JC08モード(じぇいしー・ぜろはち・もーど)/[基本性能]

JC08モードとは、新しい燃費測定方法のこと。2009年10月1日以降に発売される新型車には、このJC08モード燃費の表示が義務付けられる。

従来のカタログに表記されていた10・15モードとの違いは、まずエンジンが暖まった状態からのスタートで最高速度70km/hにおいて緩やかな減加速で測定していたのに対し、エンジンが冷えた状態からのスタートが加味され、最高速度も80km/hに引き上げられて測定される。当然、減加速の測定も厳しいものとなる。

こうした実走行に近い状態での測定により、10・15モードよりも一般的に10~20%ほど低い数値が予想されている。従って同じ車両でも10・15モードより燃費は悪くなる。

2007年から現在新車で販売される車両のカタログなどには、JC08モードが記載されているが、2012年までは10・15モードとの併記が可能となっており、すでに販売中の国産車および、輸入車に関しては2014年まで移行期間が設けられている。