川瀬もえ


車で我々に夢を提供してくれている様々なスペシャリストたち。連載「スペシャリストのTea Time」は、そんなスペシャリストたちの休憩中に、一緒にお茶をしながらお話を伺うゆるふわ企画。

今回は、2021年レースクイーン大賞でグランプリおよび、新人部門グランプリをW受賞という史上初の快挙を成し遂げた、川瀬もえさんとの“Tea Time”。
 

川瀬もえ

語り

川瀬もえ

かわせ・もえ/1993年12月30日、京都府生まれ。2021年のスーパーGTでは、「PACIFIC CARGUY Racing」のレースクイーン「Pacific Fairies」として活動。2021年レースクイーン大賞では、グランプリおよび新人部門グランプリをW受賞するという、史上初の快挙を果たした。ラウンドガールユニット「K-1GIRLS2021」やゲーム大会リポーター、雑誌グラビアなど、ますます活躍の場面を広げている。

レースクイーンの世界は怖い? 実はとてもいい“仲間”

日本レースクイーン大賞2021のグランプリ、新人部門グランプリに選んでいただきました。「新しい伝説をつくります!」と宣言して頑張ってきたので、実際に受賞が決まり、同時受賞はレースクイーン大賞始まって以来初と聞いたときは本当に感激でした。

私はもともと、車やレースのことは全然知らなかったんですけど、事務所の先輩でお世話になっているタレントの川崎あやさん、林ゆめさんがレースクイーンとして活躍されているのを知っていたので、その姿に憧れて「私もやってみたいな」と思ったのがきっかけでした。

やる前は「レースクイーンの世界って怖いんじゃないかな……」って思っていたんですが、いざお会いしてみるとみなさん優しく、丁寧な人しかいないんです。クツ踏んづけたりとかも当然ないですし(笑)。

むしろ“仲間”という意識があってすごくいい環境でした。私たちのチームはスーパーGT300クラスで全戦完走することができましたし、みんなで一つの目的に向かって頑張るというのは、“青春”という感じで楽しかったです。

学生時代に運動部に入ったことがなかったので、とてもいい経験ができたなって。
 

川瀬もえ▲レースクイーンの活動は“青春”のようで、とっても楽しかったという

タクシーで「高速に乗って」とお願いしちゃいます

車の運転は……超ペーパードライバーです。大学生のときに免許を取ったんですけど、それから運転したのは1回だけかな……。

でも教習所で走るのがすごく楽しかったので、もし車を買うとしたら教習車と同じものを買いたい(笑)。あれ、売ってないのかな……?

自分で運転するとしたら、高速道路を走ってみたいです。私なぜか高速道路が好きで、タクシーに乗ってもとりあえず「高速に乗ってください!」とお願いしちゃうんです。

いつか自分で車を運転して、友達を迎えに行ってあげるというのが今の夢ですね。もちろん高速道路を走って行きますよ(笑)。

1年間レースクイーンをやらせていただいて、車にも徐々に興味が湧いてきました。私が所属していたチーム「PACIFIC CARGUY Racing」のマシンがフェラーリ 488だったので、街中でフェラーリを見かけるとテンション上がります。

最近はもっと車のことを知ろうと、『頭文字D』とかも読み始めて。まだ1巻ですけど。
 

マンガとゲームが好きすぎてずーっと家に居られます

普段の私はめちゃくちゃインドア派です。休みの日は家から一歩も出ないし、たぶん48時間ぐらい出なくても大丈夫(笑)。マンガとゲームがあれば一日過ごせるタイプなので、コロナ禍の生活でもストレスなくおうち暮らしを楽しんでいますよ。

マンガは昔からそうとう読んでいて、今もネットのマンガ配信サービスからは毎月「容量が限界です」ってメッセージが来るぐらい。ジャンルにこだわらず読むので、「いちばん好きなマンガは?」と聞かれたら困りますね。

ギャグマンガなら『浦安鉄筋家族』、少女マンガなら『NANA』、殺し屋系(?)なら『ザ・ファブル』、魔法使い系(?)なら『金色のガッシュ!!』……って、ジャンルごとに答えるしかないです。

ゲームの方は、なぜか子供の頃にやっていたゲームキューブが最近のマイブームで、『ギフトピア』というゲームにハマってます。もう15年以上前のロールプレイングゲームなので動きはすっごく遅いんですけど、それがなんだかいいんです(笑)。

マンガもゲームも集中すると食事もどうでもよくなっちゃうぐらいハマっちゃいますね。私、うどんが大好きなのですが、しばらく素うどんだけを食べ続けていたら、栄養不足で口角炎になっちゃったぐらい。

やっぱり今年はもっとアクティブにお出かけした方がいいでしょうか……(笑)。
 

川瀬もえ
文/河西啓介、写真/阿部昌也、PACIFIC RACING TEAM
※情報誌カーセンサー 2022年4月号(2022年2月19日発売)の記事「スペシャリストのTea Time」をWEB用に再構成して掲載しています
河西啓介

インタビュアー

河西啓介

1967年生まれ。自動車やバイク雑誌の編集長を務めたのち、現在も編集/ライターとして多くの媒体に携わっている。また、「モーターライフスタイリスト」としてラジオやテレビ、イベントなどで活躍。アラフィフの男たちが「武道館ライブを目指す」という目標を掲げ結成されたバンド「ROAD to BUDOKAN」のボーカルを担当。