ベントレーとジャガーの新型SUVに次期Eクラスも?自動車メーカー自ら情報をリークする時代!?
カテゴリー: トレンド
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2015/08/17
自動車メーカーのYouTube公式チャンネルはリーク情報の宝庫?
マーケティングのセオリーなのか、どんな製品であろうと必ず新製品発表までにはいくつかのステップがあるものです。「新製品の内容が漏れ伝わり」→「開発段階の写真がいつの間にか広まる」→「大々的な記者発表会にて新製品が正式にお披露目される」といった流れです。
消費者に新製品への興味を持たせ、満を持して新製品を発表し、アクションにつなげる、という方程式なのでしょう。まぁ、人間で例えるなら「お見合い」みたいなものですね。写真でプレゼンし(期待をもたせ)、実際に会い(発表会のようなもの)、その後のアクションは二人の決断次第って感じでしょうか(笑)。
面白いもので、いわゆる高級ブランドと呼ばれる老舗はかつてインターネットの使用に消極的でした。インターネットの普及が本格化し始めた1990年代後半「あえてインターネット上に掲載しない」という方針が一部であったほどです。
でも、時代は変わりました。スクープ雑誌に開発途中の車両の写真をすっぱ抜かれてきた自動車メーカーですが、今では自動車メーカー自らが正式発表前の車両をプロモーションの一環として公開するようになりました。
ちょっとさかのぼって4月にBMWが動画共有サイト「YouTube」に公開したのは、その時点では未発表だった新型7シリーズでした。新型7シリーズの目玉のひとつとなる、リモコンキーを使った車庫からの出し入れをYouTubeにアップしたんです。6月には新型7シリーズが正式発表され、モザイク無しでお披露目されました。
しかし素朴な疑問ですが、最近はスマートフォンや車両の鍵を使って外から“リモート”コントロールで車庫の出し入れがトレンドになるんでしょうか。先日、開発途中の次期Eクラスでもそんな動画がアップされていました。
他にも、ベントレーが間もなくお披露目されるといわれている、ベントレー史上初となるSUV「ベンタイガ」のテスト走行模様を動画で公開。カムフラージュに包まれたボディから、どのようなデザインになっているかは分かりませんが、興味をそそられます。
また、ジャガーも新型SUV「F-PACE」のテストシーンをYouTubeにアップしています。コチラはベントレーよりも“チラ見せ”を多用しています。灼熱地獄から極寒の地まで走行テストを繰り返しているようです。
もちろん自動車メーカーが自らリークする開発途中の車両もありますが、スクープ動画がYouTubeをはじめとした動画共有サイトにアップされることもまだまだあります。
そんな一例が先日、アルファロメオが発表したBMW M3やアウディ S4などの対抗馬となるジュリアです。ジュリアのプロモーション動画撮影模様がスクープされていました。これは純粋に撮影現場に居合わせた一般人によるものでしょう。
再生回数の少なさからみてもバズマーケティングの類ではなく、単にスクープ動画をアップして“埋もれた”状態なんだと思いますが……。いやはや、インターネット上には本当に様々な情報がアップされる時代になりました。そういう意味では“見る側”が積極的に情報を探っていく時代が到来しているんでしょうねぇ。
まっ、自動車メーカーのオフィシャルチャンネルはプロモーションの性質が強いとはいえ、ちゃんと(?)リーク情報も出してくれています。こまめにチェックしてみるのも面白いかもしれません。
【関連リンク】
- BMW7シリーズのティザー動画
(The all-new BMW 7 Series. Preview.|YouTube) - BMW7シリーズ正式発表後のプロモーション動画
(The all-new BMW 7 Series. All you need to know.|YouTube) - スマホで車庫の出し入れをする次期M・ベンツEクラスのプロモーション動画
(2016 Mercedes E-Class Remote Parking Pilot|YouTube) - 次期M・ベンツEクラスに投入される技術解説動画
(Mercedes-Benz TV: Preview of the future E-Class technology.|YouTube) - ベントレーのSUV「ベンタイガ」のテスト走行動画
(A new level of performance - Bentley Bentayga|YouTube) - ジャガーの新型SUV「F-PACE」のテスト動画
(Jaguar F-PACE | Extreme Weather Testing|YouTube)