▲『あぶない刑事』シリーズの完結編となる劇場版『さらば あぶない刑事』が1月30日に公開となりました! あぶない刑事といえばこれですよね。日産 グローバル本社ギャラリーでは2月29日まで映画に登場するレパードとGT-Rの覆面パトカーが展示されています! ▲『あぶない刑事』シリーズの完結編となる劇場版『さらば あぶない刑事』が1月30日に公開となりました! あぶない刑事といえばこれですよね。日産 グローバル本社ギャラリーでは2月29日まで映画に登場するレパードとGT-Rの覆面パトカーが展示されています!

F31型レパードが、スクリーンに帰ってきた!

1986年10月、テレビ史に名を残す革新的なドラマが放送されました。それがご存じ『あぶない刑事』。刑事ドラマにスタイリッシュでコミカルな雰囲気を盛り込んだ同作は大ヒット作品となり、テレビシリーズはもちろん劇場映画も大成功を収めました。

そして公開中の『さらば あぶない刑事』で30年におよぶあぶない刑事シリーズが完結となります。舘ひろしさん演じる“ダンディー鷹山”こと鷹山敏樹と、柴田恭兵さん演じる“セクシー大下”こと大下勇次が見られなくなるのは寂しいもの。この映画は公開前から大きな話題となり、大ヒット間違いなし状態となっています。

あぶない刑事といえばもうひとつ絶大な人気を誇る“キャスト”がいますよね。それはユージがステアリングを握る日産 レパード(F31)です。刑事ドラマに車は欠かせない存在ですが、中でもレパードはドラマ放映と同時にブームとなり、現在でも大切に乗り続けているファンがいるほど。

今回は、こういった名作刑事ドラマの影の主役となった劇中車たちをご紹介! 車が印象に残る作品は派手なカーチェイスシーンが多くあるものになりがちなので少し古い作品が多くなりますが、それでも今ならまだ中古車で探せるものがほとんど。憧れの主人公になったつもりで(安全第一で)乗りまわしてみませんか!?
 

▲日産ギャラリーにはサングラスをかけたタカとユージと一緒に写真を撮れるパネルも展示されています。スタッフが足を運んだのは平日の昼間ですが多くのサラリーマンがレパードやGT-R、そしてこのパネルと一緒に写真を撮っていました ▲日産ギャラリーにはサングラスをかけたタカとユージと一緒に写真を撮れるパネルも展示されています。スタッフが足を運んだのは平日の昼間ですが多くのサラリーマンがレパードやGT-R、そしてこのパネルと一緒に写真を撮っていました

『さらば あぶない刑事』

横浜・港署のタカ(舘ひろし)、ユージ(柴田恭兵)、トオル(仲村トオル)、カオル(浅野温子)らがスクリーンに戻ってきた! 定年退職間近のタカとユージだが、銀星会残党を追ってブラックマーケットを襲撃したりなど暴れ放題!

今作もド派手なアクションが期待できます。テレビシリーズで人気に火が付いたF31型レパードに加え、現行型GT-Rも覆面車両として登場。黒いスーツにサングラスでクールに乗ってみたいですね。
 

▲ユージがステアリングを握りタカが助手席に座る。F31レパードはあぶない刑事シリーズの代名詞的存在です。当時絶大な人気を誇ったトヨタ ソアラの対抗馬的な存在でしたが、あぶない刑事に登場して人気が爆発しました。ほとんどの中古車は100万円以下で見つかりますが、中にはフルレストアされ内外装、機関系ともにビカビカの状態にしてあるものもあります ▲ユージがステアリングを握りタカが助手席に座る。F31レパードはあぶない刑事シリーズの代名詞的存在です。当時絶大な人気を誇ったトヨタ ソアラの対抗馬的な存在でしたが、あぶない刑事に登場して人気が爆発しました。ほとんどの中古車は100万円以下で見つかりますが、中にはフルレストアされ内外装、機関系ともにビカビカの状態にしてあるものもあります
▲『さらば あぶない刑事』に登場する覆面車両。新しいスーパーカーのあり方を提案し2007年12月に登場した現行型GT-Rは改良を重ね常に進化しています。2008年式のベースグレードは500万円を切る中古車も出回るようになりましたが、スペックVやエゴイストなどのスペシャルモデルは現在でも1000万円前後の価格で流通しています ▲『さらば あぶない刑事』に登場する覆面車両。新しいスーパーカーのあり方を提案し2007年12月に登場した現行型GT-Rは改良を重ね常に進化しています。2008年式のベースグレードは500万円を切る中古車も出回るようになりましたが、スペックVやエゴイストなどのスペシャルモデルは現在でも1000万円前後の価格で流通しています

『西部警察』

1979年10月にテレビドラマとしてスタートした西部警察シリーズは、大門圭介(渡哲也)率いる大門軍団がド派手な銃撃、カーアクションを繰り広げる人気シリーズ。ヘリからライフルで狙撃する大門、ハーレーにまたがりながら銃を構え敵に挑むタツ(舘ひろし)など伝説的なシーンが数多くあります。

スーパーマシンと呼ばれる、とても警察車両とは思えない改造が施されたモデルが登場すると同時に、セドリックやトラックなどいろいろな車の迫力ある爆破シーン(シリーズで破壊した車両は4600台以上といわれています)も多数ありました。
 

▲『スーパーZ』と呼ばれる大門団長のマシンはガルウイングドアに改造され、ボンネットに催涙弾発射銃が搭載されます。ベースとなったS130型日産 フェアレディZ(Z280)は1978年デビュー。中古車流通量は数台という希少モデルで価格も300万円近くします。欲しい人は覚悟をもって探しましょう ▲『スーパーZ』と呼ばれる大門団長のマシンはガルウイングドアに改造され、ボンネットに催涙弾発射銃が搭載されます。ベースとなったS130型日産 フェアレディZ(Z280)は1978年デビュー。中古車流通量は数台という希少モデルで価格も300万円近くします。欲しい人は覚悟をもって探しましょう
▲真っ赤なボディが印象的な『マシンRS』。コンピュータ、カメラ、レーダーなどで武装した電脳車両でした。ベースとなった6代目日産 スカイラインRS(R30型前期)は1981年デビューで、RSは1983年に追加されました。後期型RSは“鉄仮面”と呼ばれファンが多いため中古車も何代か見つかるものの、前期型は極めて少なくなっています ▲真っ赤なボディが印象的な『マシンRS』。コンピュータやカメラ、レーダーなどで武装した電脳車両でした。ベースとなった6代目日産 スカイラインRS(R30型前期)は1981年デビューで、RSは1983年に追加されました。後期型RSは“鉄仮面”と呼ばれファンが多いため中古車も何代か見つかるものの、前期型は極めて少なくなっています

『相棒』

警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)が相棒とともに難事件を解決する人気シリーズ。2000年にスタートした本作。現在は法務省キャリア官僚の冠城亘(反町隆史)が相棒となるseason14が放送されています。

▲season11から杉下警部がステアリングを握るのは黒い日産 フィガロ。紅茶を愛し、ブリティッシュスーツを着こなす右京さんにピッタリのモデルです。フィガロは1991年にデビューしたオープンタイプのパイクカー。流通台数は約30台。150万円以下の中古車が多くなっています。純正色に黒はありませんでしたが、黒く全塗装した“右京モデル”の中古車も見つかります ▲season11から杉下警部がステアリングを握るのは黒い日産 フィガロ。紅茶を愛し、ブリティッシュスーツを着こなす右京さんにピッタリのモデルです。フィガロは1991年にデビューしたオープンタイプのパイクカー。流通台数は約30台。150万円以下の中古車が多くなっています。純正色に黒はありませんでしたが、黒く全塗装した“右京モデル”の中古車も見つかります

『踊る大捜査線』

「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」「俺に部下はいない。いるのは仲間だけだ」「責任をとる。それが私の仕事だ」など数々の名言に日本中が涙を流した大ヒットシリーズ。1997年からスタートした本作は東京・お台場の湾岸署が舞台に。

本庁と所轄、室井慎次(柳葉敏郎)と青島俊作(織田裕二)らの関係を自分が属する組織と重ねながら見た人も多いはず。刑事ドラマにつきもののカーチェイスシーンなどはほぼありませんでしたが、よく見ると珍しい車、面白い車が登場しています。

▲『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で湾岸署のパトカーとして使用されていたのが3代目日産 マーチです。キュートなルックスで人気の高かったマーチは中古車も豊富。ほとんどの中古車が総額50万円以内で見つかるのも魅力です ▲『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で湾岸署のパトカーとして使用されていたのが3代目日産 マーチです。キュートなルックスで人気の高かったマーチは中古車も豊富。ほとんどの中古車が総額50万円以内で見つかるのも魅力です
▲『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で警視庁特殊急襲部隊(SAT)の車両として登場するのがハマー H1。封鎖されたレインボーブリッジに赤色灯を回しながら走ってくるH1の姿は壮観です。約2.2mある全幅は日本だと走れる道が限られますが、これでしか味わえない乗り味を体験してみたい人もいるはず! 中古車価格は540万~2000万円と幅広くなっています ▲『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で警視庁特殊急襲部隊(SAT)の車両として登場するのがハマー H1。封鎖されたレインボーブリッジに赤色灯を回しながら走ってくるH1の姿は壮観です。約2.2mある全幅は日本だと走れる道が限られますが、これでしか味わえない乗り味を体験してみたい人もいるはず! 中古車価格は540万~2000万円と幅広くなっています

『刑事貴族』

1990年にスタートしたアメリカンテイストあふれる刑事ドラマ。舘ひろし、郷ひろみ、水谷豊など豪華な俳優陣が主役を演じたことでも知られています。登場する車も、キャストごとに代わっていきました。

▲刑事貴族2で覆面車両といえばトヨタ ソアラ(30系)。作品内ではダークグリーンの2.5GT-Tが使用されています。80年代からハイソカーとして人気を博しましたが、この代からレクサス SCとして海外でも販売されるようになりました。30系ソアラの大排気量エンジン車は優雅な乗り味が魅力。2.5GT-Tはレスポンスのよい走りが持ち味でMTも設定されています。現在ではほとんどの中古車が100万円以下ですが、台数が減少しているので欲しい人はお早めに! ▲刑事貴族2で覆面車両といえばトヨタ ソアラ(30系)。作品内ではダークグリーンの2.5GT-Tが使用されています。80年代からハイソカーとして人気を博しましたが、この代からレクサス SCとして海外でも販売されるようになりました。30系ソアラの大排気量エンジン車は優雅な乗り味が魅力。2.5GT-Tはレスポンスのよい走りが持ち味でMTも設定されています。現在ではほとんどの中古車が100万円以下ですが、台数が減少しているので欲しい人はお早めに!

『ゴリラ・警視庁捜査第8班』

1989年4月にスタートした石原プロモーション作品で、渡哲也、舘ひろし、神田正輝などが出演するハードボイルド刑事ドラマです。

この作品には三菱自動車が車両提供しており、グループAでも活躍したギャランVR-4、ミラージュサイボーグ、パジェロなど当時の人気車が多数登場しました。

▲1983年のデビュー当時からカルトな人気を誇った三菱 スタリオン。番組ではブリスターフェンダーが与えられた最終モデルが使用されていました。ガルウイングに改造されたスタリオンはジャッキー・チェンが出演した映画『キャノンボール2』にも登場していました。中古車流通量は10台未満で、価格も200万円前後のものが多くなっています ▲1983年のデビュー当時からカルトな人気を誇った三菱 スタリオン。番組ではブリスターフェンダーが与えられた最終モデルが使用されていました。ガルウイングに改造されたスタリオンはジャッキー・チェンが出演した映画『キャノンボール2』にも登場していました。中古車流通量は10台未満で、価格も200万円前後のものが多くなっています
text/高橋 満(BRIDGEMAN)
photo/日産自動車、ハマージャパン、トヨタ自動車、三菱自動車