【試乗】新型 ホンダ N-WGN│室内広々、出だしは力強い! 街乗りにピッタリな1台
2020/04/18
いかつい見た目から柔らかな印象にチェンジ
初代N-WGNが登場したのは7年前だが、記憶をたどっても初代の印象は薄い。
なぜならば、当時はホンダの軽自動車も含め、顔がいかついタイプが主流であったため、どれも似たようなテイストで、印象に残らなかったのだ。
しかし、2代目は柔らかいデザインで個性的な印象がある。
角ばったボディに丸目ライトといったデザインも、初代ステップバンをどことなくほうふつとさせる。
外装の色使いは、なじみやすい印象をもたせる。ルーフとボディの色が異なるが、色の境目に引っかかりがなく、このクラスとしてはかなりよくできた塗り分けだ。
前後席ともに広々! 街乗りに必要十分な力をもつ
では早速乗り込んでみよう。
運転席に座ると、全幅が1475mmとは思えないほど広くゆったりと過ごすことができる。
後席に座ってみたが、これまた想像以上に広く十分な大きさである。
Aピラーは従来型より細めで、視認性が抜群に良くなった。
四角いメーターもどことなくノスタルジックな雰囲気を漂わせる。見やすくて気取ってない、外観の柔らかさに合った計器類だ。
試乗車はノンターボモデルでトルクはあまりないが、発進はビックリするほど力強い。これはエンジンの相性とピッタリ合ったトランスミッションのセッティングのおかげだろう。
街中であればこれで文句はないが、それ以上の領域になると加速力は鈍ってしまう。
しかし、フラットな道をトコトコと走らせる分には、これ以上の軽自動車はないように思えるほど素晴らしい出来映えだ。
Nシリーズはプラットフォームとボディ剛性が非常に高い。このクラスとしては最高の乗り心地を作り出している。
兄貴分にあたるフィットよりも、街中ではソフトなセッティングだ。このデザインキャラクターに合った乗り心地と言える。
軽自動車だから妥協する時代はもう過去の話だ。軽自動車だから心地よくする。そんな思いを特に感じることができるモデルであった。
【試乗車 諸元・スペック表】
●L ホンダ センシング
型式 | 6BA-JH3 | 最小回転半径 | 4.5m |
---|---|---|---|
駆動方式 | FF | 全長×全幅×全高 | 3.4m×1.48m×1.68m |
ドア数 | 5 | ホイールベース | 2.52m |
ミッション | CVT | 前トレッド/後トレッド | 1.31m/1.31m |
AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | 2.06m×1.35m×1.3m |
4WS | - | 車両重量 | 850kg |
シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 4名 | 車両総重量 | -kg |
ミッション位置 | インパネ | 最低地上高 | 0.14m |
マニュアルモード | - | ||
標準色 |
ルナシルバー・メタリック、クリスタルブラック・パール、ミラノレッド、ガーデングリーン・メタリック、ホライズンシーブルー・パール |
||
オプション色 |
プラチナホワイト・パール、ピーチブロッサム・パール、プレミアムアガットブラウン・パール、プレミアムアイボリー・パールII、ピーチブロッサム・パール/ホワイト、プレミアムアガットブラウンP/ホワイト、ガーデングリーン・メタリック/ホワイト、ホライズンシーブルー・パール/ホワイト |
||
掲載コメント |
- |
型式 | 6BA-JH3 |
---|---|
駆動方式 | FF |
ドア数 | 5 |
ミッション | CVT |
AI-SHIFT | - |
4WS | - |
標準色 | ルナシルバー・メタリック、クリスタルブラック・パール、ミラノレッド、ガーデングリーン・メタリック、ホライズンシーブルー・パール |
オプション色 | プラチナホワイト・パール、ピーチブロッサム・パール、プレミアムアガットブラウン・パール、プレミアムアイボリー・パールII、ピーチブロッサム・パール/ホワイト、プレミアムアガットブラウンP/ホワイト、ガーデングリーン・メタリック/ホワイト、ホライズンシーブルー・パール/ホワイト |
シート列数 | 2 |
乗車定員 | 4名 |
ミッション 位置 |
インパネ |
マニュアル モード |
- |
最小回転半径 | 4.5m |
全長×全幅× 全高 |
3.4m×1.48m×1.68m |
ホイール ベース |
2.52m |
前トレッド/ 後トレッド |
1.31m/1.31m |
室内(全長×全幅×全高) | 2.06m×1.35m×1.3m |
車両重量 | 850kg |
最大積載量 | -kg |
車両総重量 | -kg |
最低地上高 | 0.14m |
掲載用コメント | - |
エンジン型式 | S07B | 環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆☆ |
---|---|---|---|
種類 | 直列3気筒DOHC | 使用燃料 | レギュラー |
過給器 | - | 燃料タンク容量 | 27リットル |
可変気筒装置 | - | 燃費(JC08モード) | 29km/L |
総排気量 | 658cc | 燃費(WLTCモード) |
23.2km/L
└市街地:20.1km/L └郊外:25.1km/L └高速:23.6km/L |
燃費基準達成 | R02年度燃費基準 +10%達成車 |
||
最高出力 | 58ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
65(6.6)/4800 |
エンジン型式 | S07B |
---|---|
種類 | 直列3気筒DOHC |
過給器 | - |
可変気筒装置 | - |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 58ps |
最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
65(6.6)/4800 |
環境対策エンジン | H30年基準 ☆☆☆☆☆ |
使用燃料 | レギュラー |
燃料タンク容量 | 27リットル |
燃費(JC08モード) | 29km/L |
燃費(WLTCモード) | 23.2km/L
└市街地:20.1km/L └郊外: 25.1km/L └高速: 23.6km/L |
燃費基準達成 | R02年度燃費基準 +10%達成車 |
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
【関連リンク】
あわせて読みたい
- 【スズキ MRワゴンの中古車を買うなら】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- EVハイパーカーメーカー「リマック」が今熱い!従来のスーパーカーを猛追するクロアチアの新星【INDUSTRY EDGE】
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 【試乗】新型 日産 ノート|市販モデルではプロトタイプのネガ部分が消え、スタビリティの高さが際立った
- 【功労車のボヤき】「オペルとは思えないほどイカしてる!」というトホホな褒め言葉に涙した日もあったけど……。オペル一族の逆襲!?
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(後編)
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- ドア開閉音からも分かる卓越したビルドクオリティ、空冷時代だからこそ生きたポルシェの技術力
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】