【まさにSF】ホログラムを使ったロシアの身体障がい者専用駐車場のマナー向上運動が未来すぎる
カテゴリー: トレンド
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2015/10/22
交通マナー以前に、健常者が守るべき最低限のマナー
ロシアでは交通マナーの悪さが取り沙汰されています。渋滞中に歩道を走る人や、線路を走って“近道”をする人などもいるそうで……。そんなチャクチャなロシアの交通事情は、動画共有サイトで「RUSSIA CAR CRAZY」と検索すると、垣間見ることができます。
駐車事情でも同様にマナー違反が横行しており、特に身体障がい者用駐車スペースへの違法駐車が問題視されています。まぁ、これはロシアに限らず、日本でもたまに取り上げられるマナー違反です……。
その違法駐車対策として、ロシアの身体障がい者を支援する非営利団体「Dislife Ru」が広告代理店の「Y&Rロシア」と行った共同プロジェクト「More than a sticker(ステッカー以上)」はかなりユニークです。
通常、この手の“マナー向上”運動といえばパンフレット、ステッカーなどの配布による啓蒙活動が一般的でしょう。しかし、Dislife.RuとY&Rはホログラムを活用。身体障がい者マークのない車が身体障がい者用駐車スペースに停めようとしたらホログラムで車椅子に乗った男性が投影されドライバーに注意を促す、というキャンペーンを実施したんです。
専用のカメラを駐車場に設置することで身体障がい者ステッカーの有無を認識してホログラムを作動させるそう。「止まれ!何をしようとしてるんだ!オレは単なる地面に書かれたサインじゃないんだ!」と言葉も発するようです。なお、ホログラムは人間には見えないほどの細かな粒子の水を噴射し、そこにライトを当てる、というものです。
しかもこの3Dホログラム、ヨーロッパ最大級のAviaparkというロシアのショッピングモールでは身体障がい者用駐車スペースに常設されているそうです。
身体障がい者用駐車スペースは、理由があって存在しています。皆さんもマナー、守りましょうね!
【関連リンク】
- Dislife.Ru
- Avipark
- 身体障がい者専用駐車場のホログラムを動画で見る(«Больше, чем знак» на защите прав инвалидов|YouTube)