参考にしたいサーフィンのクルマ選び!「僕たちは実用性を重視した」|Carsensor IN MY LIFE


ライフスタイルの一部としても楽しめるサーフィン。最近では気軽に楽しめるようになったが、自分のサーフボードやクルマで自由気ままに波を楽しむことこそ、サーフィンの醍醐味だ。

そこでサーフィンの人気雑誌「SURFIN’LIFE(サーフィンライフ)」協力のもと、サーファーにインタビュー。サーフィンを120パーセント楽しむため、クルマの“実用性”にこだわる人たちに話を聞いた。クルマ選びでお悩みなら、ぜひ参考にしてほしい。

【Case4:生越淳一さん】海に通うから選ぶ基準は居住性と燃費

サーフィンのクルマ選び

サーフィン歴35年になる生越淳一さん(53歳)。グレ始めた高校2年の夏に、部活を引退してサーファーになった先輩に海に連れて行かれてたことがサーフィンを始めたきっかけだった。それ以来、サーフィンに魅了されて「人生の楽しいこともつらいことも、サーフィンを通して学びました」と笑う。

サーフィンのクルマ選び

現在、所有しているボードは7本。貸している分を含めると、何本あるかも分からない。40代前半まではスラスター一辺倒だったが、フィッシュやシモンズなどのオルタナ系を経て、現在はどっぷりシングルフィン・ログにハマっている。メインで乗ってるのは「クリステンソン・サーフボード BANDITO 9’5”」、「クリステンソン・サーフボード C-BUCKET 7’6”」「キャッチサーフ Odysea 8’ Plank」だそうだ。

「現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして働いているのですが、世田谷のサーフショップ『BRINE』を仕事場にさせていただいています。だから、常にサーフボードに囲まれていますね(笑)。平日も湘南に波があれば1ラウンドして出勤することが多いのですが、夏は千葉~茨城にプチトリップしています。だからクルマは必需品です」

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ボルボ 940を3台乗り継いだ生越さんだが、現在はトヨタのプリウスα(初代)に乗る。燃費はもちろん、10フィートオーバーのボードでも中積みできるボディサイズが気に入ったという。

「サーファーたる者、クルマがなければ始まりません。とにかく海へ行く頻度が高いので、クルマ選びは必然的に燃費と積載性を優先。新車で購入したのですが、ディーラーまでロングボードを持参し、積めるかどうかを確かめながら選びました。さすがに『そんなお客さまは今までにいなかった』と担当者も笑っていましたね」

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プリウスαの走行距離は16万kmを超えるが、生越さんには愛車に対する不満はまったくない。「実燃費もアベレージで20km/L超。波を求めてよく長距離移動するので、お財布に優しいです。給油回数も以前の車の1/3以下に減りました。室内にロングボードも4本積むことができて、故障知らず! サーファーには本当にオススメです」と大絶賛だった。

・トヨタ プリウスα(初代)の中古車を見てみる

【Case5:小島健吾さん】車中泊のために選んだのはミニバン!

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20歳からサーフィンを始めた小島健吾さん。高校生の頃はスノーボードに夢中だったが、始めて1年目からサーフィンにどっぷりで、雪の降る真冬も毎週欠かさず千葉の海に通っていた。そして社会人となった現在も週末サーファーとして、波乗りを楽しむ。

サーフィンのクルマ選び

ショートボードは「6’1”」「 6’2” 」「5’11”」の3本。驚くのは、友人と千葉県の志田下ポイントの目の前にあるクラブハウスを所有していること。毎週末、仲間たちと待ち合わせて都内から千葉までマイカーで通い詰めている。

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そんな小島さんの愛車はトヨタ ノア(初代)で、日本国内のサーフポイントにロードトリップに行くことも。四国に仲間と行ったときは深夜0時に出発し、翌日の昼頃に到着。交代で仮眠をとりながら夜通し運転したが、車内が広いミニバンは大正解だったそう。

「朝イチの風の弱い良い波に乗るために、夜中から出発することが多いんです! だから車内の広さは超重要ですよ」

サーフィンのクルマ選び

その言葉どおり、ノアを購入した決め手も車内の広さだった。小島さんはキャンプも好きなので、サーフィンの板を4枚積んで、さらにキャンプ道具も詰めることがクルマ選びの条件だった。

その点、ノアは車内高が高いため、アシストグリップにベルトを通して社内に4枚の板を積むことが可能。3列目は折りたたんで、ウエットスーツやサーフィンの小物とキャンプ道具を積んでも快適に過ごすことができる。

アウトドアが好きな彼にとって、手放せない車となっているようだ。

・トヨタ ノア(初代)の中古車を見てみる

【Case6:熊野淳司さん】欲しかったのは人もボードも機材も積めるクルマ

サーフィンのクルマ選び

最後に話を聞くのは熊野淳司さん(39歳)湘南で生まれ育ち、17歳でサーフィンを始める。21歳の時にサーフィンの写真を撮りたいという思いからフォトグラファーを志し、現在はフリーランスとしてサーフィン雑誌でも活動している。

「海へは仕事柄、撮影などでよく行きますが、サーフィンできるのは当然オフの日ばかりです(笑)。そのため、波があれば自転車で地元・鵠沼の海へ。波のコンディションによっては、鎌倉や千葉までクルマで向かうこともありますね」

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サーフボードは10本ほど所有しているが、お気に入りはEDNA(エドナ)の「9'7"」。このボードには熊野さんが撮った写真を和紙に印刷し入れてあり、とても気に入っているそうだ。

「また、サイズが上がったときやサーフトリップにはパタゴニアの『ウエボ・ランチェロ6'6"』に乗ることが多いですね。どんなコンディションの波にも乗れて、めちゃくちゃ調子が良いです」

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乗っているクルマはトヨタ ノア(2代目)で、熊野さんにとってはまさに公私を支える相棒。仕事では撮影機材を、サーフィンではロングボードを積み、あらゆる場所をひた走る。

「撮影では大量の機材やサーフィンのアイテムなどを積むので、室内が広いのは大前提。そのうえで、ミニバン、1BOXタイプなどを検討し、最終的に燃費を考慮してノアに決めました。積載性と使い勝手の良さに惹かれました。2018年に四国へロードトリップしましたが、乗っていて本当に頼れるクルマだと思いました」

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以前はコンパクトカーに乗っていて、ロングボードを屋根に積むなど積載面で苦労していた熊野さん。取材の際は撮影器材があるため、サーフボードを室内に積むスペースがなかったそう。しかしノアならロングボードを車内に積んでも、人も物もたくさん乗せられる。その気になれば車中泊も可能だ。

自分にぴったりなクルマとの出合いが、仕事だけでなく彼のサーフィンライフをより充実させてくれていた。

・トヨタ ノア(2代目)の中古車を見てみる

文/岩田翼(GGGC) 写真/SURFIN’LIFE

PROFILE
SURFIN’LIFE:1980年に創刊。内容を大幅にリニューアルして、都市圏の社会人サーファーに向けて情報を発信している。「サーフ×ギア」「サーフ×テク」「サーフ×旅」だけでなく、「サーフ×キャンプ」「サーフ×移住」「サーフ×まちづくり」など多彩な切り口の特集で、多くのサーファーに支持されている。