プリウス(4代目)▲世界のどこよりも早く日本で量産化されたハイブリッド車。現在では車種のバリエーションも豊富だ。写真はトヨタ プリウス(4代目)

人気のハイブリッド車は? 最新ランキングTOP20を解説!

エンジン車と電気自動車をイイトコ取りした、知恵と技術の結晶と言えるハイブリッド車。ひと昔前は限られたモデルしか選べなかったが、現在では軽自動車、乗用車を問わず多彩な車種でハイブリッド車が展開されている。ハイブリッド専用車種も増えた。

この記事ではハイブリッド車の概要について説明しつつ、カーセンサーで人気のハイブリッド車20選をランキング形式で紹介する。
 

 RAV4(現行型) ▲トヨタ RAV4(4代目)のように単に燃費を良くするだけでなく、パワー&トルクとの両立を狙ったハイブリッド車も多い
 

ハイブリッド車とは?

ハイブリッド車とは、複数の動力源をもつ車のこと。現在のハイブリッド車はほとんどがガソリンエンジンもしくはディーゼルエンジンとモーターを組み合わせたものだ。

内燃機関であるエンジン、電気で動くモーター、それぞれに長所と短所があり、組み合わせることで互いを補い合うのがハイブリッド車の特徴。例えば多くのエネルギーを使う発進加速ではモーターを、高速巡航ではエンジンを、といった具合。その目的は燃費向上と動力性能アップだ。

ハイブリッド車の中には、モーターを動かすのに必要な電力を発電するためにエンジンを使うものもある。エネルギー密度の高いガソリンや軽油を燃料とすることで、航続距離を稼ぐ目的もある。
 

 

ハイブリッド車の種類

ひとくちにハイブリッド車と言っても、様々な種類がある。メカニズムとしては大きく以下の3種類に分けられる。
 

パラレル式:エンジンとモーター、双方を駆動力として使い、出力軸を共有するもの。一般的にはエンジンを主とし、モーターはアシスト的な役割を担う。ホンダのハイブリッドはほとんどがこの方式。

シリーズ式:モーターだけを駆動力とし、エンジンは発電用に使うもの。動力源はモーターなので、電気自動車の一種とも言える。日産の「e-POWER」などがこれに当たる

シリーズ・パラレル式(スプリット式):複雑な動力分割機構を設け、必要に応じて「パラレル式」になったり「シリーズ式」になったりするもの。動力を分けるので「スプリット式」とも言われる。トヨタの「THS」がスプリット式の代表格だ

 n-one(初代) ▲こちらはプリウスに採用されているTHS-Ⅱのカットモデル。遊星ギアを用いることでエンジンとモーターの動力を使い分ける

ちなみに、軽自動車や輸入車に用いられることの多いマイルドハイブリッドもある。これは本来エンジンの力を使って発電しバッテリーに充電する役割を担うオルタネーターに、駆動力をアシストする機能も担わせた仕組みのことで、パラレル式の一種と言える。

専用のモーターや動力分割機構が必要ないため、省スペースかつ低コストというメリットがある。

また、プラグインハイブリッド(PHEV)は、バッテリーに供給する電力をエンジンによる発電だけでなく、専用充電器からも行えるようにしたもの。モーター(電力)だけで走れる場面を増やした、より電気自動車に近いハイブリッドと言える。
 

 

ハイブリッド車のメリット

ハイブリッド車にはいくつものメリットがある。代表的なものは以下のとおりだ。
 

・燃費性能が優れている
エンジンとモーター、それぞれが得意とする領域を使い分けられるので効率が良く、燃費がいい。ハイブリッドを採用する理由のほとんどが燃費向上のためだ。
 

・パワー&トルクがある
2つ以上の動力源があるため、両方合わせることでガソリン車やディーゼル車以上の動力性能となる。これは前述のパラレル式、シリーズ・パラレル式だけに見られるメリットだ。中には同車種のガソリン車以上となる排気量をもつエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車もある。
 

・静粛性が高い
エンジンの稼働を抑えることができるため、通常のガソリン車やディーゼル車よりも静か。シリーズ式ハイブリッドでこの特徴が顕著になる。
 

・環境にやさしい
燃費性能が良いということは、消費する燃料が少なく、排出ガスも少ないということ。エコカー減税やグリーン化特例といった税制上のメリットを受けられる車種も多い。
 

 ヴェゼル(現行型) ▲燃費がいいだけでなく、静粛性が高いのもハイブリッド車の魅力。写真はホンダ ヴェゼル(2代目)
 

ハイブリッド車のデメリット

一見、万能に思えるハイブリッド車といえども、デメリットも存在する。
 

・車両価格が高い
一般的にハイブリッド車はガソリン車よりも車両価格が高め。燃費や税金面の優位性だけで車両購入費用の差額を取り戻すのは、なかなか難しいのが実情だ。ハイブリッド車にするか否かは他のメリットも合わせて考え、総合的な魅力で判断しよう。
 

・メンテナンスコストが高い
走行距離が進んだ場合(一般的には10万km前後)、駆動用バッテリーの交換が必要になる。実はこれがかなりの金額。中古車のハイブリッド車を購入する際は、バッテリーの交換費用を前提としたうえで予算を決める、バッテリー交換済みの物件を選ぶなど、注意しよう。中には新車保証が使えるケースもある。
 

駆動用バッテリー ▲駆動用バッテリーの交換費用は、数十万円になることも

・車が重くなる
最近のハイブリッド車は軽量化が進んでいるとはいえ、やはりエンジンとモーターの両方を搭載する都合上、どうしても車両重量が重くなる。それがハンドリングや乗り心地に悪影響を及ぼすケースも。できれば通常のガソリン車と乗り比べたうえで購入を決めたい。

 

ハイブリッド車人気ランキングTOP20

量産ハイブリッド車の歴史はトヨタ プリウスから始まったが、現在では様々なタイプ、ボディサイズがラインナップされている。もちろん、中古車市場に流通しているハイブリッド車も豊富だ。

ここからはカーセンサーで人気のハイブリッド車20選をランキング形式で紹介する。上記のメリット、デメリットを考慮したうえで、自分にぴったりな1台を選んでほしい。

 

第1位 |トヨタ アルファード(3代目)

■生産期間:2015年1月~
■中古車平均価格:500万円
■燃費(ハイブリッド車):14.8km/L(WLTCモード)

アルファード(現行型) ▲国産最高級クラスのミニバンがアルファード。ハイブリッド車は重量級ボディをものともしないトルクが魅力だ

トヨタのフラッグシップミニバン、アルファードは早くからハイブリッドを導入した1台だ。初代ですでにハイブリッドモデルを追加設定し、その後も熟成を重ねてきた。

現行モデルは3代目。ハイブリッド車は全車フルタイム4WD仕様で、2.5L 直4ガソリンエンジンをハイブリッド用に改良したものに、前後モーターを組み合わせた「E-Four」を採用している。

最高出力では最上位モデルの3.5L V6ガソリン車にかなわないものの、その加速感はスムーズ&トルクフル。もちろん静粛性も高い。ミニバンの常識を超える上質な走りと高級感を目指したアルファードに最もマッチしたパワーユニットと言えるだろう。

燃費は14.8km/L(WLTCモード)という数値だが、車両重量が2500kg以上もあること、同排気量のガソリン車が10.8 km/L(WLTCモード)であることを考えれば上々だ。
 

アルファード(現行型) ▲ハイブリッド車の静かさは同乗者にとっても快適だろう

3代目のアルファードは約3800台が流通しているが、ハイブリッドは450台ほど。現行モデルだけあって、低走行車を選ぶこともできる状況。

デザイン変更前の前期型なら予算300万円から狙うことができる。
 

▼検索条件

トヨタ アルファード(3代目) × ハイブリッド車
 

第2位 |トヨタ プリウス(3代目)

■生産期間:2009年5月~2015年11月
■中古車平均価格:73万円
■燃費(ハイブリッド車):30.4~32.6km/L(JC08モード)

プリウス(3代目) ▲プリウスのワンモーションフォルムは空力性能にも優れている

ご存じ、世界で初めて量産されたハイブリッド車であるプリウスの3代目。エンジン排気量は2代目の1.5Lから、1.8Lへと拡大。ボディサイズも若干拡大し、全長:4460mm × 全幅:1745mm × 全高:1490mmとなった。初代は5ナンバーサイズだったが、3代目は現行型カローラに近いサイズの3ナンバーハッチバックだ。

メカニズムでは先代から継承した「THS-Ⅱ(トヨタ・ハイブリッド・システム・ツー)にリダクションギア機構を追加。さらに、ウオータポンプを電動化してベルトを廃止するなどの工夫で当時としてはクラストップの好燃費を実現した。駆動方式は全車FFとなっている。

2012年に国産車初のプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」を発売したことでも話題となった(プリウスと別車種扱い)。
 

プリウス(3代目) ▲中古車ではリーズナブルな価格帯となっている3代目プリウスだが、駆動用バッテリーの性能が落ちている物件もあるので注意されたい

生産終了から7年以上経過しているが、中古車市場での流通量はまだまだ多く、相場もリーズナブル。

走行距離5万km以下の物件も総額60万円から探すことができる。中古車として狙い目の車種だ。
 

▼検索条件

トヨタ プリウス(3代目)
 

第3位 |日産 ノート(2代目)

■生産期間:2016年11月~2020年11月
■中古車平均価格:109万円
■燃費(ハイブリッド車):28.8~37.2km/L(JC08モード)

ノート(2代目) ▲e-POWER が設定されたことで一躍、人気者となったノート

2代目ノート自体は2012年に登場したが、2016年11月のマイナーチェンジでハイブリッドである「e-POWER」が日産車で初めて採用された。

これはエンジンをバッテリーの充電用のみに利用し、駆動はすべてモーターが担う日産独自の方式となっている。他車と差別化するためにあえてハイブリッドを名乗っていないが、シリーズ式ハイブリッドの一種である。FFの他にフルタイム4WDも用意された。

全長:4100mm × 全幅:1695mm × 全高:1520-1525mmというコンパクトな車体サイズが魅力。軽量なボディ(1190kg・「e-POWER S」)のおかげで、好燃費を達成した。

2代目ノートはハイブリッド仕様を追加したことで売上を大きく伸ばし、デビュー月の月間販売台数で総合トップになっている。
 

ノート(2代目) ▲真円をモチーフにエアコン吹き出し口やシフトノブがデザインされたインテリアも個性的

中古車市場では2代目ノート「e-POWER」だけで約3400台が流通しており、選択肢は豊富。

デビュー年近くの年式なら走行距離5万km以下の物件で、総額85万円~と価格もリーズナブルだ。
 

▼検索条件

日産 ノート(2代目) × ハイブリッド車
 

第4位 |日産 セレナ(5代目)

■生産期間:2016年8月~2022年11月
■中古車平均価格:254万円
■燃費(ハイブリッド車):13.2~18.0km/L(WLTCモード)

日産 セレナ(5代目) ▲外観ではブルーのラインでハイブリッドであることをさり気なくアピール

5ナンバーサイズに収まる(一部仕様を除く)ミニバンの日産 セレナ。その5代目ではデビュー時からスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)車が設定されていたが、2018年2月のマイナーチェンジで「e-POWER」車も追加された。S-HYBRID車の燃費が13.2 km/Lなのに対して、e-POWER車は18.0km/L(ともにWLTCモード)と大きな違いがある。

「e-POWER」の仕組みはエンジンを発電に用い、モーターで駆動するシリーズ式だ。これはノートのハイブリッドと同様だが、セレナにはバッテリー単独での走行を行う「マナーモード」と、バッテリー単独走行時に事前に充電を行う「チャージモード」が追加搭載されている。

e-POWER車は全車、セカンドシートがキャプテンシートとなる7人乗り仕様。外観でもフロントグリルにブルーのアクセントが入るなどの違いがある。

標準スタイルの他、カスタムスタイルである「ハイウェイスター」、日産直系ファクトリーのオーテックジャパンによる「AUTECH」、乗降時にステップが出てくる「ステップタイプ」、福祉車両の「ライフケアビークル」にもe-POWER車が設定された。
 

日産 セレナ(5代目) ▲インテリアは視認性が高く、かつ未来感が感じられるもの

中古車市場に流通している5代目セレナの9割以上がハイブリッド車となっている。

そのうち約7割がS-HYBRID車で、e-POWER車は約3割だ。
 

▼検索条件

日産 セレナ(5代目) × ハイブリッド車
 

第5位 |トヨタ プリウス(4代目)

■生産期間:2015年12月~2022年11月
■中古車平均価格:200万円
■燃費(ハイブリッド車):25.4~32.1km/L(WLTCモード)

トヨタ プリウス(4代目) ▲よりシャープに、攻めたデザインとなった4代目プリウスの外観

つい最近まで現行モデルだった4代目プリウスも3代目に続いてランクイン。車体サイズはさらに大きくなり、全長:4575mm × 全幅:1760mm × 全高:1470mm(後期型・FF)となったが、車両重量は先代とほぼ変わらないレベルに抑えられている。

パワーユニットでは先代の1.8Lエンジンを踏襲しているが効率を改善。さらにハイブリッドシステム全体の軽量化、効率化やリチウムイオンバッテリーの採用などによって先代を大きく上回る好燃費を実現した(37.2~40.8 km/L・JC08モード)。

また従来のFFに加えて、歴代プリウスで初めてフルタイム4WD「E-Four」を設定。後輪を専用モーターで駆動する方式となっている。

2018年12月にはフロントバンパーやグリル、ヘッドライトなどのデザインを変更する大規模なマイナーチェンジが実施されている。
 

トヨタ プリウス(4代目) ▲シフトレバーの小ささが印象的なインパネ風景。シンメトリーなデザインも新鮮だ

中古車市場には4000台を超える物件が流通。

最近まで現行モデルだったために中古車平均価格はやや高めだが、デビュー年に近い年式なら走行距離1万km程度のものでも総額120万円台から狙える。
 

▼検索条件

トヨタ プリウス(4代目)
 

第6位 |トヨタ アクア(初代)

■生産期間:2011年12月~2021年6月
■中古車平均価格:100万円
■燃費(ハイブリッド車):27.2~29.8km/L(WLTCモード)

トヨタ アクア(初代) ▲初代アクアはそれまでコンパクト化、低価格化することが難しかったハイブリッド車に革命を起こした存在だ

プリウスの車体サイズが代を経るごとに大きくなってきたことを受け、トヨタのラインナップに新たなコンパクトハイブリッドが必要になった。そこで開発されたのがアクアだ。ハイブリッド専用モデルでボディサイズは5ナンバーに収まる全長:3995mm × 全幅:1695mm × 全高:1445mm(デビュー時)。

空気抵抗を低減するためにフロントウインドウの角度を寝かせた外観デザインとした上で、居住空間を広く確保したパッケージが特徴。バッテリーを後席下に配置することで、通常のコンパクトハッチバックと変わらない車内空間を実現している。

ハイブリッドシステムは2代目プリウスに搭載された「THS-Ⅱ」をベースとして、アクア専用にコンパクト化&軽量化したものが搭載された。1.5Lエンジン+モーターの組み合わせだ。

基本設計は10年以上前だが、軽量な車体と「THS-Ⅱ」による好燃費は現在の水準から見ても優秀である。

10年近くにわたって生産されたロングライフモデルでもある。2017年6月にはフロントまわりの大幅なデザイン変更およびCrossoverを追加するマイナーチェンジが実施された。
 

トヨタ アクア(初代) ▲初代アクアの内装

中古車市場には6000台以上が流通している。総額50万円以下で狙えるものがあるが、走行距離が10万kmを超えるものがほとんど。

予算を60万円までアップすれば、走行距離6万km程度の物件も見つけることができる。
 

▼検索条件

トヨタ アクア(初代)
 

第7位 |ホンダ フリード(2代目)

■生産期間:2016年9月~
■中古車平均価格:214万円
■燃費(ハイブリッド車):19.8~20.9km/L(WLTCモード)

ホンダ フリード(現行型) ▲3列シートが「フリード」、2列シートが「フリード+」という別モデルとして販売されている。どちらにもハイブリッド車が設定されている

三角と四角を足したスタイルで人気となったホンダのコンパクトミニバン、現行型は2代目だ。

5ナンバーサイズに収まるボディの中で広い車内空間と、運転しやすさを両立。3列シートが欲しいけどワンボックス型ミニバンが苦手、という人に向けたパッケージとなっている。

ハイブリッドには、初代の途中から採用された「Honda IMAシステム」とは異なる「SPORT HYBRID i-DCD」を採用。7速デュアルクラッチトランスミッションにモーターを組み込み、エンジンをアシストするパラレル式ハイブリッドだ。初代と同排気量のエンジンながらシステム出力と燃費を大きく向上させ、モーターのみでの走行も可能とするなど性能が大きく進化した。

また、コンパクトミニバンのハイブリッド車では珍しく、FFだけでなく4WDもラインナップしている。パワーコントロールユニットとバッテリーを小型化し、1列目シート下に設置したことで実現した。

2019年10月にはフロントまわりのデザイン変更を含む大規模なマイナーチェンジが実施されている。
 

ホンダ フリード(現行型) ▲細いピラーと三角窓で広い視界を確保した車内

モデルライフが6年超と長いため、中古車流通台数は約3000台、うちハイブリッドは約1200台と多い。

予算150万円から両側電動スライドドア付きの物件を探すことが可能。デザイン変更後の後期型は総額180万円から探すことができる。
 

▼検索条件

ホンダ フリード(2代目) × ハイブリッド車
 

第8位 |トヨタ ライズ(初代)

■生産期間:2021年11月~
■中古車平均価格:214万円
■燃費(ハイブリッド車):28.0km/L(WLTCモード)

トヨタ ライズ(現行型) ▲大径タイヤの採用などでコンパクトクラスとは思えない迫力あるルックスとなった

5ナンバーサイズに収まるSUVで、ダイハツ ロッキー(2代目)の兄弟車にあたる。シャシーやエンジンなど、設計はダイハツが担当した。コンパクトながらSUVらしい迫力のあるデザイン、デッキボードの採用で使い勝手を良くした荷室が魅力だ。

デビューから2年目の2021年11月に行われたマイナーチェンジでハイブリッド車を追加。搭載されるシステムはダイハツが開発した「e-SMARTハイブリッド」で、駆動力はすべてモーターが担い、1.2Lガソリンエンジンで発電するシリーズ式ハイブリッドとなる。ハイブリッド車にはアクセルペダルのみで車速コントロールを可能とする「スマートペダル」も採用された。

ガソリン車にはFFとフルタイム4WDが用意されるライズだが、ハイブリッド車はFFのみの設定だ。
 

トヨタ ライズ(現行型) ▲SUVらしいラギッドなデザインの内装も魅力

ガソリン車も含めたライズの中古車は2000台を超える。しかし、ハイブリッドに絞ると130台と選択肢は多くない。

しかしながら大半の物件が走行距離1万km以下。総額250万円以下でも低走行車が狙える状況だ。
 

▼検索条件

トヨタ ライズ(初代) × ハイブリッド車
 

第9位 |日産 エクストレイル(3代目)

■生産期間:2013年12月~2022年6月
■中古車平均価格:191万円
■燃費(ハイブリッド車):13.8~15.0km/L(WLTCモード)

日産 エクストレイル(3代目) ▲トルクフルなハイブリッド車の特性はオフロード走行との相性も良い

アクティブに使えるミドルクラスSUVのエクストレイルも、3代目でハイブリッド車が追加されている。現行モデルの「e-POWER」とは異なる、「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」というシステムが採用されている。

これはガソリン車と同じ2Lエンジンと、デュアルクラッチ式7速トランスミッションに内蔵したモーターを駆動力とするもの。主な駆動力はエンジンで、モーターはアシスト的な役割、つまりパラレル式ハイブリッドだ。

ハイブリッド車では低転がり抵抗タイヤを採用。このクラスのSUVとしては良好な燃費を達成した。コンパクトなリチウムイオンバッテリーを採用することで、ガソリン車と全く変わらない居住空間や荷室容量を確保することにも成功している。

駆動方式はFFとフルタイム4WDの2種類。
 

日産 エクストレイル(3代目) ▲3列シート仕様もラインナップしていたエクストレイル。3代目ではインテリアに高級感も加味された

現在の中古車市場には700台近くが流通している。

マイナーチェンジ前の前期型であれば総額120万円から狙うことが可能。予算を160万円までアップすれば走行距離5万km以下のものも見つけることができる。

後継モデルの新型が発売されているが、まだ走行距離2万km以下の低走行車もあるのでコンディション重視の人はチェックしてみてほしい。
 

▼検索条件

日産 エクストレイル(3代目) × ハイブリッド車
 

第10位 |トヨタ ヴォクシー(3代目)

■生産期間:2014年1月~2021年11月
■中古車平均価格:191万円
■燃費(ハイブリッド車):18.4~19.0km/L(WLTCモード)

ヨタ ヴォクシー(3代目) ▲オーソドックスな外観のノアに対して、ヴォクシーは重厚な印象。ZSのみとなったことで、その印象がより強くなった

トヨタの3列シート・ミドルクラスミニバンで、同社ノアの兄弟車でもあるヴォクシー。

3代目では床面の低床化、フラット化によって頭上高に余裕のある車内空間と使い勝手の良い荷室、そして低重心な走りを実現した。

2-3-3の8人乗り仕様と、2列目シートをキャプテンシートとした7人乗り仕様があるが、ハイブリッドは7人乗り仕様のみ。

ヴォクシーで初めて設定されたハイブリッド車は、プリウスと同じ「THS-Ⅱ」に1.8Lガソリンエンジンを組み入れたもの。3列シートミニバンとしては非常に優秀な燃費性能を達成している。

デビュー時には5ナンバーボディの通常スタイルだったが、2020年4月に全車種併売化(東京都を除く)された際に、通常スタイルのヴォクシーがノアに統合された関係で3ナンバー・エアロスタイルの「ZS」へとチェンジ。エンブレムもネッツ専用のものからトヨタのTマークに変更された。
 

トヨタ ヴォクシー(3代目) ▲インパネシフトを採用し、前席の足元も広々している

中古車流通台数は約900台と選択肢は豊富。大半が両側電動スライドドア付きとなっている。

総額150万円以下から流通しているが、このゾーンは走行距離10万km前後のものが多い。

予算を190万円までアップすれば走行距離7万km以下の物件も見つかる。人気のエアロ装着車や後席モニター付きは数が少ないため狙うなら早めの問い合わせをオススメしたい。
 

▼検索条件

トヨタ ヴォクシー(3代目) × ハイブリッド車
 

第11位 |トヨタ シエンタ(2代目)

■生産期間:2015年7月~2022年7月
■中古車平均価格:163万円
■燃費(ハイブリッド車):27.1~28.8km/L(JC08モード)

トヨタ シエンタ(2代目)
▲キュートなフォルムだった初代から精悍な印象へと変わった2代目シエンタ

2代目シエンタは「トレッキングシューズ」をイメージした、というサイドシルエットが特徴。4(ウェルキャブ専用)、5、6、7人乗りと豊富なシート・バリエーションとなっていた。

ハイブリッド車は2代目デビュー当初から設定され、ハイブリッド用バッテリ−を2列目シート足元下に、燃料タンクを2列目シート下に配置することでフラットなフロアを実現。

座面高を後席に行くほど高くし、すべての席で広々とした視界を確保するシアターレイアウトもガソリン車同様のものとなった。

2018年9月のマイナーチェンジでフロントグリルなどのデザインが変更されるとともに、5人乗り仕様で荷物をたくさん積める「ファンベース」を追加。ハイブリッド仕様も設定された。
 

トヨタ シエンタ(2代目) ▲ダッシュボードが低いため運転席からの視界は広く、開放感が感じられる

ガソリン車主体のラインナップではあったが、中古車市場ではハイブリッド車も1300台以上流通している。

新型となる3代目が発売されたためか、総額100万円台前半の物件も増加している。予算130万円で人気の両側電動スライドドア車を手に入れることも可能。
 

▼検索条件

トヨタ シエンタ(2代目) × ハイブリッド車
 

第12位 |トヨタ ハリアー(4代目)

■生産期間:2020年6月~
■中古車平均価格:429万円
■燃費(ハイブリッド車):21.6~22.3km/L(WLTCモード)

トヨタ ハリアー(現行型)
▲より流麗で洗練されたデザインとなった4代目のハリアー

2020年6月、約7年ぶりのフルモデルチェンジで4代目に。クーペフォルムの高級クロスオーバーSUVとして独自路線を歩んできたハリアーも、初代の登場から四半世紀がたった。

ハイブリッド車は3代目の時代から設定されていたが、4代目では新エンジンを採用するなど、さらなる効率化が図られている。ハリアーの中でハイブリッド車は単なるエコモデルではなく、ハイパワーかつ低燃費の上位モデルという位置付けだ。ハイブリッドシステムにはプリウスと同じ、「THS-Ⅱ」が先代に引き続き採用された。

2022年9月にはハリアー初のプラグインハイブリッド車を追加。こちらは最上級グレード「Z」のみの設定で、他グレードではオプションとなる「レザーパッケージ」が標準装備となっている。
 

トヨタ ハリアー(現行型) ▲大きなセンターコンソールは馬のくらをイメージしてデザインされた

中古車市場には500台程度が流通。4代目ハリアー全体の4割弱がハイブリッド車という状況だ。

新車に比べてまだ値頃感はないが、低走行車が大半。短い納期も考えると要チェックと言える。
 

▼検索条件

トヨタ ハリアー(4代目) × ハイブリッド車
 

第13位 |ホンダ フィット(3代目)

■生産期間:2013年9月~2020年1月
■中古車平均価格:97万円
■燃費(ハイブリッド車):28.0~37.2km/L(JC08モード)

ホンダ フィット(3代目) ▲ハイブリッド車の4WDは前後輪がプロペラシャフトでつながる本格的な構造

ベーシックなコンパクトカーとして人気のフィットにも、2代目からハイブリッド車が設定されてきた。3代目で新たに採用されたのは7速デュアルクラッチトランスミッションにモーターを組み込み、エンジンをアシストするパラレル式ハイブリッドの「SPORT HYBRID i-DCD」。

燃費向上のみを目的としていた初代の「Honda IMAシステム」とは異なり、動力補助にも積極的にモーターを用いるタイプだ。「エンジンドライブ」「ハイブリッドドライブ」「EVドライブ」の3つの走行モードを切り替えることで、エンジンとモーターの駆動力配分を最適化させた。

また、ブレーキにも電動サーボブレーキシステムを採用することで回生効率を改善、燃費向上にもひと役かっている。

従来、コンパクトクラスのハイブリッド車ではスペースの都合上、4WD化することが難しいとされてきたが、フィットはいち早く4WDをラインナップ。ハイブリッドに対するホンダのこだわりが感じられる部分だ。
 

ホンダ フィット(3代目) ▲先進性がデザインでも表現されたフィットのインテリア

中古車流通量は約2000台と豊富。予算100万円あれば、燃費が向上した最終型のモデルを狙うことができる。

4WDは約250台あまりと多くはない。
 

▼検索条件

ホンダ フィット(3代目) × ハイブリッド車
 

第14位 |日産 セレナ(4代目)

■生産期間:2010年11月~2016年7月
■中古車平均価格:89万円
■燃費(ハイブリッド車):15.2km/L(JC08モード)

日産 セレナ(4代目) ▲4代目セレナに採用されたハイブリッドは比較的簡易的なもの

日産のミドルサイズミニバンであるセレナ、4代目は2010年に登場した。

外観は洗練されたデザイン。内装では室内長を先代比300mmも拡大するなど、使い勝手も大幅に向上させたモデルだ。

4代目セレナに搭載されたハイブリッドは減速時の回生エネルギーをバッテリーに蓄え、アイドリングストップからのエンジン再始動や加速アシストにモーターを使う「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」。2012年8月のマイナーチェンジでほとんどのグレードに標準採用された。

モーターによるアシストは限定的(加速開始直後の約1秒間)であるものの、燃費への貢献は小さくなく、通常ガソリン車が13.8 km/L であるのに対してS-HYBRID 車は15.2km/L(JC08モード)となっている。
 

日産 セレナ(4代目) ▲メーター手前にまで収納スペースを用意する使い勝手へのこだわりがセレナらしい

中古車市場では4代目セレナ全体のうち、約半数がS-HYBRID車で1200台超が流通している。

人気の両側電動スライドドア、後席モニター付きの物件も400台以上あり総額70万円から探すことができる。
 

▼検索条件

日産 セレナ(4代目) × ハイブリッド車
 

第15位 |ホンダ ステップワゴン(5代目)

■生産期間:2017年9月~2022年4月
■中古車平均価格:89万円
■燃費(ハイブリッド車):20.0km/L(JC08モード)

ホンダ ステップワゴン(5代目) ▲ステップワゴンで最初にハイブリッド仕様が設定されたのは「スパーダ」だった

ステップワゴンはトヨタ ノアやヴォクシーなどと同じく5ナンバーサイズを主戦場とするホンダのミドルサイズミニバン。

5代目は跳ね上げ式テールゲートが横にも開く横開き式サブドアを備えた「わくわくゲート」を採用したことで話題となった。

カスタムスタイルである「スパーダ」にハイブリッド車が追加されたのは2017年9月。2L ガソリンエンジンにフィット、フリードなどと同じ「SPORT HYBRID i-DCD」が組み合わされ、20.0km/L(JC08モード)という好燃費を達成した。

2018年12月には標準スタイルにもハイブリッド車を拡大している。

ハイブリッド車には専用サスペンションチューニングが施され、上位グレードには専用パフォーマンスダンパーも装備されるなど走りにもこだわったモデルだ。

なお、「わくわくゲート」は6代目現行型で廃止に。現在では中古車でしか手に入れられない装備となっている。
 

ホンダ ステップワゴン(5代目) ▲驚きの仕掛けとなった、わくわくゲート。車両後部からサードシートに乗り込める

中古車市場に流通している5代目ステップワゴン全体の中でハイブリッド車は3割弱だ。大半がカスタムグレードのスパーダとなっている。

2022年まで販売されていたこともあり、走行距離3万km以下の物件も200台近く流通している。
 

▼検索条件

ホンダ ステップワゴン(5代目) × ハイブリッド車
 

第16位 |スズキ ハスラー(初代)

■生産期間:2015年5月~2019年11月
■中古車平均価格:98万円
■燃費(ハイブリッド車):26.2~32.0km/L(JC08モード)

スズキ ハスラー(初代) ▲初代ハスラーは愛らしい外観デザインとともに、ツートーンのボディカラーも人気の理由となった

トールワゴンのクロスオーバーSUVという新ジャンルを築いた初代ハスラー。

デビュー時から減速時に回収したエネルギーを電装品への供給に生かす「エネチャージ」が採用されていた。しかし、ハイブリッドと呼べるのは、2015年5月のマイナーチェンジで「S-エネチャージ」に進化してからだ。

「S-エネチャージ」は回生エネルギーをバッテリーに蓄えて電装品に供給するだけでなく、オルターネーターをそのままアシストモーターとして使い、エンジンの駆動力を補助するもの。いわゆるマイルドハイブリッドの一種と言える。

ハイブリッドとしては比較的シンプルな仕組みだが、「S-エネチャージ」なしの5速MT車が26.4 km/Lなのに対して、「S-エネチャージ」のCVT車は32.0km/L(ともにJC08モード)と燃費の差は歴然だ。

「S-エネチャージ」は最廉価の「A」を除くCVT車に採用された。
 

スズキ ハスラー(初代) ▲温かみが感じられるインテリア。写真は特別仕様車のもの

中古車市場に流通している初代ハスラーの中で「S-エネチャージ」の装着率は約半数の1600台超。豊富なカラーバリエーションから選ぶことができる。

予算50万円から探すことができる。走行距離5万km以下に絞っても総額70万円から狙うことが可能だ。
 

▼検索条件

スズキ ハスラー(初代) × ハイブリッド車
 

第17位 |スズキ ハスラー(2代目)

■生産期間:2019年12月~
■中古車平均価格:158万円
■燃費(ハイブリッド車):20.8~25.0km/L(WLTCモード)

スズキ ハスラー(2代目) ▲外観は初代からのキープコンセプト。タイヤが四隅に近く配置され、アプローチアングルも拡した

2代目ハスラーは大ヒットした初代のイメージを忠実に守りつつ、より四角いフォルムとして居住空間の拡大が図られた。

ホイールベースも伸張され、直進安定性を向上させるとともに初代より広い後席スペースを得ることに成功している。

2代目ではマイルドハイブリッドが全車への標準装備に。「S-エネチャージ」という名称は使われなくなったが、1機のモーターでバッテリーへの充電と駆動アシストを兼ねる仕組み自体は初代と同じだ。

装備が豪華になり、重量がやや重くなったわりに燃費は初代からわずかに悪化した程度(JC08モードでは24.4~30.4 km/L)。クロスオーバーSUVとしてタフな構造であることを考えると優秀な数字だろう。
 

スズキ ハスラー(現行型) ▲メーターと同じベゼルが横に3つ並ぶ個性的なインテリア

中古車の流通量は1800台超と豊富。総額120万円から狙うことができる。初代同様に2代目もカラーバリエーションが豊富だ。

現行型モデルということもあり、大半が走行距離3万km以下の物件となっている。
 

▼検索条件

スズキ ハスラー(2代目) × ハイブリッド車
 

第18位 |トヨタ RAV4(4代目)

■生産期間:2019年4月~
■中古車平均価格:353万円
■燃費(ハイブリッド車):20.6~21.4km/L(WLTCモード)

トヨタ RAV4(4代目) ▲大型大径グリルの採用などで逞しいフロントマスクとなった4代目

2016年の3代目生産終了以来、約2年半ぶりに国内市場へと帰ってきたRAV4。

ハリアーなどと共通の新プラットフォームを採用することで、ボディサイズは全長:4600-4610mm × 全幅:1855-1865mm × 全高:1685mm-1695mmという堂々としたものに。かつて販売されていたハイラックスサーフに迫るサイズ感だ。

ハイブリッド車は日本未発売の先代から設定されていたが、国内モデルでは晴れて現行型からの初採用となった。搭載されるシステムはエンジンを2.5Lガソリンとする「THS-Ⅱ」で、フルタイム4WD仕様は「E-Four」。つまり前輪をエンジンとモーターで駆動し、後輪を単独のモーターで駆動するタイプだ。

ドライブモードセレクターがダイアル式に(ガソリン車はスイッチ式)、フルオートエアコンが高機能型になるなど、装備内容にもガソリン車との違いがある。

なお、ガソリン車に設定されている「Adventure」グレードはハイブリッド車には用意されない。
 

トヨタ RAV4(現行型) ▲ハイブリッド車は上位グレードの位置づけでもある

中古車市場には2000台弱の物件が流通し、そのうちハイブリッド比率は2割強の約450台。

4WDの方が流通量は多く約390台。総額300万円から探すことができる。
 

▼検索条件

トヨタ RAV4(4代目) × ハイブリッド車
 

第19位 |スズキ スペーシア(2代目)

■生産期間:2017年12月~
■中古車平均価格:150万円
■燃費(ハイブリッド車):19.2~22.2km/L(WLTCモード)

スズキ スペーシア(現行型) ▲スペーシアは運転しやすく、使い勝手の良いスーパーハイトワゴン

スペーシアは両側スライドドアを備える軽ハイトワゴン。現行型となる2代目は、全車がマイルドハイブリッド仕様となった。

全高とホイールベースの拡大により、車内空間は先代よりも格段に広くなり、スーパーハイトワゴンとしての使い勝手が大幅に向上。

通常スタイルと迫力あるルックスの「カスタム」に加え、SUVテイストの「ギア」が新設されたことも話題となった。

マイルドハイブリッドはハスラーなどに採用されているのと同様のもので、最長10秒間、モーターによるクリープ走行ができる。深夜の車庫入れなどに便利な機能だ。発進加速時にモーターアシストを強める「パワーモードスイッチ」も追加された。
 

スズキ スペーシア(現行型) ▲トランクケースをイメージしてデザインされた内装は使い勝手も良好

デビューから5年以上経過したことで、中古車市場には約4900台が流通。総額100万円以下で狙える物件も増えている。

人気のSUVテイストのギアも約780台流通。こちらは総額120万円から探すことが可能だ。
 

▼検索条件

スズキ スペーシア(2代目)
 

第20位 |ホンダ ヴェゼル(2代目)

■生産期間:2021年4月~
■中古車平均価格:329万円
■燃費(ハイブリッド車):22.0~24.8km/L(WLTCモード)

ホンダ ヴェゼル(現行型) ▲2代目ヴェゼルには新世代のハイブリッド機構「e:HEV」がいち早く採用された

コンパクトなサイズながら、風格があるスタイルで大ヒットしたクロスオーバーSUVの2代目モデル。フロントマスクの大胆なイメージチェンジが図られた。

ハイリッドシステムについてもモーターを補助的にしか用いなかった初代の「SPORT HYBRID i-DCD」とは異なる新世代へとチェンジ。

中低速域はモーターのみで駆動し、エンジンは発電を担当。高速巡航時は逆にエンジンが主体となって駆動する、このシステムは「e:HEV」と呼ばれている。

4WDシステムもモーターで後輪を駆動するのではなく、プロペラシャフトを備えた本格的なものだ。

制御がより高度化したおかげで、このクラスのSUVとしては非常に良好な燃費となった。
 

ホンダ ヴェゼル(現行型) ▲タブレットのようなディスプレイを用いて、すっきりとデザインされたインテリア

中古車市場においても8割近くが「e:HEV」となっており600台超が流通している。

長期の納車待ち状態となっている人気グレードのプレイも100台ほどあり、総額360万円から購入することが可能。
 

▼検索条件

ホンダ ヴェゼル(2代目) × ハイブリッド車

※記事内の情報は2023年2月28日時点のものです。
 

文/田端邦彦 写真/尾形和美、トヨタ、日産、ホンダ、スズキ
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。

この記事を読んでいる人にオススメの動画