日本家屋ならではの住宅美! 人と車が繋がる下町ガレージハウス
2023/09/13
車好きの憧れであるガレージハウス。しかし、最近では都市部でも駐車スペースが確保しやすいこと、乗車のしやすさといった利便性から検討する人も少なくない。
そこで、暮らしもカーライフも豊かにするガレージハウスをピックアップ。今回は、埼玉県に拠点を置くポラスが提案する都市型モデルハウスを紹介する。
車がある暮らしを心地よく彩る、日本古来の「間」と「繋がり」
「日本ならではの住まいづくりの美学を現代に蘇らせたい」という思いから生まれた、PO HAUSの和美庵。モデルハウス「空路地の森」は、敷地面積が限られる日本の住宅事情を考慮しながら、下町情緒を近代的に進化させたガレージハウスだ。
洗練された和モダンなデザインと、根底にある日本文化に応じた設計。人と人との距離感を考えた「間」と「繋がり」を住宅に盛り込み、使い勝手と住みやすさを両立している。
例えばガレージでは石畳を採用して、道路の延長のように見せることで広さを演出。掃き出し窓で玄関と繋げることで、雨の日でも濡れずに入室できるようになっている。
ガレージ奥に配された客間からは、畳に寝転がりながら愛車を観賞できるのも乙だ。加えて、客間の畳の下に半地下スペースが設けられているのも秀逸。アウトドアギアなど大物を収納できるだけでなく、客間からガレージの車へと荷物の積み降ろしもしやすい。
客間の窓際には腰掛けられるベンチが備えつけられており、車が止まってないときはコミュニケーションの場として活用可能。昔ながらの軒下のような雰囲気で、自然と家族や友人と心地よいひとときを過ごせるだろう。
家族と心地よく過ごせる日本らしい住宅美
「間」と「繋がり」を生かしているのはガレージだけではない。2階のLDKはリビングとダイニング、キッチンを段差によって高さを変えることでゾーニング。1フロアを3層に分けることで、間延びしないようにしながらも、開放的な空間に仕上げている。
巧みなのは、キッチンに立つ人、ダイニングテーブルの席に着いている人、 畳のリビングに座っている人の目線が合うように床の高さを調整していること。家族がそれぞれ違うエリアでくつろいでいても、会話が弾む工夫がなされている。
畳のリビングの下には客間と同様、収納スペースが設置されているのもうれしいところ。4.5畳の広さを確保しているので、たっぷりと物をしまうことができる。
2つの床下収納と3層のLDKによる、3階建て9層構造。コンパクトな住宅にアイデアと機能美が盛り込まれているが、日本家屋らしい自然と調和したインテリアも魅力だ。
フローリングには赤松の無垢材などを使用し、ベランダの壁には木格子を用いるなど、外からの視線を遮りながら木漏れ日を感じることができる。2階のベランダを用いた縁側や屋上の「スカイラウンジ」など、自宅と自然を繋ぐ空間も設けられている。
当然これらの設計・設備はモデルハウスのもの。実際の注文時には臨機応変に使用を変更でき、ガレージも自分好みに仕立てることが可能だ。
木造住宅は耐震性の観点から設計が制限されることもあるが、オリジナルの耐力壁や高度な構造計算などによって大地震で倒壊しない耐震性を担保。柱の数を減らした大開口のビルトインガレージといった要望でも、柔軟に対応してくれるのもポイントだ。
古き良き日本の生活様式を現代の住宅に落とし込んだ和美庵「空路地の森」。古来の間と繋がりを生かした設計で、人と人だけでなく、人と車をも繋げる役割を担ってくれるはずだ。
名称:和美庵「空路地の森」
住宅本体価格(税別):3960万円(2023年9月13日現在)
敷地面積:104.57㎡
延床面積:134.89㎡
ポウハウス一級建築士事務所(ポラスグループ) 加平展示場
住所:東京都足立区加平1-3-4
TEL:03-5697-9936
営業時間:9時30分~18時
定休日:火曜・水曜
このガレージハウスについてSUUMOの動画でもチェック!
この記事で登場したガレージハウスについては、SUUMO YouTubeチャンネルの動画でも紹介しています。
動画では大の車好きで知られるDA PUMPのYORIさんとSUUMO統括編集長の中谷、そしてカーセンサー統括編集長の西村の3人がホンダ Honda eに乗って実際に現地を訪問! ガレージハウスについて紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。