家族の時間を挽回? シニアの車選びに変化アリ!【バン買い世代】
2013/12/17
今の車選びのトレンドはダウンサイジングだ。しかし、団塊世代をはじめとする孫を持つ男性の中には、その流れとは逆の車選びをする人が増えはじめている。「子どもが自立し夫婦2人で暮らしているから、次はコンパクトカーにしようかな」という人も多い中で、子家族、孫との時間を大切にしている「バン買い世代」に注目した
今、バンを買うアクティブシニアが増えている!
若い頃は身を粉にして働いたという団塊世代の方は多いだろう。そのためか、子育てに十分に時間が取れなかったと思っている人も少なくない。
カーセンサーが行ったアンケートでは、「子供と十分に接することができた」と思っている方は約3割しかいなかった。しかし、「孫との時間を多く持ちたい」と思っている方は約6割もいた。
そういった気持ちが車選びにも現われている。子供たちが独立し大きい車が必要でなくなっても、“孫のため”にミニバンを買うという方が増えてきているのだ。
今回お話を伺ったT.N.さん(63歳)もそう。Tさんは子供が生まれた頃は海外出張していたこともあって、必然的に子育てに関わることは少なかった。それから時が経ち、孫が生まれ、奥さん曰く「子育てできなかった分を取り返そうしているよう」にお孫さんと接しているという。
そんなTさんが現在乗っている車はホンダのオデッセイ。子供たちが自立し別々に生活する中で、Tさんが選んだ車はミニバンだった。
「車を買う際、大きかったのはやはり孫の存在。娘家族に車がなかったので、家族全員で出かけるためにはサイズの大きい車が必要だったんです」
娘家族のために使う頻度は高くはない。しかし、孫たちと会う土日のことを考えての車選びだ。実際、オデッセイは週末には大活躍している。
ちなみに外出の際、運転するのは決まってTさんだという。その理由を尋ねると「妻や娘より運転が上手い自信があるというのもありますが、“孫に良いところを見せたい”という気持ちもありますね(笑)」と目を細めた。
「家族の時間を挽回しようとしている」と言うのは大げさかもしれない。しかし、いわゆるアクティブシニアの方々が“家族と過ごすための車選び”に積極的になり始めているというのは間違いないだろう。
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