▲最優秀 ヤナセ100周年賞は、千葉大学大学院工学研究科製品デザイン研究室の大木佑太さん(写真左)の「GLACLASS+100km」が受賞。審査員特別賞は武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科インダストリアルデザイン専攻 S-designの佐々木翔平さん(写真右)の「学生最後の旅はヤンチャベンツと」が受賞した▲最優秀 ヤナセ100周年賞は、千葉大学大学院工学研究科製品デザイン研究室の大木佑太さん(写真左)の「GLACLASS+100km」が受賞。審査員特別賞は武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科インダストリアルデザイン専攻 S-designの佐々木翔平さん(写真右)の「学生最後の旅はヤンチャベンツと」が受賞した

公募デザインコンテストで選ばれた世界に1台のスペシャルカーを披露

ヤナセ創立100周年を記念し、「こんなメルセデスに乗りたい!」と題した、理想のスペシャルカーの公募デザインコンテストが実施された。その最優秀賞デザインのスペシャルカー完成披露と表彰式が8月27日に行われた。

自動車産業の未来を担う工学専攻の育成と、未来の自動車産業にもっと関心を向けて欲しいという願いのもと開催された「ヤナセ100周年記念、こんなメルセデスに乗りたい!」コンテスト。

「101年目の未来を迎えるヤナセに未来への祝福」をテーマに、課題はメルセデス・ベンツGLAクラスのオリジナルデザインを募集。今回は、特別審査員として、ホシノインパルの代表取締役社長 星野一義氏を迎えて、受賞者への表彰が行われた。

応募は学生を対象に2015年3月2日から4月20日まで実施。コンテスト審査会を開催した後、5月19日に受賞作品が発表された。その後、最優秀作品に選ばれたデザインに基づき、ホシノインパルにより製作を開始。約3ヶ月の製作期間を経て世界に1台の「GLAクラス」スペシャルカーが完成した。

主催者であるヤナセオートシステムズ代表取締役社長の木田春夫氏は、「学生からの多数の応募があり、車に対し興味を持ち、熱い思いと楽しさを感じている若者たちがたくさんいることに気付いた。スペシャルカーの完成度も想像を超えるレベルだった」とコメント。

同じく、主催者であるEMGマーケティング執行役員潤滑油本部長の本田貴浩氏は、「中学2年生から大学院生まで幅広い応募があり、選定には大変苦労した。モータリゼーションの未来は捨てたものではない。期待を抱くことができた」とした。

最優秀 ヤナセ100周年賞を受賞したのは千葉大学大学院 工学研究科製品デザイン研究室の大木 佑太さんの「GLACLASS+100km」。どんなライフスタイルにも合う多彩な使い勝手が魅力のGLAに山道の走破性を加え、ウニモグやトラック、Gクラスのような頑丈なイメージでスタイリングを行ったという。

大木さんは、「立体に起こすことで凄く勉強になりました。また完成した車に乗って愛犬と+100km遠いところへドライブに行きたい」と語った。

GLACLASS+100km
GLACLASS+100km