2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車が決定!【東京モーターショー2013】
2013/11/23
11月23日(土)、東京モーターショー2013会場内にて「2013-2014 日本カー・オブ・ザ・イヤー」が発表された。「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、日本国内で市販された乗用車の中で、その年最も優秀な車に贈られる名誉ある自動車賞。自動車評論家など60名の選考委員による投票によって決定される。
本年度の「日本カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのはフォルクスワーゲン ゴルフ。「イノベーション部門賞」は三菱 アウトランダーPHEV、「エモーショナル部門賞」はマツダ アテンザ、「スモールモビリティ部門賞」はスズキ スペーシア/スペーシアカスタムとそのOEM車であるマツダ フレアワゴン、「特別賞」は福祉車両のダイハツ ムーヴ フロントリフトシートが受賞した。
日本カー・オブ・ザ・イヤーで輸入車が大賞を取るのは初めてのこと。国産車、輸入車の区別なく、日本国内でユーザーが購入できる車が平等に評価された結果だ。思い切った価格設定で販売好調なゴルフを筆頭に、今年は輸入車が売れている。これをきっかけに輸入車の売れ行きにもう一段弾みがつくかもしれない。
今年のカー・オブ・ザ・イヤーのもうひとつのトピックスは、特別賞で福祉車両が取り上げられたこと。高齢化社会が進む中で、自動車が社会に果たせる役割を見つめなおした上での賞の選定だ。「豊かな車社会の実現へ向けて、福祉車両の開発や販売に関わるすべての自動車メーカー、販売店、サプライヤーなどを応援して行きたい」という実行委員からのメッセージにも着目したい。
大賞はフォルクスワーゲン ゴルフ。次点はホンダ フィット/フィットハイブリッド
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」にはフォルクスワーゲン ゴルフが選出された。輸入車が選ばれたのは初。採点でも満点をつける審査員が続出し、600点中504点という圧倒的なハイスコアを達成した。数々の新技術が採用され、安全性能から環境性能、走行性能、走る楽しみ、実用性が高次元でまとまっている。今、日本のユーザーに最も乗ってほしい車として評価された
国産車では最高得点373点を獲得し次点につけたホンダ フィット。前評判も高かったが惜しくもゴルフには届かなかった。3代目となる今回のフィットは、新しいハイブリッドシステム「スポーツハイブリッド i-DCD」搭載によりJC08モード36.4km/Lという驚異の低燃費を実現している。惜しくも賞は逃したが、日本を代表するコンパクトカーとして高い評価を得た
「イノベーション部門賞」に選ばれたのは三菱 アウトランダーPHEV。ほぼモーターだけで走ることができるPHEVシステムを搭載した革新性が高く評価された。ガソリンでも充電した電気でも走ることができ、大容量の電力をアウトプットできる電力源としても使用できる
「エモーショナル部門賞」に選ばれたのはマツダ アテンザ。コンセプトカーのデザインをほぼそのままに商品化。あらゆるシーンで情熱的、躍動的で存在感のあるデザインが所有する喜びを感じさせる。そのプロダクトとしての完成度の高さが評価された
「スモールモビリティ部門賞」に選ばれたのはスズキ スペーシア/スペーシアカスタムとOEM車のマツダ フレアワゴン。軽の枠いっぱいの室内の広さを実現しながら、燃費、動力性能、パッケージの全方位で完成度の高い車に仕上げられている。その軽自動車としての高いクオリティが評価された
「特別賞」にはダイハツ ムーヴ フロントリフトシートが選出された。福祉車両が受賞したのは今回が初めて。来たるべき高齢化社会に対し車が果たせる役割、取り組み方のよい代表例として、新しい車の構造や従来より低価格でフロントシートリフトを装着したことなどが認められた
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