている、染谷俊之さんへのインタビュー記事を掲載しています。

紙幅の関係で掲載できなかった写真やエピソードも加え、WEB用に再構成!

今回は、一度乗ってみたかったというスズキ ジムニーシエラで、愛犬おこげ君とドライブしてもらいました!

行き先に選んだ江の島には、意外な思い出が……? オフの日のおこげ君とのエピソードも盛りだくさんでお届けします!
 

染谷俊之

俳優・声優

染谷俊之

そめや・としゆき/1987年12月17日生まれ 。神奈川県出身。 主な出演作は、2022年4月~5月に行われる舞台「MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~SPRING 2022~」卯木千景役をはじめ、舞台「刀剣乱舞」シリーズ 鶴丸国永役、ゲーム『恋愛幕末カレシ』土方歳三役。吹き替え「スタートレック:ピカード」エルノア役など。
 

愛犬おこげと思い出の地・江の島にドライブ!

――本日は愛犬「おこげ」君と江の島まで来たわけですが、江の島は「ドライバー・染谷俊之」にとって思い出の地だそうですね?

そうなんです。2年半前にやっと免許を取った1週間後、レンタカーで江の島まで来てみたのですが……。
 

染谷俊之

――何か問題でも発生したんですか?

リアルな高速道路は教習所でも走った経験がない超絶初心者だったため、下道で江の島まで来て、帰りも下道でゆっくり帰るつもりだったんです。でも、油断してカーナビを「一般道優先」にするのを忘れてしまい……気づいたら人生初の高速道路を、まったく不慣れなレンタカーで、しかも雨の中、走っていたという。あのときは正直、死ぬかと思いました(笑)。
 

――ご無事で何よりでした(笑)。

でも、その事件によって度胸がついて、その後は何でもイケるようになりましたが!

――そして本日は愛犬のおこげ君も連れて、思い出の(?)江の島までやってきたわけですが、おこげ君との出会いは?

これも「気づいたら」なんです。2019年3月のある日、僕は服を買うために外出したはずなんですが……気づいたら自宅に生後2ヵ月のおこげがいて、僕はおこげのためのケージをせっせと組み立てていました。冗談抜きに、おこげを手に入れたときの記憶がまったくないのですが、とにかく運命的な出会いでした。

――それまで運転免許を取っていなかった染谷さんが、一念発起して取得したのは「おこげ君のため」ですか?

そうですね。おこげが家に来てから半年ほどは徒歩や、自転車のカゴにおこげを乗せてあちこちに行ってたのですが、やはり限界を感じまして。出かけることが大好きな子なので、もっといろいろな場所に連れていってあげたいと思ったんです。

染谷俊之▲撮影中も編集部の要望に応えていろいろなポーズを決めてくれたお利口なおこげ。かわいらしい姿で大活躍でした!
染谷俊之

――そして多忙な中、気合で教習所に通ったわけですね?

そう、まさに気合でしたね。ガーッとまとめて予約を入れて、「もしもこの授業を落としたらもう免許は取れない」みたいな綱渡りの状態に自分を追い込み(笑)、なんとか1ヵ月で取得しました。おこげが来てから約半年後のことです。

――ということは、染谷さんは「子供の頃から車が大好きだった」みたいなタイプではないんですね?

そうなんです。でも、教習所に通ううちに「車っていいな……」と本気で思うようになったのは事実です。

――車のどんなところが「いいな」と感じたんですか?

まずは世界が広がりますよね。「電車だとけっこう遠く感じる渋谷~六本木って、実はこんなに近かったんだ!」とか、「あの道もこの道も知ってたけど、まさかつながってるとは思いもしなかった!」みたいなシンプルな驚きがあります。そして僕だけじゃなくておこげの世界も、運転免許があることによってかなり広がりましたし。
 

染谷俊之

――おこげ君とはどんな場所に出かけてるんですか?

ペットの同乗が可能なレンタカーをしょっちゅう借りて、あちこちの公園や川なんかまで遠征しています。川に行ったらおこげに犬用のライフジャケットを着せて、泳いでもらいます。おこげはやや臆病な性格なんですが水は平気みたいで、犬なので当たり前かもしれませんが“犬かき”で、シャカシャカと楽しそうに泳いでますよ。そういった場所までおこげと一緒に行けるのも、やはり免許と車(レンタカー)があってこそですよね。自転車じゃさすがに無理!

染谷俊之

――今回は染谷さんが「乗ってみたい!」とおっしゃったスズキ ジムニー シエラに乗っていただきましたが、おこげ君と河原とかまで行くなら、ジムニー シエラは最適な車のひとつかもしれませんね?

ですね! 車高がやや高いから、アイポイントが高くてすごく運転しやすいですし。あとはデザインとたたずまいが素晴らしいですね。ジープほどでっかくはないんだけど、ちゃんとゴツい感じがあって、でもやっぱりかわいくて――みたいな、絶妙な存在感がある車だと思います

――おこげ君を乗せずに1人でドライブするときは、どんなところへ行くんですか?

「子供時代を過ごした場所」を、今あらためて車で巡ってみるのが好きかもしれません。カニを捕って遊んでいた川や、上の方まで登って木の実を食べていた「思い出の木」がある場所なんかに行くと、なんというかこうノスタルジックな気分になって、染みるんですよね。そういった行動を即座に取れること、つまり、「そういえば、あそこに行きたいな……」となんとなく思ったとき、すぐに行けてしまうのが車というものの醍醐味なんじゃないかなと思います。

――運転免許を取ったことは、お仕事の方にもいい影響を与えていますか?

それは間違いなくありますね! 現場まで車で行けるようになったのは本当に大きいですよ。控室がない撮影現場だと、以前はロケバスの中にいるしかなかったのですが、今では車が自分だけの控室になってくれます。あと、ロケバスでの移動だと、自分の出番が先に終わったとしても、最後まで待ってなきゃいけないじゃないですか? でも今は「自分のタイミング」で帰ることもできる。車は“自由”と直結してるんだなって、つくづく感じます。

――ところで染谷さんって、もしかしたら学校の先生になっていたかもしれないと聞きましたが、本当ですか?

あ、それは本当ですね。大学生のときに芸能の仕事を始めながらも、夢は「中学の国語の先生」になることだったんです。でも、ちょうど教育実習に行くタイミングでドラマのオーディションに合格して、教育実習に行くか、仕事を取るかを決断しなければならなかったんです。それで、悩んだのですが、結論として今の仕事を選んだんですよね……。

――当時の自分の“選択”を、今にしてどう思いますか?

お芝居はやっぱりとても楽しいので、正解だったと思ってます。とはいえ大変なんですけどね。芝居には「唯一の正解」というものはないからとにかく悩みますし、頑張ったからといって必ず報われるわけでもないですし。でも……だからこそやりがいがあるというか、挑戦しがいのある職業なのかなとは思いますね。

――そんな染谷さんが本気で演じる今後の各種舞台、楽しみにしています。

さりげない宣伝、ありがとうございます(笑)。仕事も、そしてドライブを含めたおこげとのプライベートも、全力で楽しんでいきたいですね!
 

染谷俊之
文/伊達軍曹、写真/早川佳郎 取材協力:Pacific DRIVE-IN 七里ヶ浜(神奈川県鎌倉市七里ガ浜東2-1-12)
 

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伊達軍曹

自動車ライター

伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。