大垣共立銀行は4月15日(月)、愛知県長久手市に「ドライブスルーながくて出張所」(愛称「ポポット」)をオープンする。車に乗ったまま窓口やATMでの取引ができるドライブスルー型の店舗だ。ATMのドライブスルーは同行を含め前例があるが、窓口業務としては全国初となる。

有人窓口は2カ所設置され、キャッシュカードのみでの窓口取引が可能。「記入レス」「印鑑レス」(取引内容によっては捺印が必要な場合もある)とし、ドライブスルーのスピード感を活かしたサービスを展開する。

そもそもドライブスルーは、1965年に東京・日本橋の山本海苔店に導入されたのが日本初といわれ、その後、ファーストフードやコーヒーショップなどに多く設置されている。

現在は、飲食店に限らずクリーニング店や薬局など様々な業種への広がりをみせ、変わり種としては、佐賀県唐津市のボートレースからつ(舟券発売)や院内感染防止の意味合いから設置されたという兵庫県洲本市の動物病院などがある。

本来のメリットであるスピード感や悪天候時の来店など利便性の向上だけでなく、車の乗り降りが不要になることで幼い子連れの方や体が不自由な方の気軽な来店をうながすことができ、社会的意義も大きそうだ。

飲食店での設置が多いドライブスルーだが、実は動物病院や薬局など様々な業種に存在する

飲食店での設置が多いドライブスルーだが、実は動物病院や薬局など様々な業種に存在する

「ドライブスルーながくて出張所」には有人窓口とATMがそれぞれ2カ所ずつ設置される

「ドライブスルーながくて出張所」には有人窓口とATMがそれぞれ2カ所ずつ設置される