ボルボ V70
[スペック:V70 3.2 SE]
・全長×全幅×全高:4825×1890×1545mm ・トランスミッション:6AT ・駆動方式:4WD ・車両重量:1770kg ・エンジン種類:直6DOHC ・総排気量:3192cc ・最高出力:175(238)/kW(ps)・6200rpm ・最大トルク:320(32.6)/N・m(kg-m)・3200rpm

ボディサイズを拡大しプレミアム感が増した

日本でもプレミアムエステートの代名詞ともなったV70が7年ぶりにフルモデルチェンジ。よりラグジュアリーに、よりスポーティに生まれ変わった。
エクステリアは先代と大幅に変わった印象はないが、実際のサイズは25mmワイドトレッドになったこともあり、一回り大きくなったように見える。一クラスランクが上がったような感覚だ。
デザインは、高級感とスポーティさを併せ持つスカンジナビアンデザインを採用。クロームメッキのフレームに黒い格子パターンを用い、縦軸はクローム仕上げを施したグリルなどが特徴的だ。
一方インテリアは、丸みを帯びた長方形で構成され、人間工学に基づいたデザインとなっている。ボディの拡張により、居住空間も大幅に拡大。乗員すべてがファーストクラスの快適性を味わえるように設計され、後席のレッグスペースは先代に比べ約50mmも広くなっている。
搭載されるエンジンは新開発の直6 3.2L(NA)と3.0L(ターボ)。これにエンジンパワーを最大限に引き出す6ATを搭載。また日本には直5 2.5L(ターボ)も導入される予定で、3つのエンジンからお好みでチョイスできる。
V70と同時に、クロスカントリーというセグメントを生み出したXC70も登場。V70の高級感はそのままに、HDC(ヒル・ディセント・コントロール)や先進のプレチャージ式電子制御AWDが搭載され、悪路走破性はより高いレベルに達している。
日本ではV70もXC70も、'07年11月1日から予約受付が開始される予定だ。
ボルボ V70 リアスタイル
↑リアエンドにはスポーティな傾斜がつき、六角形をモチーフにしたテールゲートは、ラゲージの使い勝手にも貢献している

ボルボ V70 インパネ
↑インパネの造形は、北欧スウェーデンならではの雪をまとう稜線からインスピレーションを受けてつくられたという

ボルボ V70 シート
↑グレードによっては、シート表面の湿度と温度を最適化する、ベンチフローテッド.フロントシフトが採用されている

ボルボ V70 ラゲージ
↑V70のラゲージルームは、先代に比べて容量は60L増加。またテールゲートにはボルボ初の電動式のパワーゲートを装備

ボルボ V70 ラゲージ
↑ルーフレールはV70と異なり、Aピラーとつながって流れるようなラインを描く、専用のものとなった