高級車が民宿に? 1000万円クラスのテスラ モデルSに1万円ちょっとで“泊まれる”サービスが話題
2015/02/12
テスラ モデルSは1000万円クラスの高級車ゆえに……
最近、若い旅行者の間で人気なのが「airbnb」(エアB&B)です。個人間の空き部屋を短期間貸し借りする、オンラインサービスです。旅先でホテルに滞在する代わりに、個人の空き部屋に滞在できる、というものです。
エアB&Bの名前の由来は、英語の民宿を意味するBed&Breakfast(=B&B)と、空気で膨らませる簡易式エアベッド(=エア)です。「自分の家を民宿にしてしまう」という意味合いが込められているのでしょう。そんなairbnbですが現在では、世界190ヵ国以上で展開され、34000以上の貸し部屋/一軒貸情報が掲載されているそうです。
で、アメリカ・アリゾナ州フェニックスで掲載されている“貸し部屋”がちょっとした話題になりました。なんと、その部屋……。テスラ モデルSなんです(笑)。スペース的にはカプセルホテルより少し広い感じでしょうか?
「え、シャワーやトイレは?」と疑問に思うでしょうが、もちろん考慮されています。ビルトインガレージに鎮座するモデルSの車内がベッドルームになっていて、母屋のリビングとバスルームも使えます。
オーナーはモデルSの毎月のローンを軽減させるため、airbnbに参画したそうです。ちょっと前まで、このモデルSの宿泊客は翌朝8時までには“退室”することが求められていました。というのも、オーナーが翌朝8時には仕事にモデルSに乗って出勤していたから(笑)。なんでも、昼間はUBER(個人ドライバーを用いたオンラインの相乗りサービス)でドライバーをしているそうです。
ただ、生活に余裕ができたのか利用者から不満の声があがったのか、理由は不明ですが、最近ではチェックアウトの時間は午前10時になったようです。
いやはや、効率的というか、話題集めの賢い戦略というか……。アメリカならではの自由な発想ぶりを垣間見た気がします。
【関連リンク】
- airbnbでのテスラ モデルS掲載ページ(airbnb)