渋滞が起きる仕組みを理解して
ゴールデンウィークのお出かけに役立てよう

NEXCO 東日本|日刊カーセンサー
NEXCO各社がゴールデンウィークの渋滞予想を発表しました。この渋滞予測は、過去のデータや、昨年の年末年始の交通量を基に算出されたものです。

全国的に、下りのピークは5月3日(木)~4日(金)、上りのピークは5月3日(木)~5日(土)と予想されています。最も長い渋滞予想は、5月3日(木)11時頃の関越道下りの所沢IC~花園IC、5月4日(金)、5日(土)両日とも19時頃の関越道上りの藤岡JCT~鶴ヶ島ICの45kmとなっています。一方、4月14日(土)に御殿場JCT~三ヶ日JCTで開通する新東名の影響で、東名高速道路の渋滞はほぼ解消される見通しです。

その他の主な渋滞予想については下記のNEXCOホームページに掲載されていますのでゴールデンウィークのお出かけの参考にしてください。

ところで、なぜ渋滞は起こるのでしょうか?事故や交通量増加など様々な条件があるため一概には言えませんが、NEXCOによると、高速道路で渋滞が起こりやすいのは「サグ(下り坂から上り坂にさしかかる凹部)付近」と「合流部付近」だそうです。

原因は、下りきって上りにさしかかる際にアクセルを踏み込まないため、車のスピードが落ちてしまい後続車が接近、後続車はブレーキを踏み、そのまた後続車が接近してブレーキを踏むという連鎖からです。合流部分でも同じように、本線を走行中の車が合流車に合わせてスピードを落とすため後続車が接近、後続車はブレーキを踏みその後続車が接近してブレーキを踏むという連鎖です。

また、一番右の追い越し車線から渋滞が発生することもあります。走行車線の遅い車を避けて追い越し車線に車が集中すると、同じように急接近によるブレーキで、どんどんスピードが落ち、渋滞が発生してしまうのです。

NEXCOでは渋滞緩和の対策として、サグ部にLED表示板による速度回復表示を行ったり、合流部では左車線キープの表示を行っています。ゴールデンウィークなどにお出かけの際は、渋滞情報に注意して快適で安全なドライブを楽しんでください。

NEXCO東日本 ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測について 【全国版】
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/head_office/h24/0330b/

Text/カーセンサー編集部