ドライバーの脇見や居眠りを防ぐ安全装備をデンソーが開発
カテゴリー: ガジェット・パーツ
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2014/04/10
デンソーはドライバーの顔画像から運転状態を検出することができる「ドライバーステータスモニター」を開発した。決められた時間、眼を閉じたり、正面を向いていない状態が続くとドライバーに警報を鳴らして安全運転を促す。
ドライバーステータスモニターは近赤外線カメラとECU(コンピューター)で構成されており、メーターバイザーの下に搭載される。カメラで撮影したドライバーの画像をもとに、ECUが顔の輪郭や目・鼻・口などのパーツを検出し、顔の向きや目の開き具合などを解析する仕組みだ。
各パーツの相対的な位置関係により顔の向きを検出し、脇見などを検知。また、まぶたの開度や動きによって、ドライバーの異常度合いを推定する。カメラは常に撮影を行っているため、リアルタイムでドライバーの状態を検出することができる。
近赤外線をカメラの照明として使っているため、車室内が暗くても、安定してドライバーの顔を撮影することが可能。様々な人の輪郭・目・鼻・口など顔の特徴を使って性能改善を重ねることで、個人差の影響を受けにくい安定した検出ができるようになっている。
ドライバーステータスモニターは4月1日に一部改良された大型トラック、日野プロフィアと、大型観光バスの日野セレガに標準装備されている(日野での名称は「ドライバーモニター」)。
近年、長距離夜行バスなどで生じている運転手に起因する事故を受け、追突防止装置や車線逸脱防止装置などが義務化されている大型車。ドライバーの状態をリアルタイムで検出することで、ますます危険防止への対策が進みそうだ。コストダウンが図られ、普通乗用車にも普及されることを望みたいところだ。
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