エクストレイルハイブリッドのエコラン競争に参戦。ガチで挑んだ結果、燃費と順位がwww
カテゴリー: レース&イベント
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2015/09/03
日産エクストレイルハイブリッドのエコラン競争で、昨年のリベンジ!
8月末に開催された「日産エクストレイルハイブリッド メディア対抗エコラン競争」にカーセンサー編集部員ペリーが挑んだ。実は前回のスカイラインハイブリッドで開催されたエコラン競争では惨敗している。
その屈辱的な様子はこちらで確認していただきたいが、結局前回の敗因は助手席でず~~~っと寝ていただけの編集部員福嶌にある。そこで今回は必勝を期すため、その先輩にあたるたけだたけしを選抜した。この万全の布陣にエコラン競争にかけるペリーの意気込みを感じていただきたい。
さて、今回は神奈川県横浜市にある日産グローバル本社から山梨県の富士ヶ嶺までの約150kmのコース。ルールは到着順や時間を競うものではなく到着時の燃費の良さを競うというものだ。燃費が同じならば区間中に占めるEV走行率で順位を決める。ルートは自由なので、走り方と同じくらいルート選択という戦略が重要なのだ。
使用された車は高い走破性に加えハイブリッドシステムによりさらなるパワーと低燃費を手に入れたエクストレイルハイブリッドだ。カタログ燃費はガソリンモデルを上回る20km/Lと2L 4WDのSUVとしては抜群にエコな車だ。
勝機アリと思いきや……
当日、日産グローバル本社にひと足早く到着した。勝負はすでに始まっている。必勝を期するために、情報収集する。敵を知り己を知れば百戦殆からずだ。孫子は良いことをいうものだ。
で、ペリーの地獄耳を駆使して得た情報によると、前日までに戦いを済ませたチームの上位成績は19km/L台とのこと。なんとカタログ燃費の20km/Lを超えていない!? どうやら前日までの悪天候が響いたようだ。何だか十分勝てるような気がしてきた。いや、勝ったも同然だろう。
ここで異変に気がつく。たけだたけしが来ていない。集合時間はとっくに過ぎているのに。と、思っていたらとスマホにメールが。遅いぞ、たけだ!
「すいません。たいちょうがわるいのでいけません」
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
( ゚д゚)ポカーン
編集部の威信をかけた、絶対に負けられない戦いがここにある
……ふざけんな、たけだ!! 31歳にもなってドタキャンしてんじゃーね! と怒りで少し取り乱したが、冷静に考えれば余計な重量物がない分、有利になったともいえる。周りを見渡すと大体のチームが2人組で参加しているし結構なアドバンテージだ。ということで問題なし! ノー問題だ(ただし、たけだは許さない)。
予期せぬトラブルもあったが、そんなこんなでレースはスタート。目標はカタログ値の20km/Lだ。もちろんエアコンは使わない。窓全開で横浜の街を眺め、大好きな長渕剛の『Jeep』を頭の中でリフレインさせながら高速を走る。ワークブーツも履いていないし、湾岸道路を走っているわけでもないが、横浜のドライブは最高だ。推奨ルートは東名から圏央道、中央道というコースだったが、特に深い意味はなく御殿場ICから一般道というルート選択をした。
東名に入ったあたりで、チラリと燃費計を見ると20km/Lとなっている!? これは勝てるぞ! そう確認したのもつかの間、海老名SAを過ぎたあたりで最初のトラップが……。燃費重視のノロノロ運転のペリーになぜか並走しているフーガが。気になって見てみると日産広報部のみなさん。しかも広報部の偉い人、S氏はニヤニヤしながらソフトクリームを食しているではないか! そして全員で手を振って気持ちよく加速して行くのだった。これに動揺し右足に思わず力が入ってしまい、気持ち良い加速をしてしまったことで、燃費は一気に19km/L台まで落ちる。おのれ、S氏。
厚木を過ぎると東名も上り坂が続き、燃費の維持が難しいどころか下がってゆく。燃費計は18km/L台も御殿場で降り後は一般道をEV走行で流して行けばかろうじて19km/L台は狙えそうだ。
ところが、天候の悪化や、だらだらと続く上り坂にEV走行ができず遂に16km/L台まで落ちてしまう。もしかしてかなりのピンチなのでは……集中力が切れそうだ。
ガッツで富士五湖道路で何とか17km/L台まで持ち直すも、それ以上伸びることなくそのままゴール。28チーム中の20位という残念な結果で、ペリーの戦いは終わったのだった。
冴えない。サエナスギル……。そう落ち込んでいたら、どうやらキリ番ということで商品がもらえるらしい。マジっすか、日産さん。これなら編集部のみんなも笑って許してくれる……よね?