黒田官兵衛がご案内!? 福岡で観光用カーシェアリングスタート
カテゴリー: カーライフ
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2013/12/16
福岡市で活動する「福岡超小型モビリティ推進協議会」が、2013年12月1日より超小型モビリティのカーシェア事業を開始した。1人乗りの電気自動車「コムス」が2台用意され、福岡市博物館で借し出されている。
スマートフォンひとつで“予約・貸し出し・歴史探訪案内・支払い”が可能なアプリ「Bloome」が採用され、ワンストップで手軽に利用できるのが魅力のひとつだ。
観光地での超小型モビリティの貸出は徐々に増えているが、今回のサービスには、さらにユニークな仕掛けがある。それは、レンタル中のみ楽しめるアプリのコンテンツ「クロカン×ラヂオ~なるにまかせて~」という番組が配信されること。
「福岡市内の歴史スポットなのに、クロカン?」と不思議に思うかもしれないが、クロカンはクロスカントリーの略ではない。なんと、黒田官兵衛(くろだ かんべえ)の略なのだ。福岡藩の藩祖自らがラジオDJとなり、軍師として仕えた豊臣秀吉など歴史上の人物をゲストに迎えつつ、福岡のゆかりの地や様々なエピソードを紹介するという嗜好である。
福岡超小型モビリティ推進協議会によると、「従来のナビゲーションシステムや観光ルート案内とはひと味違う、新感覚歴史探訪エンターテイメントをお楽しみください」とのこと。ラジオには、2時間で回るコース「信長様と謁見」、「一年間の幽閉」や、4時間で回るコース「秀吉天下への道」などが準備されている。確かに、歴史スポット巡りがより楽しくなりそうな仕掛けだ。
ちなみに黒田官兵衛は、2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公でもある。来年、盛り上がること間違いなしの歴史上の人物がナビしてくれるとは、なんとも贅沢。福岡へ旅行の際は、ぜひ利用してたいサービスだ。
- 福岡から始まる新しい交通インフラ(福岡超小型モビリティ推進協議会)