アルカンターラ



【米国:デトロイト発】
イタリアの高級カバーリング素材メーカーであるアルカンターラ社(本社:ミラノ)は、デトロイトで開催されている北米国際自動車ショー(開催期間:1月17日(土)~25日(日))において、同社の素材であるアルカンターラが多数のクルマで紹介がされており、その存在感をアピールしています。

アウディ、Acura(ホンダ)、テスラ、BMWはデトロイトで発表したワールドプレミアとなるニューモデルの内装にアルカンターラを施していました。軽量でカーボン・ニュートラルなアルカンターラは、世界中で数多くのスポーツカーや高性能車に使用されています。

ワールドプレミアとなったアウディのQ7ではアルカンターラが使用され、アウディの大型SUVの第2世代にあたるこのクルマは、これまでのモデルとは異なり、クラス最軽量の設計でした。スポーティーでありながらエレガントというQ7の特性を強調するために、ピラー、ドアパネル、ヘッドライナーにベージュのアルカンターラが使用されていました。

ホンダのハイブリッドNSX高性能スポーツカー、Acura新型「NSX」には、ドアパネル、コントロールパネル、ヘッドライナー、シートの中央部分に、対比色のステッチを施したグレーのアルカンターラが選ばれていました。25年前のNSXスーパーカーの伝統を引き継ぐNSXハイブリッドは [V6エンジンと] 3基の電気モーターによるスポーツ・ハイブリッド・システムを搭載。設計のすべての面でドライバーへの入念な配慮を示しているようでした。

デトロイトショーでデビューしたテスラの新しいデュアルモーター・モデルS(85Dと85D パフォーマンス)は、ダッシュボードとヘッドライナーにグレーとベージュのアルカンターラを使用していました。モデルSには従来の4輪駆動システムを改良した方式が採用されており、車軸それぞれにモーターを配して前2輪と後2輪のトルクを別々にコントロールできるそうです。

ドイツのBMWでは、デトロイトショーでワールドプレミアとなる6シリーズの2つのモデルにアルカンターラが使用されていました。BMW 650i グランクーペにはドアパネルとヘッドライナーに茶色のアルカンターラが使われ、またBMW M6クーペではステアリングとヘッドライナーに黒いアルカンターラを使用していました。第3世代に入ったBMW 6シリーズは、快適性、技術力、エレガンスのすべての面で高い水準を保っています。

BMWの新しい6シリーズではさらに、Individual モデルにおいて、アルカンターラとの高度なカスタマイズも紹介されています。今回のショーでは他に、BMW 750iではヘッドライナーとリアデッキに茶色のアルカンターラ、BMW 235iにはステアリングとピラー部分にアルカンターラが使用されました。

その他、デトロイトショーでアルカンターラを用いたクルマを展示したメーカーは、下記の通りです。

● ポルシェ: 展示されたクルマの大多数において、内装をダークグレーのアルカンターラが使われていました。911 タルガ 4 GTS、ボックススター GTS、ケイマン GTS、パナメーラ GTSなどです。

● マセラッティ: クアトロポルテ GTSモデルのヘッドライナーでカーボン・ニュートラルな素材、ライトグレーのアルカンターラが使用されました。

● ダッジ: 展示されたチャージャーとチャレンジャーのSRTバージョンのシートに、赤と黒のアルカンターラが使用されています。

リンカーンの新しい超プレミアム・モデル、「ブラックラベル」コレクションでは、MKZとMKCがやはりアルカンターラを内装に使用しています。デトロイトで展示されているMKCのシート、ヘッドライナー、ドアパネルはいずれも漆黒のアルカンターラを使っており、特にシートには特別バージョンの素材(赤い裏地を重ねたパーフォレート加工の黒いアルカンターラ)が使われています。また展示されているもう1台のMKCではシート中央部とヘッドライナーをオアシス・ベージュのアルカンターラで飾りました。

この「ブラックラベル」コレクションは、リミテッド・エディションの特徴あるデザインと超プレミアム級の素材が大きなポイントになっています。リンカーンはさらに、ヘッドライナーにダークグレイのアルカンターラを使った新型MKXもプレミア公開していました。

*この発表はグローバルのものです。

アルカンターラ社はイタリアのミラノに本社を、ウンブリア州ネラ・モントロに研究・製造施設を置いています。詳しくはウェブサイト www.alcantara.com をご覧ください。アルカンターラは柔軟性・耐久性・弾力性・通気性・洗浄性といったすぐれた特性をはじめ、デザイナーにさまざまなメリットをもたらす独自性の高いメイド・イン・イタリアの素材です。

■アルカンターラとは:
1972年に設立されたアルカンターラは、メイド・イン・イタリアの品質を誇る最高級な素材を作り出します。アルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標であるアルカンターラ (Alcantara)は、無類の優れた感覚特性、外観の美しさ、特殊機能性を持ち合せた画期的なカバーリング素材です。この驚くべき多様性を持つアルカンターラは、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザイン、家具、コンシューマ・エレクトロニクス、などさまざまな分野のリーダー企業により選ばれ、採用されています。また、サステナビリティ(持続可能性)に対して企業として真摯に取り組み関連する認証取得に取り組んでいます。環境保護を最重視するとともに、毎日使うもののよさを追求したい人のためのライフスタイルを提供します。アルカンターラは、全製造工程及び製品ライフサイクルから排出される二酸化炭素排出量の削減に努めています。2009年に製造過程における二酸化炭素排出量を削減し、「カーボン・ニュートラル」認証を取得しました。さらに2011年には「ゆりかごから墓場まで」を対象に広げ製造工程に加えて製品ライフサイクルから排出される二酸化炭素も算出して認証を取得しています。また、サステナビリティ分野における企業のコミットメントを示すためにアルカンターラ社は、テュフズードより国際的な認証を得て、毎年、独自のサステナビリティレポートを公表しています。こちらは、ウェブサイト上からのダウンロードも可能です。本社をミラノに置き、生産拠点とR&Dは、ウンブリア州の代表的な街であるネラ・モントロにあります。

国際規格の取得認証:
UNI EN ISO 9001:2008年取得認証 品質マネージメントシステムの国際規格
ISO/TS 16949:2009年取得認証 自動車産業に特化した品質マネージメントシステムの国際規格
UNI EN ISO 14001:2004年取得認証 環境マネージメントシステムの国際規格適合を示す認証
エコテックススタンダード100:1994年取得認証 製品との接触が人体に害を与えないことを保証
Authenticity認証: インテリアデザイン業界で制定された正規品であることを保証する認証
SA8000認証:2008年3月認証取得 社会的説明責任へのコミットを実証する国際規格
カーボン・ニュートラル認証:2010年取得認証 二酸化炭素排出を環境プロジェクト支援によりゼロ化

アルカンターラホームページ:www.alcantara.com
アルカンターラホームページ(日本語)://www.alcantara.com/ja/index.do
アルカンターラ You Tube チャンネル(日本語):http://www.youtube.com/user/AlcantaraJapan