「聖地巡礼」という言葉をご存じだろうか。一般には宗教儀礼を指す言葉だが、最近では通俗的に「アニメの舞台を巡る」ことを「聖地巡礼」と呼んでいる。その効果は侮りがたく、町おこしの起爆剤とする自治体もあるくらいだ。

そんな「聖地巡礼」だが、車絡みとなると真っ先に思いつくのは「頭文字(イニシャル)D」だろう。峠を舞台に公道最速を懸けてバトルする若者を描いた作品で、車好きならば誰しも知っている作品だ。できれば、登場車種であるパンダトレノで走れれば、より気持ちが盛り上がるのだが…。

実は、そんな願望を叶えてくれるサービスが5月から9月にかけて開催される。会員制レンタカー事業を展開するThe fun2drive Owners' Clubが開催するツアー「イニD聖地巡礼ツアー・乗り比べパック箱根編」だ。

主人公、藤原拓海が操る「パンダトレノ(AE86)」と赤城レッドサンズのツートップ、高橋兄弟(涼介、啓介)が操る「新旧RX-7(FC3S&FD3S)」をレンタルし、それぞれ乗り比べ。バトルの舞台となった長尾峠(vs R・Tカタギリ)、箱根ターンパイク(vs 死神GT-R)、七曲峠(vs スパイラル)、そして最終決戦の椿ライン(vs サイドワインダー)をドライブできる。

コースは、「箱根仙石原~長尾峠~箱根・芦ノ湖スカイライン~箱根ターンパイク~七曲峠~湯河原パークウェイ~椿ライン~箱根仙石原」。このコースを3区間に分け、3台を順次乗り替えながらドライブしていく。道がわからなくても、ガイドが先導車または先頭車両に同乗して案内してくれるので安心だ。

ドライバー1人 /一組での参加は一組 1万4980円(ドライバー2人/一組での参加はプラス1980円)。3時間のフリー走行オプションは、車両によってプラス2980~4980円となっている。2014年5月から2014年9月までの間、毎月1~2回程度を予定。マニュアル運転免許証が必要なのでご注意を。

「イニD」ファンなら憧れる、あの車であの峠道をドライブ。ぜひ、実現してみてはどうだろう。

これらの車の購入を考えているのなら、その前に存分にフィーリングを試すといった使い方もオススメだ

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パンダトレノには、ファンにはたまらない「藤原とうふ店」の文字。聖地巡礼も楽しいが、箱根から眺める富士山などの絶景も見所のひとつ

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