日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は26日、収益拡大や事業革新等のために積極的なITの活用を実施している優れた上場企業「攻めのIT経営銘柄」に、同社が選定されたと発表しました。

攻めのIT経営銘柄


「攻めのIT経営銘柄」は、経済産業省が、日本企業の戦略的IT活用の促進に向けた取組の一環として東京証券取引所と共同で2014年度より創設したもので、今回が初の銘柄選定・発表となります。同銘柄は、ITの活用による企業の製品・サービス開発強化や、ビジネスモデル変革を通じて新たな価値の創出、およびそれを通じた競争力の強化を目指す経営に優れた上場企業が選定の対象となります。

東京証券取引所は、日産を「攻めのIT経営銘柄」に選定した理由として、以下の同社の取り組みを挙げました。

「日産自動車は、中期経営計画である『日産パワー88』を推進する中、グローバルIS/IT戦略である「VITESSE*」を策定し、実行しております。「VITESSE」は事業改革戦略を実現するためのSolution構築を、経営との連動を強化しつつ、ビジネス価値創造のツールとして、スピーディに推進しています。」
<東京証券取引所のニュースリリースより抜粋>

今回の選定を受け、グローバルIS/IT担当の常務執行役員である行徳セルソは、「ビジネスを支援するIS/ITから、貢献するIS/ITへ、大きく舵をきった当社の戦略的活動が、攻めのIT経営として評価されたことを大変光栄に思います。」と述べました。

グローバルに新規事業が拡大する中、IT活用の重要性は益々高まっております。当社は、引き続き経営とITの連動に取り組むことで、日産の企業価値の更なる向上を図ってまいります。

*VITESSE: Value Innovation, Technology Simplification, Service Excellenceの3つを柱とした、当社のグローバルIS/ITの中期計画。

<関連URL>
東京証券取引所ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/2015/05/20150526003/20150526003.html
経済産業省ニュースリリース
http://www.jpx.co.jp/news/0010/20150526-01.html