年末年始、実家に帰省した人も多いと思います。「久しぶりに会う親、なんだか最近、年を取ったな~」なんて、ちょっとしんみりすることもあったのではないですか。そう、自分が大人になるにつれ、親が衰えていくのは自然の摂理。ある程度の年齢になると、子が親を気にして、いろいろと注意を払う必要がでてきます。そこで、車や交通に関して高齢者が注意すべき点についてまとめてみました。これを機会に一度話し合ってみてください。

高齢者が加害者になることも…

高齢運転者の交通事故事例(高齢運転者の交通事故事例|NPO法人高齢者安全運転支援研究会)
高齢ドライバーが起こした事故事例を挙げています。ブレーキとアクセルの踏み間違えや高速道路の逆走が多いようです。なかには、相手が死亡したり、半身不髄になったりしている重大事故の事例も。また、軽度の認知症患者や過疎地の交通弱者が起こした事故などは、高齢化社会日本の行く末を考えさせられます。

信号が途中で赤に…。意外な事故原因とは

どうしたら防げるの? 高齢者の交通事故(暮らしのお役立ち情報|政府公報オンライン)
高齢者に多い事故の原因、道路を歩くときの注意点などが紹介されています。なんと、平成24年に交通事故で亡くなった方は約4400人で、うち65歳以上が約半数となっており過去最悪の割合を占めているのだとか。その理由には、個人差はあるものの、老化による体力や判断力の低下など、高齢者に特有の事情があるそうです。

まだまだ車を運転したい高齢者に向けて

高齢者ドライバー用プログラムのご案内(高齢者ドライバー用プログラム|ホンダ)
車を必要とする高齢ドライバーに、安全・快適に運転を続けてもらうことを目的としたプログラムの紹介。実車走行のあと、振り返り、事故事例学習、危険予測トレーニングなどを行い、最後に確認走行を行います。ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキット、レインボー埼玉、レインボー浜名湖などで開催されています。

免許の返納もひとつの選択

免許を返納する勇気(交通安全|警視庁)
運転免許の自主返納についての解説。免許を返納すると、運転免許を返納した日からさかのぼって5年間の運転に関する経歴を証明する「運転経歴証明書」がもらえます。これがあれば、高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店や美術館などで、様々な特典を受けることができるのだとか。

まとめ

現在の高齢者人口(平成23年9月15日現在推計)は2980万人で、総人口に占める割合は23.3%。これは過去最高で、今後も増加を続け、2042年に3878万人でピークを迎えると予想されています。当然、高齢ドライバーも増えていくことでしょう。しかし、自動ブレーキなどの先進安全技術も進んでおり、ハード側からの高齢運転に対する取り組みも盛んになっています。高齢者が増えていく社会で、車の進化が加速し、交通インフラも見直されていくのかもしれません。

※サイト情報は2013年12月27日時点

高齢運転者の交通事故事例(高齢運転者の交通事故事例|NPO法人高齢者安全運転支援研究会)

高齢運転者の交通事故事例(高齢運転者の交通事故事例|NPO法人高齢者安全運転支援研究会)

どうしたら防げるの? 高齢者の交通事故(暮らしのお役立ち情報|政府公報オンライン)

どうしたら防げるの? 高齢者の交通事故(暮らしのお役立ち情報|政府公報オンライン)

高齢者ドライバー用プログラムのご案内(高齢者ドライバー用プログラム|ホンダ)

高齢者ドライバー用プログラムのご案内(高齢者ドライバー用プログラム|ホンダ)

免許を返納する勇気(交通安全|免許を返納する勇気)

免許を返納する勇気(交通安全|免許を返納する勇気)