まるで世田谷ベース! 骨太な無骨ガレージハウスは車を楽しむ基地となる
2023/09/15
車好きの憧れであるガレージハウス。しかし、最近では都市部でも駐車スペースが確保しやすいこと、乗車のしやすさといった利便性から検討する人も少なくない。
そこで、暮らしもカーライフも豊かにするガレージハウスをピックアップ。今回は埼玉県北本市に展示される“THE ガレージハウス”といった装いのモデルハウスを紹介する。
ライフスタイルを造るガレージハウス
ガレージハウスといえば、タレントの所ジョージさんが建てた「世田谷ベース」を思い浮かべる人は少なくない。そんな世田谷ベースの増築を手がけたのが建築ブランド「デイトナハウス×LDK」(以下デイトナハウス)だ。
同ブランドは、人生の創意工夫をテーマにした雑誌「デイトナ」と、数多くの設計&建築を手がけてきた「LDK」のコラボによって誕生。モデルハウス「BIG DOCK」も、遊び心満載なデザインで車好きの心をつかんで離さない。
BIG DOCK(造船所)の設計テーマは名前どおり、「住まい手のライフスタイルを造る場所」。人生を楽しくする住まいづくりが徹底されているが、その屋台骨となったのが「LGSシステム」だ。
「住宅において最も大事な要素は骨格」だと考えるデイトナハウスが行き着いた工法で、軽量鉄骨パネルをモジュールとしてボルトで組み立てていく。優れた建築強度と自由自在なレイアウトを両立でき、他の建材と異なる質感でインダストリアルな雰囲気を演出できる。
BIG DOCKでは、LGSシステムの骨格の美しさがいかんなく発揮されている。ガレージスペースでは、鉄骨と梁(はり)をむきだしにすることで存在感を主張。粉体焼き付け塗装でマットブラックに仕上げることにより、重厚さを醸し出している。
無骨な内装はクロスカントリーやスポーツカーなど趣味性の高い車との相性がいい。併設されるホビールームから眺める愛車とガレージは、車好き垂ぜんの光景だろう。
当然、ホビールームもLGSの恩恵を受けている。LGSパネルの胴縁に留めつける「FASブラケット」で、壁に棚板を直に設置可能。他の鉄骨と同じ素材であるため、統一感を保ちながら趣味のアイテムを飾ることができる。
ガレージとホビールームが一体となることで、自分のライフスタイルがよりアクティブになるはずだ。
住む人の暮らしを楽しくする骨太な基地
そもそもデイトナハウスのコンセプトは「骨を楽しみ、人生を楽しむ家」。生活スペースでも骨格の美しさを生かした内装となっている。
リビングとダイニング、そしてキッチンの内装は、ミッドセンチュリーデザインをほうふつ。伸びやかな線を引く木材に鉄骨やX型の二重鋼線がアクセントを加え、シンプルだが奥行きのある空間を作り出している。
中でも目を見張るのは、吹き抜けのダイニングに設置された「ダイナソーボーン」。マットブラックの鋼鉄製らせん階段で、インテリアの大黒柱として住まいに彩りを添える。
2階は間仕切りのない1フロア構成。リモートワーク用の仕事場として活用するのも一案であり、BIG DOCKでは実際に事務スペースとして活用されている。
注目したいのは、2階の壁一面が窓となっていること。窓にはマットブラックに塗装したオリジナルのスチールサッシを採用。室内の日当たりと開放感を両立しながら、鉄骨との親和性を高めている。
住む人の好みや趣味を満喫するためのベース(基地)となるBIG DOCK。車好きが住めば車に向き合う時間を増やし、カーライフがより骨太になるだろう。
名称:Heartsショールーム「BIG DOCK」
建物本体価格(税別):4350万円(2023年9月14日現在 ※設計費含む)
敷地面積:560.42㎡
建築面積:92.73㎡
延床面積:169.20㎡
デイトナハウス×LDK北本(Hearts建築工房)
住所:埼玉県北本市中丸7-365
TEL:048-579-5344
営業時間:11時~17時
定休日:火曜・水曜・祝日
このガレージハウスについてSUUMOの動画でもチェック!
この記事で登場したガレージハウスについては、SUUMO YouTubeチャンネルの動画でも紹介しています。
動画では大の車好きで知られるDA PUMPのYORIさんとSUUMO統括編集長の中谷、そしてカーセンサー統括編集長の西村の3人がランドローバー ディフェンダーに乗って実際に現地を訪問! ガレージハウスについて紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。