・キーンルック*1やアンダープライオリティ*2などTOYOTA独自のエモーショナルなデザイン表現により、軽快さと力強さが大胆に融合した個性際立つスタイリングを実現
・TNGA*3がもたらす高い基本性能に、さらに運動性能を高める「味付け」を施し「我が意の走り」を実現
・ハイブリッド車は、コンパクトSUVクラスでトップレベルの燃費値を追求
・グレード体系は、1.8Lハイブリッドシステムを搭載した「G」・「S」と、1.2Lターボエンジン*4を搭載した「G-T」・「S-T」の計4グレードを設定
・衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備


TOYOTAは、新型車C-HRの日本仕様の概要を9月28日に初公開した。また、11月上旬からWeb*5で先行商談受付を開始し、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて2016年年末に発売する。

▲G<オプション装着車> ▲G<オプション装着車>



C-HRは、2014年パリモーターショーでのコンセプトカー初出展以来、2015年開催の第66回フランクフルト国際モーターショーなど、欧州を中心に披露。日本では、第44回東京モーターショー2015での出展から約1年を経て、市販モデルの日本仕様初公開となる。伸長するコンパクトSUV市場に投入することで、より幅広いお客様の需要喚起を図る。

デザインのコンセプトは、「センシュアル スピード-クロス」。スピード感あふれるボディ、SUVのたくましい足回りを表現したほか、質感・形状・色など細部にこだわり、大人の感性に響く意匠を追求している。
走りのコンセプトは、「我が意の走り」。TNGAの取り組みのさらなる進化により、低重心パッケージや高いボディ剛性を実現し、優れた操縦安定性・快適な乗り心地を達成した。さらに、欧州をはじめとする世界の様々な道や国内外のサーキットコースで走行テストを重ねるなど、走りを徹底的に鍛え上げている。

なお、発売に先駆けて、11月26日(土)に富士スピードウェイで先行試乗会*6を予定している。

【今回のトピックス】
1.成長著しい国内のコンパクトSUV市場にC-HRを投入し、より幅広いお客様の需要喚起へ

▽コンパクトSUV市場規模はここ4~5年間で約2倍と拡大傾向。他市場に比べ内外装デザインを重視するお客様が多く存在する中、C-HRは個性あふれるデザインはもちろん、意のままの走りやクラストップレベルの燃費も追求し、コンパクトSUV市場を牽引していく
▽20代から30代の若年層を含めた情報感度が高いコンパクトSUV層を中心に、たくましい足回りとスピード感あふれるボディを表現することにより、SUVでありながらクーペのような「新ジャンル感」を訴求

2.お客様が選びやすいシンプルなグレード体系

▽より装備を充実した「G」・「G-T」、標準グレード「S」・「S-T」を設定

3.衝突回避支援パッケージ Toyota Safety Sense Pをはじめとした充実の先進装備

▽歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備
▽ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラート、クリアランスソナー&バックソナーなど先進安全装備を充実し、安全な運転を支援

*1 知的で明晰な印象を与えるTOYOTA独自のフロントの表情。
TOYOTAマークの立体的な強調と、ダイナミックなアンダープライオリティとの組み合わせで表現
*2 空力・冷却・歩行者保護性能を配慮したアンダーグリルを強調したTOYOTA独自のフロントデザイン
*3 Toyota New Global Architecture。トヨタ自動車(株)が全社を挙げて取り組む、クルマづくりの構造改革。
パワートレーンユニットとプラットフォームおよび部品部を一新し、一体的に新開発することにより、クルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させることを目指す
*4 駆動は4WDのみ
*5 トヨタ自動車(株)公式サイト。http://toyota.jp/
*6 詳細は、http://toyota.jp/c-hr/testdriveに9月28日(水)に掲載予定(時間は未定)

【新型車C-HRの主なポイント】
1.エクステリア

◆「ダイヤモンド」をモチーフに強く絞り込んだボディと、大きく張り出したホイールフレアの対比による立体構成で、特徴的で構えの良い造形を創出
◆抑揚の効いたメリハリのあるボディと艶やかな面質で、大人の感性に響くスタイリングを追求


▲S-T ▲S-T


▽キャビンとドアサイドを一体化させ、ボディ下部を強く削ぎ落とすことで明快に際立たせた彫刻的なダイヤモンド形状と、豊かに張り出した前後ホイールフレアにより、大胆でセクシーなサイドビューを表現
▽リヤアウトサイドドアハンドルは、ボディに一体化し存在感を抑えることで、2ドアクーペのような印象を付与

▲S ▲S
▲G<オプション装着車> ▲G<オプション装着車>


▽キーンルックや、その構成要素でもあるアンダープライオリティなど、TOYOTA独自のデザイン表現を進化。翼形状に回り込んだヘッドランプと合わせ、ワイド感・踏ん張り感のある鋭く力強いフロントマスクを創出
▽バックドアと一体感のあるキャビンを大胆に絞り込み、リヤフレアとリヤコンビネーションランプを張り出させることで特徴的かつ安定感あるスタンスを表現

2.インテリア
◆デザインコンセプトは「センシュアル-テック」。新しい操作空間を大人っぽい意匠に仕上げ、先進感を演出


▲インテリア(内装色 : リコリスブラウン)<「G」、「G-T」に標準設定> ▲インテリア(内装色 : リコリスブラウン)<「G」、「G-T」に標準設定>


▽インストルメントパネルからドアトリムまで繋がるソフトパッドや金属調オーナメントなどにより、広がりのある空間を表現
▽メーターを中心とした操作パネルをドライバーに向けて配置。あらゆる運転操作をスムーズに行えるよう、直感的に操作しやすいレイアウトとし、運転に集中できる空間を表現

▲ハイブリッド車専用 コンビネーション2眼メーター ▲ハイブリッド車専用 コンビネーション2眼メーター
▲スポーティシート*1 ▲スポーティシート*1


▽2眼筒型タイプのメーターは、盤面にブルーラインを放射状に施すことで奥行きと先進感を表現
▽マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチTFTカラー)を採用し、多彩な情報を高解像度で表示
▽ホールド性に優れたスポーティシートを設定。また、座面のパッド厚・硬度を最適化することで座骨への圧力を分散し、ロングドライブの疲れにくさにも配慮

3.走り
◆コンセプトである「我が意の走り」を実現するため、「レスポンス-リニアリティ-コンシステンシー*2」に焦点を当てて開発
◆TNGAの思想に基づいた低重心パッケージと高いボディ剛性により、優れた乗り心地と操縦安定性を実現


▲G<オプション装着車> ▲G<オプション装着車>


▽フロントに新開発のマクファーソンストラット、リヤにダブルウィッシュボーンのサスペンションを採用。また、大径スタビライザーの使用やアブソーバー減衰力特性の最適化などが、優れた乗り心地や操縦安定性に寄与
▽ボディ接合部への構造用接着剤の使用や環状骨格構造の採用により高ボディ剛性を確保し、優れた乗り心地と操縦安定性を達成
▽SACHSアブソーバーを標準装備。アッパーサポートの緩衝材には、ウレタン材をトヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)で初採用

<その他の主な特徴>

▽優れた操作性・開放的な視界
・最小回転半径は5.2mとし、ハッチバック並の取り回しの良さを実現
・全高を立体駐車場に駐車可能な1,550mm*3に抑えながら、室内長1,800mm・室内幅1,455mmという必要十分な室内空間を確保。また、1,280mm*4のアイポイントに加え、Aピラーのスリム化、ドアミラーの取り付け位置の工夫などにより、優れた視認性を確保
▽思い通りの操作ができるアクセル&ブレーキ
・アクセルペダルは、剛性確保と内部構造の見直しにより、踏み込み時の高精度なペダルコントロールを実現。発進時には滑らかな加速を、ペダル踏み増し時にはレスポンスに優れた加速が可能
・ブレーキペダルは、最適なペダル位置や角度を追求したほか、踏み込み時の応答性を向上させる新設計のブッシュを採用

3.その他
▲LEDシーケンシャルターンランプ<「G」、「G-T」にオプション設定> ▲LEDシーケンシャルターンランプ<「G」、「G-T」にオプション設定>



▽右左折の際、12灯のLEDランプが内側から外側へ流れるように光るシーケンシャルターンランプをTOYOTAブランド初採用

▲足元イルミネーション(車名表示)<「G」、「G-T」に標準装備> ▲足元イルミネーション(車名表示)<「G」、「G-T」に標準装備>



▽車名ロゴが浮かび上がる足元イルミネーションをトヨタ初採用*5。夜間の乗降時に遊び心を演出

その他、主なポイントは以下の通り。

▽外板色は、新規開発色ラディアントグリーンメタリック・メタルストリームメタリックを含む全8色としたほか、内装色は、ブラックとリコリスブラウンの全2色を設定
▽18インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)を採用。足回りに先進性とスピード感を演出

*1 画像は、「G」・「G-T」標準装備の本革+上級ファブリックシート表皮
*2 「レスポンス」:ドライバーが操作したときにクルマが瞬時に反応する、の意
「リニアリティ」:ドライバーの操作量に応じて車両がその通りに応答する、の意
「コンシステンシー」:どんな路面状況でも、どんな車速でも、車両の応答に統一感がある、の意
*3 ハイブリッド車。ターボ車は1,565mm
*4 ターボ車。ハイブリッド車は1,265mm
*5 ドアミラーに設定