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【小沢コージの自動車暴論】キモは絶妙な仕入れ選球眼! 不思議な中古車版セレクトショップ?
【小沢コージの自動車暴論】キモは絶妙な仕入れ選球眼! 不思議な中古車版セレクトショップ?
2022/02/08
▲一見、普通の中古車ショップだが、よく見てみるとラインナップに違和感が……。人気のZ33系フェアレディZにトヨタ ヴェロッサ、横にルノー ウインド。なにやらかぐわしい感じがしてくる。数々の中古車ショップをまわってきた取材班のセンサーに引っかかるラインナップなのである
自動車、中古車の世界で疑問に感じることを、自動車評論家の小沢コージが検証するコーナー「小沢コージの自動車暴論」。今回のテーマはパっと見、普通のお店に見えるけど、ラインアップがかなり異様なお店。実は探すとこの手の素敵なお店、たまーに遭遇するのである。さて、こちらはどんなお宝が眠っているのか、どんなビジネスが展開されているのか……その秘密を探ってみた。
どんなタマでも相場より安く入れりゃビジネスになる!
「特別キワモノを狙って入れてるつもりじゃないんですけどね(笑)」と仕入担当の森本 輝さん。
久々にかなりヘンテコ品揃えの店を見つけてしまった。それも都心部から外れた場所、東京町田市で創業30年を迎える老舗「ピィー・コレクション」だ。おかしさは現ラインナップを見ればわかる。
2001年式トヨタ ヴェロッサ2.5 TEIN車高調入り(54万円)に、2000年式ダイハツ ストーリア(68万円)、2008年式アウディ TTクーペ(123万円)。さらに2000年式トヨタ マークⅡグランデ(298万円)や、1996年式マツダ ロードスター(249万円)、2005年式スズキ ツイン(49万円)に2011年式トヨタ タコマ アクセスキャブ(198万円)などそうそうたるメンツが揃っていた(※取材時)。
メインは、2000年前後の微妙に懐かしいレア系国産スポーツカー。ソイツを100万円以下で売る場合が多いが、それ以外にも少し高めの変わり種や輸入車も取り扱っている。また、カーセンサーへの掲載物件は39台にすぎないが、裏には保管駐車場がドカンとあり、ヘンテコ国産系が列を成している。例えば、変態2人乗り軽自動車のツインが2台もあるとか。
確かに、100万円以下で程度のいいロードスターや懐かしのマークⅡを並べれば、食いつく人もいるかもしれない。一応、巨大ベッドタウン町田周辺だし。とはいえ、正直バカ売れするとは思えない。コンスタントに中古車ビジネスをするなら、ド定番ミニバンや高年式ドイツプレミアムを扱う方が確実。
ところが、社長は言う。
「そんなのつまんないじゃないですか。やっぱり自分が面白いと思ったモノを売らないと。特別、自分の車趣味がヘンだとは思ってはないですが(笑)」
▲店内をのぞき込んで、ここが不思議系ショップであることを編集部は確信した。明らかにスタッフか社長の趣味であろう王道のバイクたちが並べられ、その奥にはキレイなクラシック、ネオクラシック系の車が「僕たちは売り物ではありません」というオーラーを放ちながら鎮座している
▲カーセンサーにほとんど流通することがないレアモデル、ルノー 5 ターボ2。内外装はキレイだが、なにやら作業中の様子。社長いわく「それはいま作業中で、個人所有の車なんですよね」とのこと。どうやら日本車、輸入車問わずになんでも扱うお店のようだ
▲店内を歩いていると、足元を巨大な陸ガメが普通に散歩していた。かわいい……。ちなみに寒さや日によって居る場所が変わるので、訪れたときにお出迎えしてくれるかどうかは運次第だそうだ
ちょっと変わった中古車のセレクトショップ
聞けばそもそも創業の地は横浜。ただし、時代が過ぎるにつれ、町田市に移り今の品揃えになってきたという。
「当初は売れ線の車も扱ってたんですよ。でも、それじゃ面白くない。町田なら都心のお店と違って在庫リスクも少ないし」
聞けば聞くほど、半無自覚的にレア車を売るための体制を整えてきたことがわかる。大都市周辺の借地だと長期在庫にカネがかかるが、土地の安い町田の外れなら固定費はそれほどかからないし、寝かせておくことで相場が上がるモデルも多い。実際、一部モデルは時間の経過とともに価値が高まることがある。まるでマニアックな漬物のようだ。
一方、ロードスター、MR-Sのような王道に加えて、ウイングロード、ADバンといったものでも装備やグレードよってはコアなファンもつく。例えば、並べてあったマークⅡグランデ、アルト、インプレッサ、キャミ、ツイン、プロボックス、ストーリア、デュエット、ウイングロードは、かなりの確率でレアなMT車。営業車でもMTなら楽しめるし、意外に元気のいいエンジンを積んでいたりする。仕入担当の森本さんいわく「ちゃんと自分で味の想像がつく、面白そうな車を選んでますから。ご心配要りませんよ(笑)」とのこと。
なにより最大のキモは仕入“価格”だ。「どんなレア物でも、相場より安く仕入れればリスクは少ないじゃないですか。それ以上の価格で売れればいいわけですから」と森本さん。
大切なのは価格感。どの車のどの仕様が“相場より安い”か。誰もが認める大人気モデルをガンガン仕入れて売るだけが中古車ビジネスじゃない。自分が好きになれるキワモノを安く入れて、適性価格で売ればビジネスは見事に成り立つわけで、ちょっとヘンな郊外の車版セレクトショップはやっていけるのだ。結局は、己の中古車選球眼が一番大切なんですってば!
▲お店の裏手から異質な気配を感じて回り込んでみると、はい、やっぱりありました。アウディTTや日産 サニーのMTモデル……。これってひょっとして、マニアにとってはお宝ばかりなのでは……。このお店には一環したコンセプトがあるように思えた
▲極め付きがこちらのストックヤード。こちらは、基本的に商品化される前の車が保管されている場所。なんでも今は、熟成しておきたい「金の卵」予備軍が孵化を待っている場所でもあるそうだ。詳細は、企業秘密もあるのであまり語れませんが……
■取材協力:ピィー・コレクション
■住所:東京都町田市小山町3144
■営業時間:10:00~19:00
■定休日:水曜日
■TEL:042-774-6621
文/小沢コージ、写真/編集部
【関連リンク】
【小沢コージの自動車暴論】キモは絶妙な仕入れ選球眼! 不思議な中古車版セレクトショップ?/旬ネタ
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<p>自動車、中古車の世界で疑問に感じることを、自動車評論家の小沢コージが検証するコーナー「小沢コージの自動車暴論」。今回のテーマはパっと見、普通のお店に見えるけど、ラインアップがかなり異様なお店。実は探すとこの手の素敵なお店、たまーに遭遇するのである。さて、こちらはどんなお宝が眠っているのか、どんなビジネスが展開されているのか……その秘密を探ってみた。<br />
</p>
<h3>どんなタマでも相場より安く入れりゃビジネスになる!</h3>
<p>「特別キワモノを狙って入れてるつもりじゃないんですけどね(笑)」と仕入担当の森本 輝さん。<br />
<br />
久々にかなりヘンテコ品揃えの店を見つけてしまった。それも都心部から外れた場所、東京町田市で創業30年を迎える老舗「ピィー・コレクション」だ。おかしさは現ラインナップを見ればわかる。<br />
<br />
2001年式トヨタ ヴェロッサ2.5 TEIN車高調入り(54万円)に、2000年式ダイハツ ストーリア(68万円)、2008年式アウディ TTクーペ(123万円)。さらに2000年式トヨタ マークⅡグランデ(298万円)や、1996年式マツダ ロードスター(249万円)、2005年式スズキ ツイン(49万円)に2011年式トヨタ タコマ アクセスキャブ(198万円)などそうそうたるメンツが揃っていた(※取材時)。</p>
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<li><a href="https://www.carsensor.net/shop/tokyo/308461002/stocklist/" target="_blank">ピィー・コレクションの在庫を見てみる</a></li>
</ul>
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<p>メインは、2000年前後の微妙に懐かしいレア系国産スポーツカー。ソイツを100万円以下で売る場合が多いが、それ以外にも少し高めの変わり種や輸入車も取り扱っている。また、カーセンサーへの掲載物件は39台にすぎないが、裏には保管駐車場がドカンとあり、ヘンテコ国産系が列を成している。例えば、変態2人乗り軽自動車のツインが2台もあるとか。<br />
<br />
確かに、100万円以下で程度のいいロードスターや懐かしのマークⅡを並べれば、食いつく人もいるかもしれない。一応、巨大ベッドタウン町田周辺だし。とはいえ、正直バカ売れするとは思えない。コンスタントに中古車ビジネスをするなら、ド定番ミニバンや高年式ドイツプレミアムを扱う方が確実。<br />
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ところが、社長は言う。<br />
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「そんなのつまんないじゃないですか。やっぱり自分が面白いと思ったモノを売らないと。特別、自分の車趣味がヘンだとは思ってはないですが(笑)」<br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲店内をのぞき込んで、ここが不思議系ショップであることを編集部は確信した。明らかにスタッフか社長の趣味であろう王道のバイクたちが並べられ、その奥にはキレイなクラシック、ネオクラシック系の車が「僕たちは売り物ではありません」というオーラーを放ちながら鎮座している</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲カーセンサーにほとんど流通することがないレアモデル、ルノー 5 ターボ2。内外装はキレイだが、なにやら作業中の様子。社長いわく「それはいま作業中で、個人所有の車なんですよね」とのこと。どうやら日本車、輸入車問わずになんでも扱うお店のようだ</span></div>
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<h3>ちょっと変わった中古車のセレクトショップ</h3>
<p>聞けばそもそも創業の地は横浜。ただし、時代が過ぎるにつれ、町田市に移り今の品揃えになってきたという。<br />
<br />
「当初は売れ線の車も扱ってたんですよ。でも、それじゃ面白くない。町田なら都心のお店と違って在庫リスクも少ないし」<br />
<br />
聞けば聞くほど、半無自覚的にレア車を売るための体制を整えてきたことがわかる。大都市周辺の借地だと長期在庫にカネがかかるが、土地の安い町田の外れなら固定費はそれほどかからないし、寝かせておくことで相場が上がるモデルも多い。実際、一部モデルは時間の経過とともに価値が高まることがある。まるでマニアックな漬物のようだ。<br />
<br />
一方、ロードスター、MR-Sのような王道に加えて、ウイングロード、ADバンといったものでも装備やグレードよってはコアなファンもつく。例えば、並べてあったマークⅡグランデ、アルト、インプレッサ、キャミ、ツイン、プロボックス、ストーリア、デュエット、ウイングロードは、かなりの確率でレアなMT車。営業車でもMTなら楽しめるし、意外に元気のいいエンジンを積んでいたりする。仕入担当の森本さんいわく「ちゃんと自分で味の想像がつく、面白そうな車を選んでますから。ご心配要りませんよ(笑)」とのこと。<br />
<br />
なにより最大のキモは仕入“価格”だ。「どんなレア物でも、相場より安く仕入れればリスクは少ないじゃないですか。それ以上の価格で売れればいいわけですから」と森本さん。<br />
<br />
大切なのは価格感。どの車のどの仕様が“相場より安い”か。誰もが認める大人気モデルをガンガン仕入れて売るだけが中古車ビジネスじゃない。自分が好きになれるキワモノを安く入れて、適性価格で売ればビジネスは見事に成り立つわけで、ちょっとヘンな郊外の車版セレクトショップはやっていけるのだ。結局は、己の中古車選球眼が一番大切なんですってば!<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲お店の裏手から異質な気配を感じて回り込んでみると、はい、やっぱりありました。アウディTTや日産 サニーのMTモデル……。これってひょっとして、マニアにとってはお宝ばかりなのでは……。このお店には一環したコンセプトがあるように思えた</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲極め付きがこちらのストックヤード。こちらは、基本的に商品化される前の車が保管されている場所。なんでも今は、熟成しておきたい「金の卵」予備軍が孵化を待っている場所でもあるそうだ。詳細は、企業秘密もあるのであまり語れませんが……</span></div>
<p><b>■取材協力:ピィー・コレクション<br />
■住所:東京都町田市小山町3144<br />
■営業時間:10:00~19:00<br />
■定休日:水曜日<br />
■TEL:042-774-6621</b></p>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/shop/tokyo/308461002/" target="_blank">ピィー・コレクションの販売店ページはこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/shop/tokyo/308461002/stocklist/" target="_blank">ピィー・コレクションの在庫一覧はこちら</a></li>
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<div class="author2019">文/小沢コージ、写真/編集部</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=TO_S020&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">トヨタ ヴェロッサの中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=DA_S020&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">ダイハツ ストーリアの中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=AD_S026&FMCC=AD_S026_F001" target="_blank">アウディ TT(初代)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=TO_S131&FMCC=TO_S131_F004" target="_blank">トヨタ マークⅡ(2000~2004年)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=MA_S017&FMCC=MA_S017_F001" target="_blank">マツダ ロードスター(初代)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=SZ_S037&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">スズキ ツインの中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=UT_S011&FMCC=UT_S011_F002" target="_blank">米国トヨタ タコマ(2代目)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=NI_S048&FMCC=NI_S048_F003" target="_blank">日産 サニー(1998~2004年)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&SORT=4&YMIN=1990&SLST=MT" target="_blank">1990年以降のMT車の中古車を見る</a></li>
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[description] => 一見、普通の中古車ショップだが、よく見てみるとラインナップに違和感が……。人気のZ33系フェアレディZにトヨタ ヴェロッサ、横にルノー ウインド。なにやら香しい感じがしてくる。数々の中古車ショップをまわってきた取材班のセンサーに引っかかるラインナップなのである
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<div id="Base_Templete_C">
<div class="taC w600_img"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/000.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲一見、普通の中古車ショップだが、よく見てみるとラインナップに違和感が……。人気のZ33系フェアレディZにトヨタ ヴェロッサ、横にルノー ウインド。なにやらかぐわしい感じがしてくる。数々の中古車ショップをまわってきた取材班のセンサーに引っかかるラインナップなのである</span></div>
<p>自動車、中古車の世界で疑問に感じることを、自動車評論家の小沢コージが検証するコーナー「小沢コージの自動車暴論」。今回のテーマはパっと見、普通のお店に見えるけど、ラインアップがかなり異様なお店。実は探すとこの手の素敵なお店、たまーに遭遇するのである。さて、こちらはどんなお宝が眠っているのか、どんなビジネスが展開されているのか……その秘密を探ってみた。<br />
</p>
<h3>どんなタマでも相場より安く入れりゃビジネスになる!</h3>
<p>「特別キワモノを狙って入れてるつもりじゃないんですけどね(笑)」と仕入担当の森本 輝さん。<br />
<br />
久々にかなりヘンテコ品揃えの店を見つけてしまった。それも都心部から外れた場所、東京町田市で創業30年を迎える老舗「ピィー・コレクション」だ。おかしさは現ラインナップを見ればわかる。<br />
<br />
2001年式トヨタ ヴェロッサ2.5 TEIN車高調入り(54万円)に、2000年式ダイハツ ストーリア(68万円)、2008年式アウディ TTクーペ(123万円)。さらに2000年式トヨタ マークⅡグランデ(298万円)や、1996年式マツダ ロードスター(249万円)、2005年式スズキ ツイン(49万円)に2011年式トヨタ タコマ アクセスキャブ(198万円)などそうそうたるメンツが揃っていた(※取材時)。</p>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/shop/tokyo/308461002/stocklist/" target="_blank">ピィー・コレクションの在庫を見てみる</a></li>
</ul>
<br />
<p>メインは、2000年前後の微妙に懐かしいレア系国産スポーツカー。ソイツを100万円以下で売る場合が多いが、それ以外にも少し高めの変わり種や輸入車も取り扱っている。また、カーセンサーへの掲載物件は39台にすぎないが、裏には保管駐車場がドカンとあり、ヘンテコ国産系が列を成している。例えば、変態2人乗り軽自動車のツインが2台もあるとか。<br />
<br />
確かに、100万円以下で程度のいいロードスターや懐かしのマークⅡを並べれば、食いつく人もいるかもしれない。一応、巨大ベッドタウン町田周辺だし。とはいえ、正直バカ売れするとは思えない。コンスタントに中古車ビジネスをするなら、ド定番ミニバンや高年式ドイツプレミアムを扱う方が確実。<br />
<br />
ところが、社長は言う。<br />
<br />
「そんなのつまんないじゃないですか。やっぱり自分が面白いと思ったモノを売らないと。特別、自分の車趣味がヘンだとは思ってはないですが(笑)」<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲店内をのぞき込んで、ここが不思議系ショップであることを編集部は確信した。明らかにスタッフか社長の趣味であろう王道のバイクたちが並べられ、その奥にはキレイなクラシック、ネオクラシック系の車が「僕たちは売り物ではありません」というオーラーを放ちながら鎮座している</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲カーセンサーにほとんど流通することがないレアモデル、ルノー 5 ターボ2。内外装はキレイだが、なにやら作業中の様子。社長いわく「それはいま作業中で、個人所有の車なんですよね」とのこと。どうやら日本車、輸入車問わずになんでも扱うお店のようだ</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲店内を歩いていると、足元を巨大な陸ガメが普通に散歩していた。かわいい……。ちなみに寒さや日によって居る場所が変わるので、訪れたときにお出迎えしてくれるかどうかは運次第だそうだ</span></div>
<h3>ちょっと変わった中古車のセレクトショップ</h3>
<p>聞けばそもそも創業の地は横浜。ただし、時代が過ぎるにつれ、町田市に移り今の品揃えになってきたという。<br />
<br />
「当初は売れ線の車も扱ってたんですよ。でも、それじゃ面白くない。町田なら都心のお店と違って在庫リスクも少ないし」<br />
<br />
聞けば聞くほど、半無自覚的にレア車を売るための体制を整えてきたことがわかる。大都市周辺の借地だと長期在庫にカネがかかるが、土地の安い町田の外れなら固定費はそれほどかからないし、寝かせておくことで相場が上がるモデルも多い。実際、一部モデルは時間の経過とともに価値が高まることがある。まるでマニアックな漬物のようだ。<br />
<br />
一方、ロードスター、MR-Sのような王道に加えて、ウイングロード、ADバンといったものでも装備やグレードよってはコアなファンもつく。例えば、並べてあったマークⅡグランデ、アルト、インプレッサ、キャミ、ツイン、プロボックス、ストーリア、デュエット、ウイングロードは、かなりの確率でレアなMT車。営業車でもMTなら楽しめるし、意外に元気のいいエンジンを積んでいたりする。仕入担当の森本さんいわく「ちゃんと自分で味の想像がつく、面白そうな車を選んでますから。ご心配要りませんよ(笑)」とのこと。<br />
<br />
なにより最大のキモは仕入“価格”だ。「どんなレア物でも、相場より安く仕入れればリスクは少ないじゃないですか。それ以上の価格で売れればいいわけですから」と森本さん。<br />
<br />
大切なのは価格感。どの車のどの仕様が“相場より安い”か。誰もが認める大人気モデルをガンガン仕入れて売るだけが中古車ビジネスじゃない。自分が好きになれるキワモノを安く入れて、適性価格で売ればビジネスは見事に成り立つわけで、ちょっとヘンな郊外の車版セレクトショップはやっていけるのだ。結局は、己の中古車選球眼が一番大切なんですってば!<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲お店の裏手から異質な気配を感じて回り込んでみると、はい、やっぱりありました。アウディTTや日産 サニーのMTモデル……。これってひょっとして、マニアにとってはお宝ばかりなのでは……。このお店には一環したコンセプトがあるように思えた</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ピィー・コレクション" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66408/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲極め付きがこちらのストックヤード。こちらは、基本的に商品化される前の車が保管されている場所。なんでも今は、熟成しておきたい「金の卵」予備軍が孵化を待っている場所でもあるそうだ。詳細は、企業秘密もあるのであまり語れませんが……</span></div>
<p><b>■取材協力:ピィー・コレクション<br />
■住所:東京都町田市小山町3144<br />
■営業時間:10:00~19:00<br />
■定休日:水曜日<br />
■TEL:042-774-6621</b></p>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor.net/shop/tokyo/308461002/" target="_blank">ピィー・コレクションの販売店ページはこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/shop/tokyo/308461002/stocklist/" target="_blank">ピィー・コレクションの在庫一覧はこちら</a></li>
</ul>
<div class="author2019">文/小沢コージ、写真/編集部</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=TO_S020&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">トヨタ ヴェロッサの中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=DA_S020&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">ダイハツ ストーリアの中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=AD_S026&FMCC=AD_S026_F001" target="_blank">アウディ TT(初代)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=TO_S131&FMCC=TO_S131_F004" target="_blank">トヨタ マークⅡ(2000~2004年)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=MA_S017&FMCC=MA_S017_F001" target="_blank">マツダ ロードスター(初代)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=SZ_S037&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">スズキ ツインの中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=UT_S011&FMCC=UT_S011_F002" target="_blank">米国トヨタ タコマ(2代目)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=NI_S048&FMCC=NI_S048_F003" target="_blank">日産 サニー(1998~2004年)の中古車を見る</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&SORT=4&YMIN=1990&SLST=MT" target="_blank">1990年以降のMT車の中古車を見る</a></li>
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[description] => 閑静な高級住宅街に相応しい、端正で荘厳なガレージハウス。しかし、その中に足を踏み入れると、複雑に空間が組み合わされ立ち位置によって異なる表情を見せる。しかも、国の省エネ基準より断熱性能が高いNearly ZEH。室内は年中快適な温度で、冬でも薄着で過ごせるような暮らしを楽しめる邸宅だった。
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<div class="taC w600_img"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/000.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲南側の中庭からの眺め。1階よりも2階の天井高が高いことがわかる。2階にあるリビングダイニングの天井高は約3.7mと開放感はバツグン。リビングから愛車を眺めることもできる</span></div>
<p>閑静な高級住宅街に相応しい、端正で荘厳なガレージハウス。しかし、その中に足を踏み入れると、複雑に空間が組み合わされ立ち位置によって異なる表情を見せる。しかも、国の省エネ基準より断熱性能が高いNearly ZEH。室内は年中快適な温度で、冬でも薄着で過ごせるような暮らしを楽しめる邸宅だった。<br />
</p>
<h3>美しい車を置くために用意された専用ガレージ</h3>
<p>“デザインする”という行為は、「美しさ」だけにとどまらず、「使いやすさ」など、その狙いを実現するために創意工夫することを内包している。<br />
<br />
今回の施主は、タブレットを使った情報サービスのインターフェイスとしての美しさやサービス全体の使いやすさをデザインし、ビジネスとして成功させた会社の創業者であり、デザイナーだ。<br />
<br />
一方で無類の車好き。父親が自動車関連の仕事に就いていた影響で、周囲にいつも車があり「物心がついた頃には世の中の車の名前がすべて言えたんじゃないかな」というほど、自然に車が好きになったという。<br />
<br />
初めて購入したのはトヨタ AE86。以来、何台も乗り継いできたが、いろいろな角度から車を見て考えてきたという。例えば「この美しい車は誰がどんな風にデザインしたのだろう」「 売れているこの車はどこに魅力があるのか」「スマホの連携など車に搭載されているテクノロジーの進歩は、なぜ歩みが遅いのか」等々。デザイン、性能、商業的成果といった、あらゆる角度から車を見て考える。<br />
<br />
「好きなモノだから余計、考えるのが好きなんです」。考えるだけでなく使ってみる。長らく考えてようやく手に入れたフェラーリ 812スーパーファストも、日々の通勤で実際に使い、自然吸気V型12気筒を楽しんでいる。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/001.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲高台にあるため南から東側の眺望が抜けている。写真からも2階部分のL字の開口側が、直角よりわずかに大きく開いていることがわかる </span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/002.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲赤いフェラーリ F8スパイダーの置かれているスペースは、愛車を眺めるための「特別な部屋」。中庭とは大きなガラスで隔てられている </span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/003.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲「特別な部屋」には今後クラシックカーを置く予定。現在、メルセデス・ベンツ SL W113型をレストア中。眺めるだけでなく実際に乗るのが施主のこだわりだ </span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/004.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲812スーパーファストとF8スパイダーの他にメルセデス・ベンツ G63と、アウディ RS Q8がある。RS Q8は主に奥さまが使う他、家族で旅行や食事に出かけるときに使用</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/005.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲「特別な部屋」の向こう側に設けられたテラスを見た眺め。逆もしかりで、テラスからは愛車を額縁に収めて眺めるような効果がある</span></div>
<p>そんな施主から設計を任されたのは、アドヴァンスアーキテクツの代表でもある建築家・松尾享浩さん。かつて同社のロゴやウェブをデザインしたのが施主だったことで縁ができ、お互い車好きということもあり、長年親交を深めてきたという。<br />
<br />
施主からの要望は、家族構成と車を4~5台置きたいというもの。デザイナーに外観や内装について何も好みを言われないと、建築家としてはかえって怖じ気づきそうになる。ましてや高級住宅地で建ぺい率をはじめとした建築条件の厳しい土地。<br />
<br />
そして、考え抜かれた邸宅は、水平基調で端正な外観とは裏腹に、内部はとても複雑な空間で構成された。例えば2階のL字型に配置されたリビングとダイニングは、直角に接するのではなく、わずかにLの開口部の角度が開いている。同様に中庭やガレージなども直角部分は少ない。直方体が少しずつ角度をずらしながら組み合わされているのだ。そのわずかなズレが、見る位置によって景色を変えてくれる。<br />
<br />
光の差し方でも変化するため季節や時間、天候で表情が変わる。隅々まで計算され尽くされた邸宅。これには施主も「どこを切り取っても絵になります」と喜んだ。この邸宅は「2021年度グッドデザイン賞」やドイツの「ICONIC AWARDS 2021」など数々の建築デザイン賞を受賞した。<br />
<br />
しかし、そんな受賞歴よりも、優れたデザイナーでもあり、車好きの施主からの賛辞こそが一番の勲章かもしれない。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/006.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲G63は「いつかは欲しかった」という1台。旧型より現行型が好みだそう。このG63はシルバーのナイトパッケージで日本に1台きりの仕様</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/007.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲玄関ホールを見ただけでも、いくつもの空間が微妙にズレながら構成されていることがわかる。緻密な空間バランスが生活に変化をもたらす</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/008.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲撮影した車は4台だが、ガレージのシャッター手前にもゲスト用の駐車スペースが設けられている。ガレージの開口部は約6mと広い</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/009.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲玄関から見たガレージ。単に開口部や扉を設けるのではなく、乗る前の気分を高揚させるような額縁効果も狙って壁や床が構成されている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="house" data-credit="エッジハウス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66381/010.jpg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲門塀に恵那石と杉板型枠コンクリート打ち放し、外壁材は塗り壁と石目調タイルと、異なる素材を組み合わせることで気品のある外観に</span></div>
<p>■主要用途:専用住宅<br />
■構造:木造(SE 構法)<br />
■敷地面積:333.32m²(100.8坪)<br />
■建築面積:133.28m²(40.3坪)<br />
■延床面積:266.31m²(80.5坪)<br />
■設計:松尾享浩(METAPH 建築設計事務所)<br />
■監理:アドヴァンスアーキテクツ<br />
■TEL:0120-926-612<br />
<br />
※カーセンサーEDGE 2022年3月号(2022年1月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています<br />
</p>
<div class="author2019">文/籠島康弘、写真/尾形和美</div>
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://www.advance-architect.co.jp/" target="_blank">アドヴァンスアーキテクツ(外部リンクへ遷移します)</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_2814/" target="_blank">【EDGE HOUSE】他のガレージハウスを見てみる</a></li>
<li><a href="https://www.carsensor-edge.net/?fed=contnikkan_edgec20201106001ie" target="_blank">カーセンサーEDGE.netはこちら</a></li>
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[description] => なかなか垣間見えるような世界ではないが、車好きならどうしても覗いてみたくなる。それがスーパーカーの世界である。ではスーパーカーには定義はあるのだろうか? そもそも、なぜ少数生産なのにメーカーが立ち回れるのだろうか。
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<div class="taC w600_img"><img alt="フェラーリ SP3" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/000.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2021年末に発表され、世界限定599台が即完売となったのがフェラーリ デイトナ SP3。約2億6000万円と非常に高価だが、多くの自動車好きは「即完売」を予想していたことだろう。このビジネスはなかなか真似できるモノではない</span></div>
<p>なかなか垣間見えるような世界ではないが、車好きならどうしてものぞいてみたくなる。それがスーパーカーの世界である。ではスーパーカーには定義はあるのだろうか? そもそも、なぜ少数生産なのにメーカーが立ち回れるのだろうか。<br />
</p>
<h3>日本メーカーが不得意な少量生産ビジネス</h3>
<p>少量生産のスーパーカーを作ることは誰にでもできることではない。そして、近年はさらに難しくなってきている。そもそも、日本をはじめとして現代の自動車産業では開発から製造、販売まですべてが大量生産を前提として成り立っているからだ。<br />
<br />
2015年にホンダ S660がデビューしたが、その時ホンダはあらゆる革新的手法を導入して1日40台という「非常識」な少量生産を実現したとアピールした。だが、残念なことに昨年、生産中止がアナウンスされてしまった。要はこの程度の販売台数では、日々厳しくなるレギュレーションに対応するための開発コストを算段することが難しくなったということであろう。S660も少量生産車としてみれば、そこそこ売れているし、評価も高いのだが……。<br />
<br />
しかし、「スーパーカーの聖地」であるイタリアでは、モデナ地区を中心に今もフェラーリやランボルギーニなどの極少量生産メーカーが大きな利益を上げ、それ以外にも幾つものプロジェクトが誕生している。<br />
<br />
なぜこんなことが可能なのか。それは、この地域にスーパーカー開発のリソースが集結し、少量生産を可能にしているからである。販売価格も高価であり、会社の規模も小さいから、販売台数が少なくとも新規開発のためのコストを絞り出すことができる。ちなみに、先日発表されたデータによると、フェラーリは2021年に1万1155台を販売し、これは彼らにとって新記録となった。<br />
<br />
ただ、こういった少量生産ビジネスが成立するのは、そういったハードウエア的側面によるものだけではない。ホンダには最新テクノロジーを導入したNSXというスーパーカーがラインナップされているが、残念ながらこのモデルも2022年をもって販売終了がアナウンスされている。<br />
<br />
NSXは北米における開発・製造が行われたモデルであり、新車販売価格は2000万円台とフェラーリのエントリーモデルと重なるほどの高価なモデルだ。NSXが販売終了となるのは、販売台数が低迷し、将来的な展望が見えなかったためといわれている。こちらはメインマーケットと想定していた北米で売れなかったのだ。つまり、よく出来た車であるにも関わらず、残念ながら顧客はこのNSXに2000万円台というブランド価値を見いだすことができなかったのだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ホンダ S660" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/001.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2015年に発売された軽自動車の2座オープンスポーツであるホンダ S660。スポーツカーを愛するホンダの「らしさ」が詰まったモデルだが、残念ながら2022年3月にて生産終了</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/index.html?STID=CS210610&AR=&BRDC=&CARC=HO_S106&NINTEI=&CSHOSHO=" target="_blank">ホンダ S660の中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ホンダ S660 × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ホンダ NSX" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲国産車初のスーパーカーとしてホンダが1990年に発売したNSX。当時、市販車では考えられなかったオールアルミモノコックボディなど、ホンダの技術が集約されていた。新車価格は800万~1500万円だった</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=HO_S042&FMCC=HO_S042_F001" target="_blank">ホンダ NSX(初代)の中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ホンダ NSX(初代) × 全国</div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ホンダ NSX" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲ハイブリッドシステムを採用したスーパーカーとして、2016年に発売された2代目のNSX。3.5Lの直6ガソリン+ハイブリッドシステムを採用しシステム最高出力は581psを誇った。価格はホンダ車では最高額となる2370万円~</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=HO_S042&FMCC=HO_S042_F002" target="_blank">ホンダ NSX(2代目)の中古車を探す</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ホンダ NSX(2代目) × 全国</div>
<h3>肝心なのはブランディング</h3>
<p>このブランディングという側面が、ライバルメーカーにはないイタリアンスーパーカーの大きなアドバンテージなのである。モデナのスーパーカーメーカーは、絶えずそのブランドの価値を高めるためのアピールを続け、少量生産スーパーカーを作るフィロソフィーを引き継いでいる。スーパーカーとは、作り手が自分で名乗るものではなく、顧客がそれを認めてくれて、初めて名乗れる世界観だからだ。厳しい話だが「良いモノを作れば評価される」という世界ではない、それが現実だ。<br />
<br />
では、そもそも「スーパーカー」とは何であろうか? 筆者は拙著『フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ 伝説を生み出すブランディング』にて、「スポーツカーであるが、レースカーではなく、ラグジュアリーなエクステリアとインテリアを持つ少量生産自動車」と定義した。<br />
<br />
スーパーカーとは、普通の車とは一線を画した「異形の存在」であるということが最大の魅力であり、それこそが顧客の求めているものなのだと思う。エンツォ・フェラーリやフェルッチョ・ランボルギーニらの言動を、今も彼らが生きているかのように顧客へと伝え続けている。フェラーリがF1から撤退するのはメーカーを畳むときだろうし、ランボルギーニがフェラーリに対する対抗心を捨てることもないだろう。なぜなら、彼らはスーパーカーを欲する富裕顧客が何を求めているかを絶えず研究し続け、彼ら独自のブランド戦略を構築してきたからだ。<br />
<br />
しかし、スーパーカーという単語は興味深い。自動車ファンの間では、世界各国でその意味は理解されるものの、日本においては際だって特別な意味を持つ。「エキゾチックカー」「ハイパフォーマンスカー」といった表現とは違った親しみ深い名称だ。なんと言っても、日本は世界で唯一、スーパーカーブームという日本全国の子供たちを巻き込んだ一大ムーブメントがあったのだから……。その中で、スーパーカーの起源といえば、やはりランボルギーニ ミウラではないだろうか?<br />
<br />
次回、そのミウラについて、少し語らせていただこうと思っている。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="レクサス LFA" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/004.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲日本が誇るスーパーカーといえば、レクサスが2010年に限定500台生産したLFA。V10エンジンを積み、カーボン素材を使ったボディなど、性能面でも世界トップ水準だった。新車時価格は3750万円だったが、今現在中古車市場では高値を更新中。10年後には驚くような相場になる可能性もある</span></div>
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/catalog/lexus/lexus_lfa/" target="_blank">レクサス LFAのカタログを見る</a></div>
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランボルギーニ ミウラ" data-credit="日刊カーセンサー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_66441/005.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲100人の車好きが全員「スーパーカー」と認定する車は意外と少ないが、確実にその1台に含まれるのがランボルギーニ ミウラ。1966~1973年に発売されわずか747台だけが生産された、まさにスーパーカーのシンボルである</span></div>
<div class="author2019">文/越湖信一、写真/フェラーリ、本田技研工業、レクサス、ランボルギーニ</div>
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<p class="katagaki">自動車ジャーナリスト</p>
<p class="writername">越湖信一</p>
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<p>新型コロナがまん延する前は、年間の大半をイタリアで過ごしていた自動車ジャーナリスト。モデナ、トリノの多くの自動車関係者と深いつながりを持つ。マセラティ・クラブ・オブ・ジャパンの代表を務め、現在は会長職に。著書に「フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ 伝説を生み出すブランディング」「Maserati Complete Guide Ⅱ」などがある。</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
<p><a class="iconLink arrowRight" href="https://www.carsensor.net/contents/tag/tag_3210//">この人の記事を読む</a></p>
</div>
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<!--ライター紹介パーツ終了-->
<h3 class="link_tit">【関連リンク】</h3>
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