オルドネスが2戦連続表彰台獲得でF3デビューシーズンを締めくくる 高星はシリーズ3位
カテゴリー: 日産のニュース
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2015/10/20
全日本F3選手権の第16~17戦(最終戦)がスポーツランドSUGOで開催され、日産の#22ルーカス・オルドネスが第16戦・17戦で自己ベストタイの結果となる2位表彰台を獲得しました。
全17戦で争われた今季の全日本F3選手権も、SUGOで最終戦を迎えることとなりました。オルドネスは、予選1回目、2回目ともにポールポジションタイムからわずか1000分の数秒差で2位となり、自己ベストグリッドを獲得しました。高星は2回ともに5位となりました。
第16戦決勝は17日(土)に行われました。フロントローからスタートしたオルドネスは、序盤にトップとの差を広げられましたが、「ここで焦ってミスを犯すことのないよう、明日の第17戦に向けたセットアップについても考えながらマシンをコントロールしました」と、安定したペースを保って周回を重ねると、終盤にはトップとの差を詰めて2位でチェッカーを受けました。5番手スタートの高星は、序盤に4番手を走るマシンを0.2秒差まで追い詰めましたが、順位を上げるチャンスを作れず5位でゴールしました。
18日(日)に行われた第17戦決勝では、スタート直後の1コーナーでオルドネスは3番手スタートのマシンと接触し、リヤサスペンションにダメージを受けた状態で走行を続けることになりました。十分にペースを上げられず、レース中には何度か後ろのマシンに並びかけられる場面もありましたが、オルドネスはなんとか2番手のポジションを守りきり、2戦連続での表彰台フィニッシュを飾りました。5番手スタートの高星はスタートで一つ、レース中のオーバーテイクでさらに一つポジションを上げ、オルドネスに続く3位でチェッカーを受けましたが、レース後にペナルティの裁定を受け、8位となりました。この結果、ランキングでは高星は3位、オルドネスは5位でシーズンを終えました。
「最終戦で自己最高の結果を出せて嬉しいです。特に予選ではポールポジションタイムまで本当に僅差だったことには興奮しました。もちろん、トップタイムを獲れたかもしれないのに叶わず、悔しくもあります。しかし、週末を通してチームが非常にいいマシンを用意してくれたおかげで、気持ち良くレースができました。フォーミュラカーレースのデビューシーズンをいい形で締めくくれてよかったです」
「週末を通して、なかなかマシンのセッティングを進めることができませんでした。練習走行の時点ではタイムは良かったのですがフィーリングに納得ができず、土曜日の予選と決勝ではそれが結果に出てしまいました。セッティングを変えて臨んだ第17戦でも、あまりいい感触が得られませんでした。マシンセッティングを仕上げられなかったという反省点は残りましたが、なんとか最後までプッシュし続けたことは、自分の中でもいい経験につなげられたと思います」
<全日本F3選手権第16戦>18周
Pos:No:Machine:Driver:Time/Behind
1:37:PETRONAS TOM’S F314:ニック・キャシディ:22’22.233
2:22:B-MAX NDDP F3:ルーカス・オルドネス:8.751
3:7:HFDP RACING F312:福住仁嶺:11.365
5:23:B-MAX NDDP F3:高星明誠:14.071
<全日本F3選手権第17戦>25周
Pos:No:Machine:Driver:Time / Behind
1:37:PETRONAS TOM’S F314:ニック・キャシディ:31’22.571
2:22:B-MAX NDDP F3:ルーカス・オルドネス:19.229
3:36:PETRONAS TOM’S F312:山下健太:20.719
8:23:B-MAX NDDP F3:高星明誠:50.020
<全日本F3選手権シリーズランキング>
Pos:No:Machine:Driver:Time / Behind
1:37:PETRONAS TOM’S F314:ニック・キャシディ:129
2:36:PETRONAS TOM’S F312:山下健太:113
3:23:B-MAX NDDP F3:高星明誠:92
5:22:B-MAX NDDP F3:ルーカス・オルドネス:43
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