まるで大きな愛犬! トヨタ ランドクルーザープラドと一緒なら洗車時間さえいとおしい
2025/04/10

【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんな車と、どんな時間を?
家族の隣にいつもプラドがいた1年間
コロナ禍の影響もあってオーダーから2年半。待ちに待ったプラドが川瀬家に納車とあいなったのは、昨年3月のことだった。納車の日は家族みんなで神奈川の自宅から宮城のショップまで新幹線で向かい、4人揃った楽しくにぎやかなドライブで、愛車を家族の一員に迎えたのだという。

川瀬さんの結婚前からの愛車はレンジローバーだったが、長女の誕生を機にステップワゴンに乗り替え、2人の子供たちを育ててきた。
下の子が小学生になってしばらくしたところで、もっと乗って楽しい車に乗り替えたいとランドクルーザープラドの購入を決めた。そんな夫の提案に、妻も喜んだそうだ。

「免許を取って、初めてカッコいいなと思った車が、たまたま主人も乗ってたレンジローバーだったんです。だから私もこういうタイプの車が好きなのでノリノリでした」
それから約1年、およそ1万kmをともに過ごしてきたプラドは、すっかり川瀬家のアイドルだ。
「やっぱり運転してて楽しいですよね。そんなに乗り心地がよくないのも、車に乗ってるなっていう感じがする」というパパは、釣りとサーフィンが趣味。休みと波のコンディションが整えば海に行き、家族をキャンプにも連れていく。
この1年、キャンプだけで秩父や富士山麓、遠くは三重県までプラドで出かけたそうで、2人の子供たちは「めっちゃ最高」「また行きたーい!」と飛び跳ねながら、車窓からの見晴らしの良さを大きな声で大絶賛している。

ママはというと、元気いっぱいの子供たちを見やりながら、「楽しそうにしてる家族と一緒に過ごすのが趣味かなぁ」と笑顔を見せる。
長女の新体操や長男のサッカーへと習い事の送迎や買い物などで毎日プラドを運転しているから、「俺より乗ってるよね」「うん、時間としては私の方が乗ってるね」と、夫婦でうなずき合った。

洗車タイムさえいとおしい、みんなプラドと過ごす時間が大好きだ!
お気に入りのカクカクした四角いボディはデザインとして素敵なだけではなく、見切りの良さにも利いているようで、購入前は気がかりだった狭い道のすれ違いも意外と困らない。


「車検から帰ってきたばっかりなんですけど、待っている間恋しかったです」と、ママもすっかりプラドにほれ込んでいる様子だ。
パパはいつか家族でサーフトリップに出かけたいと夢を語り、ママと長男のリョウスケ君は「また三重のグランピングに行きたい」といい、長女のチハナちゃんは「夏休みに行った新潟にもう一回行きたい。いつかフェリーで沖縄にも行きたい」と、プラドと一緒の旅の行き先は増えるばかりだ。

チハナちゃんはプラドの洗車も大好きで、なんと2週間に1度のペースで全工程を自分でやりきるのだという。
ある時、チハナちゃんが学校で不在の間にパパが洗車しておいた際にはすぐに気づいて「洗ったでしょ!」とお怒りだったそうで、以来午前中はチハナちゃんが洗車してからお出かけするのが川瀬家の定番なのだという。
家族みんなの真ん中で泡だらけにされながら、大型犬みたいにいい子に座っているプラドが目に浮かぶ。これぞ愛犬ならぬ愛車。ファミリーカーって、最高だ。

▼検索条件
トヨタ ランドクルーザープラド(初代)×全国
川瀬さんご家族のマイカーレビュー
トヨタ ランドクルーザープラド(初代)
●購入金額:車体435万円 排ガス対策込み
●走行距離:30万5000km(エンジンルームは新しい部品に交換して購入)、購入後は約1万km
●マイカーの好きなところ:カクカクしたフォルム
●マイカーの愛すべきダメなところ:強いて言うなら……背が高いので洗車が大変。脚立と柄付きスポンジを使わないといけない

ライター
竹井あきら
自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してからしばらく車を所有していなかったが、2021年春にプジョー 208 スタイルのMTを購入。近年は1馬力(乗馬)にも夢中。