【試乗】新型 BMW X4 20d │ 本格派SUVクーペに高回転型のパワフルなディーゼルは相性抜群!
2020/12/23
クーペSUVにディーゼルの意外で納得の1台
BMWの人気SUVであるX3をベースに、ルーフ後半部分をなだらかに下降させてクーペ仕立てにしたのがX4。このスタイリッシュなSUVにディーゼルモデルが追加された。
これを聞いて「えー、クーペにディーゼルなんて、意外!」と思われた方は、一度試乗してみた方がいいかもしれない。最新ディーゼルはどれも静かでパワフル。とりわけ中低速域での分厚いトルク感は同排気量のガソリンエンジンで生み出すのが難しいくらいの力強さ。
このため、ドイツではシリーズのトップパフォーマーにディーゼルエンジンを据える例が急増中。ちなみにBMWでもX3のMパフォーマンスにディーゼルが用意されていたり、フラッグシップクーペの8シリーズにもディーゼルはラインナップされている。つまり、クーペ+ディーゼルはもはや珍しくない存在なのだ。
X4に追加されたディーゼルモデルは2L直4エンジンを搭載。1750~2500rpmで400N・mの強力なトルクを発生する他、190psの最高出力を4000rpmで生み出す“高回転型”に仕上げられている。
加えて、BMWの最新ディーゼルだけあってガソリンエンジンに負けず劣らず静かで、しかも回転フィールは滑らか。エンジンを始動するときは“ブルンッ”と軽く身震いをするけれど、これを除けば走行中はほとんどディーゼルと気づかないだろう。
乗り心地はどちらかといえばソリッドだが、不快な振動をボディがしっかりと抑え込んでくれるので快適性は高い。しかもダンピングが強力で、高速走行でもフラットな姿勢を崩さない。いかにもBMWらしい乗り味だ。おかげでハードコーナリングを試してもスタビリティ感が強く、安心してステアリングを握っていられる。
クーペスタイルになって心配されるリアシートの居住性は、身長171cmの私が腰掛けた状態でもひざまわりに拳ふたつ分、頭上にはひとつ分のスペースが残る。しかも、側頭部への圧迫感も少ないので、決して窮屈には感じないはず。なかなか巧みなパッケージングである。
ちなみにディーゼルエンジンを積むxDrive20dはX4としてはエントリーモデルとの位置づけで、価格は695万円から。ディーゼルならではの省燃費性を含め、実に魅力的なSUVクーペが誕生したといえそうだ。
【試乗車 諸元・スペック表】
●xドライブ20d Mスポーツ ディーゼルターボ 4WD
型式 | 3DA-VJ20 | 最小回転半径 | 5.7m |
---|---|---|---|
駆動方式 | 4WD | 全長×全幅×全高 | 4.76m×1.92m×1.62m |
ドア数 | 5 | ホイールベース | 2.87m |
ミッション | 8AT | 前トレッド/後トレッド | 1.6m/1.65m |
AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
4WS | - | 車両重量 | 1880kg |
シート列数 | 2 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 5名 | 車両総重量 | 2155kg |
ミッション位置 | フロア | 最低地上高 | 0.21m |
マニュアルモード | ◯ | ||
標準色 |
ブラックII |
||
オプション色 |
フラメンコレッドブリリアントエフェクトM、ブラック・サファイアメタリック、ファイトニック・ブルーメタリック |
||
掲載コメント |
- |
型式 | 3DA-VJ20 |
---|---|
駆動方式 | 4WD |
ドア数 | 5 |
ミッション | 8AT |
AI-SHIFT | - |
4WS | - |
標準色 | ブラックII |
オプション色 | フラメンコレッドブリリアントエフェクトM、ブラック・サファイアメタリック、ファイトニック・ブルーメタリック |
シート列数 | 2 |
乗車定員 | 5名 |
ミッション 位置 |
フロア |
マニュアル モード |
◯ |
最小回転半径 | 5.7m |
全長×全幅× 全高 |
4.76m×1.92m×1.62m |
ホイール ベース |
2.87m |
前トレッド/ 後トレッド |
1.6m/1.65m |
室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
車両重量 | 1880kg |
最大積載量 | -kg |
車両総重量 | 2155kg |
最低地上高 | 0.21m |
掲載用コメント | - |
エンジン型式 | B47D20B | 環境対策エンジン | - |
---|---|---|---|
種類 | 直列4気筒DOHC | 使用燃料 | 軽油 |
過給器 | ターボ | 燃料タンク容量 | 60リットル |
可変気筒装置 | - | 燃費(JC08モード) | 17.6km/L |
総排気量 | 1995cc | 燃費(WLTCモード) |
14km/L
└市街地:12.1km/L └郊外:13.4km/L └高速:15.5km/L |
燃費基準達成 | R02年度燃費基準 +10%達成車 |
||
最高出力 | 190ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
400(40.8)/2500 |
エンジン型式 | B47D20B |
---|---|
種類 | 直列4気筒DOHC |
過給器 | ターボ |
可変気筒装置 | - |
総排気量 | 1995cc |
最高出力 | 190ps |
最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
400(40.8)/2500 |
環境対策エンジン | - |
使用燃料 | 軽油 |
燃料タンク容量 | 60リットル |
燃費(JC08モード) | 17.6km/L |
燃費(WLTCモード) | 14km/L
└市街地:12.1km/L └郊外: 13.4km/L └高速: 15.5km/L |
燃費基準達成 | R02年度燃費基準 +10%達成車 |
【関連リンク】
あわせて読みたい
- 西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランボルギーニ ウルスの巻
- 先代BMW 3シリーズ(F30型)を買うなら、総額150万円以下が狙い目だ!
- EVハイパーカーメーカー「リマック」が今熱い!従来のスーパーカーを猛追するクロアチアの新星【INDUSTRY EDGE】
- SUVじゃなくていいじゃない! この夏、「キャンピングGT」に乗ろう!【カーセンサー8月号】
- 【功労車のボヤき】「オペルとは思えないほどイカしてる!」というトホホな褒め言葉に涙した日もあったけど……。オペル一族の逆襲!?
- 5年落ち以内が車両本体価格200万円以下から狙える! スタイリッシュな輸入車SUV4選
- 【試乗】メルセデス・ベンツ 新型Sクラス│”新時代の車”を堪能できるラグジュアリーセダンの最高峰!
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 世界で3社しか市販していないレアなFCVの1台、トヨタ MIRAIのドライブフィールに注目! 【EDGE’S Attention】