レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲コンパクトスポーツセダンのISに大排気量の自然吸気エンジンを搭載するハイパフォーマンスバージョン。国内ではすでにファーストエディション(900万円)の抽選予約が終了、通常モデル(850万円)の販売開始時期は2022年冬以降が予定されている

アクセルを強く踏み込めば世界が一変する

コンパクトスポーツセダンという位置づけのISの車体に、V型8気筒5L自然吸気エンジンを載せて登場したレクサス IS500“Fスポーツ パフォーマンス”。かつてのIS Fをほうふつとさせる構成だが、今回はそれを名乗らない。

“F”を名乗ると車はサーキット志向となり、日常性が犠牲になるし価格も上がる。それなら今回はISの最高峰として、普段使いから濃密な歓びが得られるモデルにする方がいいと考えられたわけだ。
 

レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲エンジンフードだけでなく、フロントフェンダーやバンパーガーニッシュなどのデザインもベースモデルから変更されている
レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲「Fスポーツ パフォーマンス」は従来のFスポーツに、強化したパワートレインなどを搭載したハイパフォーマンスモデルという位置づけ。ボディサイズはIS350比で全長+50mm、全幅と全高は同一となる

大きく隆起したボンネットフードの下に収められたそのV8ユニットは最高出力481ps、最大トルク535N・mを発生する。トランスミッションは最短0.2秒という変速スピードを実現した8速SPDS(スポーツダイレクトシフト)と呼ばれる8速ATを組み合わせる。

サスペンションは適度に引き締められ、電子制御ダンパーやEPSの制御も変更。トルセンLSDも装備される。そして、ボディのねじれやたわみを減衰させるアイテムであるパフォーマンスダンパーがフロントだけでなくリアにも追加された。大パワー化への備えは十分というわけだ 。

もっとも、普段使いの速度域でのIS500は決してたけだけしい車ではない。エンジンはトルク豊かで心地よい音色を奏で、乗り心地もしなやか。気負いなく楽しくドライブできる。
 

レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲最新の5L V8自然吸気エンジンを搭載。IS Fの5L V8エンジンから最高出力で58ps、最大トルクは30N・mのアップを果たしている

世界が一変するのはアクセルペダルをさらに深く踏み込んだときから。吹け上がりはまさに一気。トップエンドめがけて音色をハイトーンに変化させながら、豪快なまでのパワー、そしてトルクで景色を置き去りにしていく。大排気量・自然吸気・高回転型エンジンのうまみが凝縮されたフィーリングだ。変速も素早く、適度なショックとともに次のギアへ。再び回転上昇が始まると、その刺激の強さにアクセルを戻すことを忘れてしまいそうになる。

そんな中でもフットワークはしなやかだし、挙動からもエンジン重量増を感じさせることはない。サスペンションはもちろん、エンジンマウントなども相当しっかりチューニングが煮詰められたのだろう。

このIS500“Fスポーツ パフォーマンス”、最初の500台“ファースト エディション”の抽選申し込みはすでに終了しているが、販売はこれで終わりではなく、続いて通常モデルもラインナップされる。このご時世にあえて限定としなかったレクサスには感謝と言うべきだろう。
 

レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲スピンドルグリルはブラックのメッシュタイプを採用
レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲新しいデザインの専用アルミホイールを装着。ブレーキキャリパーはブラックで仕立てられている
レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲IS Fをほうふつとさせる特徴的な4連エグゾーストマフラーを装着。リアバンパーロアガーニッシュの意匠も変更されている
レクサス IS500 Fスポーツ パフォーマンス▲インテリアにはFスポーツ専用のウルトラスエードを採用。シートはL tex(合成皮革)とのコンビとなる
文/島下泰久 写真/レクサス
島下泰久

モータージャーナリスト

島下泰久

1972年生まれ。自動車専門誌から経済誌やファッション誌などに数多く寄稿、YouTubeチャンネルを主宰するなど幅広く活躍するモータージャーナリスト。「間違いだらけのクルマ選び」の著者でもある

レクサス IS Fの中古車相場は?

レクサス IS F

5L V8自然吸気エンジンと8速ATを搭載する、IS(初代)のハイパフォーマンスバージョン。専用チューニングされたサスペンションなどにより、サーキット走行までこなす実力を備えていた。車名のFはホームサーキットである富士スピードウェイの頭文字に由来する。なお、2007年登場時の新車価格は766万円、2013年の一部改良時は810万円であった。

2022年10月時点で中古車市場には約60台が流通しており、平均価格は約300万円となる。2010年のマイナーチェンジ前の車両が比較的安くなっており、初期モデルかつ走行距離などにこだわらなければ100万円台後半から探すことができる。オプションだった“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドスシテムやBBS鍛造アルミホイール、前オーナーこだわりのパーツなどが装着されている個体もあるので、自分好みの1台を探すのも楽しいのではないだろうか。
 

▼検索条件

レクサス IS F(初代)× 全国
文/編集部、写真/レクサス

【試乗車 諸元・スペック表】
●500 Fスポーツ パフォーマンス ファースト エディション

型式 5BA-USE30 最小回転半径 5.2m
駆動方式 FR 全長×全幅×全高 4.76m×1.84m×1.44m
ドア数 4 ホイールベース 2.8m
ミッション 8AT 前トレッド/後トレッド 1.58m/1.57m
AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) 1.95m×1.5m×1.16m
4WS - 車両重量 1720kg
シート列数 2 最大積載量 -kg
乗車定員 5名 車両総重量 1995kg
ミッション位置 フロア 最低地上高 0.14m
マニュアルモード    
標準色

ソニックイリジウム、ソニッククロム、ソニックチタニウム、グラファイトブラックガラスフレーク、ホワイトノーヴァガラスフレーク、チタニウムカーバイドグレー

オプション色

ラディアントレッドコントラストL、ヒートブルーコントラストレイヤリング

掲載コメント

※G-Linkは初度登録から3年間無料

型式 5BA-USE30
駆動方式 FR
ドア数 4
ミッション 8AT
AI-SHIFT -
4WS -
標準色 ソニックイリジウム、ソニッククロム、ソニックチタニウム、グラファイトブラックガラスフレーク、ホワイトノーヴァガラスフレーク、チタニウムカーバイドグレー
オプション色 ラディアントレッドコントラストL、ヒートブルーコントラストレイヤリング
シート列数 2
乗車定員 5名
ミッション
位置
フロア
マニュアル
モード
最小回転半径 5.2m
全長×全幅×
全高
4.76m×1.84m×1.44m
ホイール
ベース
2.8m
前トレッド/
後トレッド
1.58m/1.57m
室内(全長×全幅×全高) 1.95m×1.5m×1.16m
車両重量 1720kg
最大積載量 -kg
車両総重量 1995kg
最低地上高 0.14m
掲載用コメント ※G-Linkは初度登録から3年間無料
エンジン型式 2UR-GSE 環境対策エンジン H30年基準 ☆☆☆☆
種類 V型8気筒DOHC 使用燃料 ハイオク
過給器 - 燃料タンク容量 66リットル
可変気筒装置 - 燃費(10.15モード) -km/L
総排気量 4968cc 燃費(WLTCモード) 9km/L
└市街地:5.5km/L
└郊外:9.5km/L
└高速:11.8km/L
燃費基準達成 -
最高出力 481ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm
535(54.6)/4800
エンジン型式 2UR-GSE
種類 V型8気筒DOHC
過給器 -
可変気筒装置 -
総排気量 4968cc
最高出力 481ps
最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm
535(54.6)/4800
環境対策エンジン H30年基準 ☆☆☆☆
使用燃料 ハイオク
燃料タンク容量 66リットル
燃費(10.15モード) -km/L
燃費(WLTCモード) 9km/L
└市街地:5.5km/L
└郊外: 9.5km/L
└高速: 11.8km/L
燃費基準達成 -