技術展示が充実したマツダブース【東京モーターショー2009】
カテゴリー: レース&イベント
タグ:
2009/10/14
コンセプトカーは欧州公開済みの1台だけだが
次世代のパワートレーンが一気に披露される
東京モーターショーのマツダブースに登場するコンセプトカーは1台。2008年パリサロンで初披露された「清(きよら)」(写真左)が、ついに国内デビューを果たす。
このコンセプトモデルは近未来のシティコミューターを模索したもので、次世代の直噴ガソリンエンジンと6速ATが搭載されており、10・15モード燃費で32km/Lを記録するという。
低燃費実現にはアイドリングストップ機構や減速時にエネルギーを回生する充電システムも貢献。100kgの軽量化や空気抵抗の少ない外観デザインも好影響を及ぼしている。
このコンセプトモデルは近未来のシティコミューターを模索したもので、次世代の直噴ガソリンエンジンと6速ATが搭載されており、10・15モード燃費で32km/Lを記録するという。
低燃費実現にはアイドリングストップ機構や減速時にエネルギーを回生する充電システムも貢献。100kgの軽量化や空気抵抗の少ない外観デザインも好影響を及ぼしている。
車のカタチをしている出展物は少ないが、技術展示に目を見張るものがある。マツダは2015年までに市販車の平均燃費を2008年と比べて30%向上させる目標を掲げており、そのカギを握る次世代パワートレーンを初披露。
一つがSKY-G(写真左)と呼ばれる直噴ガソリンエンジンだ。本体が新設計されているだけでなく、直噴システムの改良によって膨張比が極限まで高められているという。これにより、2L級のエンジンで比べると、現行より燃費とトルクが15%改善。アクセラクラスの車に搭載した場合、デミオ並みの燃費が実現できるそうだ。
同じくクリーンディーゼルも新開発され、こちらはSKY-D(写真中)と命名される。前述のSKY-G同様、エンジン本体が新設計されていて熱効率を改善。現行2.2Lエンジンと比べて燃費は20%も改善される見込みだとか。
そしてトランスミッションではSKY-Drive(写真右)と呼ばれる高効率ATを初公開。こちらは燃費とダイレクト感が向上しているもので、トルコンの滑りも最小限に抑えられている。ロックアップ領域の拡大で燃費は5%ほど改善するという。
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