首都高は4月1日より、新たに電気自動車用の急速充電器を4ヵ所設置する。

3号渋谷線上り用賀PA、4号新宿線上り代々木PA、5号池袋線上り志村PA、S1川口線川口PAに新設され、現在運営されている1号羽田線上り平和島PA、6号三郷線上り八潮PA、B湾岸線西行き市川PA、同西行き・東行き大黒PAの4ヵ所と合わせて計8ヵ所で運用されることとなる。

設置される充電器には、三菱やトヨタ、ホンダが出資し充電網整備推進機構が運営している充電課金サービス「チャデモチャージ」を導入する予定だ。3月7日現在で、全国に352基の急速充電器を設置し運営している。

「チャデモチャージ」は会員制の有料充電サービスで、会員登録手数料(1575円)と月会費(個人1050円、法人・タクシー3150円)が必要だが、充電都度料金は無料となる。非会員も利用可能だが、1分あたり40円の充電都度料金が必要だ。

ちなみに、他の会員制の充電課金サービスとしては日産や住友商事、NEC、昭和シェルが出資する「ジャパンチャージネットワーク」や、ENEOS、出光、コスモ石油、昭和シェルの石油元売り4社それぞれが運営する個別の充電サービス等がある。

また、前述の石油元売り4社はそれぞれの会員のが相互利用できる「EVサービスステーションネットワーク」を同時に運営しており、「ジャパンチャージネットワーク」とも提携し相互利用を可能としている。

インフラが普及することにより、電気自動車を利用する際の懸念事項であるガス欠ならぬ「電欠」への心配がなくなり、より広い範囲でに電気自動車を利用できるようになるだろう。

充電器の利用状況は首都高ドライバーズサイトのページからリアルタイムに確認できる。充電器の位置は「EV QUICK」の看板が目印だ

充電器の利用状況は首都高ドライバーズサイトのページからリアルタイムに確認できる。充電器の位置は「EV QUICK」の看板が目印だ

今回、新たに4カ所のPAに急速充電器が設置されることで、都心へ向かう路線はPAのない7号小松川線を除き、全てに備えられることになる

今回、新たに4カ所のPAに急速充電器が設置されることで、都心へ向かう路線はPAのない7号小松川線を除き、全てに備えられることになる