クラシックカーで、日本の文化遺産や名所旧跡を巡り、1都1府8県をまたぐ全長約1000kmを走破する「ラリーニッポン2012」が11月3日から4日間にわたり開催される。

ラリーへの参加資格は1974年12月31日までに製造された車であること。その上で、陸運局から認可されたナンバープレートを取得した車両に限られ、レプリカは認められない。4回目の開催となる今回は、参加予定の80台が世界文化遺産である京都の上賀茂神社を出発。福井県・一乗谷朝倉氏遺跡や長野県・諏訪大社などの旧跡を経て、ゴールである東京の靖国神社を目指す。

過去の参加車両を見ると、ブガッティ T35Aやメルセデス・ベンツ 300SL クーペガルウィングなどの世界の名車から、ホンダ S800やダットサン フェアレディSR311などの国産の名車まで幅広い。少量生産で知られるスポーツカー、AC エースに乗った雅楽演奏家の東儀秀樹氏やトヨタ 2000GTで参加したタレントの唐沢寿明氏の姿もあった。

ラリーニッポンは日本のラリーイベントの中で観光庁の支援を受ける唯一のイベント。参加者がラリー競技を楽しむだけでなく、4日間の旅を通じて、参加者や観戦者が日本の美しい建物や歴史、自然に触れることができる。そういった活動を通じての日本の活性化という点で、観光庁に認められているのだ。

今回の参加車募集は終了しているが、クラシックカーが日本の風景を美しく彩る姿を観戦する楽しみは格別だ。

「ラリーニッポン2012」は11月3日から11月3日までの4日間

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国内外の名車が集結。京都を出発し東京を目指す

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「ラリーニッポン2011」の一幕。文化遺産同士の競演!

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