2017年北米国際自動車ショーで北米向け新型「ODYSSEY(オデッセイ)」を世界初披露
2017/01/10
Hondaは、米国ミシガン州デトロイトで開催中の2017年北米国際自動車ショー(プレスデー:1月9日~10日 一般公開日:1月14日~22日)にて、北米向けミニバンの新型「ODYSSEY(オデッセイ)」を今春の発売に先駆けて世界初披露しました。
北米向けオデッセイは、1994年のデビュー以来、多様化するファミリーユーザーのニーズに合わせて常に進化を続け、これまでに米国内で累計約250万台を販売しました。先代モデルがフルモデルチェンジした2010年以降も、米国におけるミニバン販売台数で7年連続第1位を記録※1するなど、高い評価を獲得しています。
5代目となる北米向け新型オデッセイは、3.5L V6直噴i-VTECエンジンに、Hondaが独自に開発した10速オートマチックトランスミッションをミニバンとして初めて※2採用し、力強い走りと共に、滑らかな加速感を実現しました。また、主要グレード※3には、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備しました。
先代モデルが、車内に専用設計の掃除機を備え付けるなど、独自の装備や機能でファミリーユーザーにとっての使い勝手の良さを追求してきたように、新型では多様なシートアレンジを可能にする「Magic Slide(マジックスライド)」や、マイク、スピーカー、赤外線カメラなどを使い、広い室内空間で離れて座る乗員同士を「つなげる」機能を追加しました。
ほかにも、軽量化と車体剛性を高い次元で両立させたボディー、ハンドリングの精密さと上質な乗り心地を追求して設計したシャシー、クラス最大※4の荷室容量、存在感のある洗練されたエクステリアデザインなど、さまざまな領域において最上級のミニバンを目指して開発しました。
ホンダR&Dアメリカズで開発され、米国アラバマ工場で生産されます。また、新開発の10速オートマチックトランスミッションは、ジョージア州タラプーサのトランスミッション工場で生産されます。
※1 2010年~2016年の「Non-Luxury Mid Size Van」クラスでの米国内単年販売台数として。IHS Markit調べ
※2 ミニバンとして世界初。Honda調べ(2017年1月現在)上級グレードに標準設定
※3 EX以上のグレード。グレード別販売比率95%の構成を想定
※4 米国内においてミニバンとして。Honda調べ(2017年1月現在)
【北米向け新型オデッセイの主な特長】
■新開発の10速オートマチックトランスミッションを採用したパワートレイン
・VCM(可変シリンダーシステム)搭載の3.5L V6直噴i-VTECエンジンは、最高出力が先代に比べて32馬力向上し、280馬力というこれまで以上に力強い走りとなりました。
・9速または10速オートマチックトランスミッションを採用。上級グレードに標準設定されるHonda独自の開発による10速オートマチックトランスミッションは、Honda車およびミニバンとして世界で初めての採用となり、これにより上質で滑らかな加速感を実現します。
・アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)や車線維持支援システム(LKAS)などを含む、先進の安全運転支援システムHonda SENSINGをEX以上の主要グレードに標準装備。
・加えて、次世代ACE※5ボディーや、運転席および助手席のニーエアバッグなどにより、最高水準の安心性能実現を目指しました。
・2列目シートには中央席を取り外して、左右の座席を真横にスライドさせることができるマジックスライドを採用。2列目シートにチャイルドシートを装着した状態での3列目へのスムーズなアクセスや、2列目の座席を互いに離したり、近接させたりと、状況に応じたシート配置が可能です。
・乗員同士のストレスないコミュニケーションを目指し、遮音ガラスや3層のドアシールを採用するなど、徹底したノイズ低減で静粛性を追求。
・また、機能面でもつながりの充実を図り、ドライバーが後部座席の乗員にスピーカーやヘッドフォンを通して話しかけることができる「Cabin Talk(キャビントーク)」を搭載。加えて、暗い室内でもダッシュボード中央の8インチ高解像度ディスプレイオーディオに、車載の赤外線カメラで後部座席の様子を映し出して見守ることができる「Cabin Watch(キャビンウォッチ)」も採用。
・新開発のボディーとシャシーにより、クラストップレベルの静粛性※4、ハンドリングの精密さ、上質な乗り心地を追求。
・ボディーには超高張力鋼板、アルミニウム、マグネシウムなどの素材を使用し、軽量化とボディー剛性を高い次元で両立。
・可変ギアレシオ付きデュアルピニオンEPSを新たに採用したほか、ロック・トゥ・ロックの回転数を減らし、高い応答性と取り回しの良さを実現。さらに、新開発のトレーリングアーム・リアサスペンションによってステアリングフィールや乗り心地を向上させたことに加え、よりコンパクトに設計したことで、クラストップ※4の荷室容量となりました。
・スノーモード対応の「Intelligent Traction Management(インテリジェント・トラクション・マネージメント)」や、ライントレース性やスムーズなハンドリングを実現する電子制御システム「アジャイルハンドリング・アシスト」などによりさまざまな天候下でも安定感のある運転フィールを提供します。
・フロントヘッドライトおよびテールライトにLEDを採用し、先進感のあるシャープさを演出。空力性能にも優れた流麗なボディーラインや、スライドドアのレールをウインドウ下に隠すなどの細やかな配慮により、精悍でありながらもエレガントな外観に仕上がっています。
・インテリアにはソフトパッドを使用したインストルメントパネルや、7インチカラー液晶ディスプレイのメーターを採用するなどし、上質な室内空間を演出しています。
※5 Advanced Compatibility Engineering(アドバンスド・コンパティビリティー・エンジニアリング)
【転載元】
あわせて読みたい
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(後編)
- 現行型ヴォクシーの平均価格が200万円切り目前|迫力重視の「煌」も、燃費重視のハイブリッドも買い時到来
- 【総予算100万円!】格安90’sミニバンを自分仕様に仕上げて遊ぶ(前編)
- 【フェルディナント・ヤマグチ×編集長 時事放談】自動車業界と半導体について(後編)
- VIP=セダンの時代は終わった!? ラージサイズミニバンの2列4人乗り仕様で、極上の贅沢を味わおう
- 本場ドイツの名門レース「DTM」が、再び注目を集めるワケ!【EDGE MOTORSPORTS】
- 【マンガ】ホンダ N-ONE(現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
- 現行型アルファードの平均価格が300万円台に突入!! 中でも後期型の低走行車が超お得
- ホンダがスポーツEVを投入か!?
- 必要なのはカーナビより衝突軽減ブレーキ!? 安全装備が令和の“三種の神器”の筆頭候補に!