東京モーターショー2009|日刊カーセンサー

今後も発展し続けるMiEVの世界を
2台のコンセプトカーで表現する三菱

三菱 PX-MiEV|日刊カーセンサー
三菱 i-MiEVカーゴ|日刊カーセンサー

幕張メッセの東ホールにブースを構える三菱自動車は、EV(電気自動車)のMiEVシリーズを中心に近未来テクノロジーが訴求される。出展された車のなかで、ワールドプレミアとして公開されるコンセプトカーは2台ある。

一つはコンセプトPX-MiEV(写真左)と呼ばれるプラグインハイブリッドカーだ。SUV風のソリッドな外観デザインに1.6Lガソリンエンジンと前後2個の電気モーターが搭載されている。中低速時には電気モーターだけで走り、電力不足に陥るとシリーズハイブリッド方式としてエンジンで発電。そして高速時には効率のよいエンジン走行に切り替わる。停車時には駆動用バッテリーの電力を電源として使うこともできるため、アウトドアレジャーや災害時に役立ちそう。10・15モード燃費は50km/L以上。

2010年4月から個人向け販売が始まるi-MiEVとともに、i-MiEVカーゴ(写真右)と呼ばれる個性的なコンセプトカーも展示される。前半分には丸いi-MiEVのノーズが使われ、後ろ半分にはスクエアボディが組み合わされており、デザインテーマ「ジョイント」をうまく表現。この後ろ半分には自在に使えるスペースが用意されており、フラットな床面によって高い使い勝手を確保している。

Photo/篠原晃一