【マンガ】日産 ノートオーラ(現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
2022/05/27
自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのは日産 ノートオーラ(現行型)。
講師紹介
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を5台乗り継ぎ、現在の愛車はエスクード。
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日産 ノートオーラ(現行型) × 全国重要ワード(マンガ内※)解説
日産のレース部門で、スーパーGTをはじめ、国内外の様々なカテゴリーのレースに参戦。日産はここで培った技術を市販車にフィードバック。リーフやマーチなど、NISMOが専用チューンを施したモデルを発売している。
ノートは2016年にe-POWERを搭載して販売台数が増加し、2018年に国内販売台数ナンバー1を達成。2019年には3年連続コンパクトカーナンバー1を記録した。ノートオーラを含む現行型ノートシリーズは2021年の新車販売台数が5位で、日産車で最も多い。
2代目ノートに設定された高級仕様。2005年1月にデビューした初代ノートの時代は高級コンパクトカーとしてティーダというモデルが用意されたが、2代目にフルモデルチェンジした際、日本ではティーダが消滅し、ノートブランドに高級モデルが設定される形になった。
ツイード調織物と合皮のコンビシートをはじめ、インテリアにはノートよりも高級感のある素材が使われている。オプションでヘッドレストにスピーカーが付くBOSEパーソナルプラスサウンドシステムも選べる。NISMOはシートやステアリングにアルカンターラを採用。
エンジンで発電した電気をリチウムイオンバッテリーに蓄電。そしてバッテリーに蓄えた電気でモーターを駆動し走行するシステム。電気自動車のようにモーターならではの鋭い加速感を味わえ、しかも充電が必要ないので気軽に長距離ドライブも楽しめる。
パワーはベースとなった16GT FOURに対してわずか10psアップにとどめられた。しかし、ハンドリングや足回りに特別チューニングを施し、CVTのMTモードを7速クロスレシオ化して運転バランスを向上させた。この方向性が今のNISMOシリーズの特徴となっている。
ハッチバックは荷室部分と居住スペースに仕切りがないため、走行中のロードノイズが車内に入りやすいというデメリットがある(SUVやワゴンも同様)。また、価格を抑えるためにリアサスペンションはシンプルなトーションビーム式が用いられるケースが多い。
ノートオーラに搭載されるe-POWERは、ロードノイズを検知したときにエンジンをオンにして発電し、なめらかな路面ではエンジンを停止する機能が備わる。また、ルーフやドア、フロントドアのガラスなどに遮音対策が施されたことで、静粛性が高められている。
街中を走行するのに適したモード。アクセルから足を離したときの減速力が強めになり、頻繁にブレーキペダルを踏まなくてもアクセルのオンオフだけでスピードをコントロールしやすくなる。また、多くの電力を回収できるのでエンジンを始動させる時間も短くなる。
高速道路などを走行するのに適したモード。アクセルから足を離したときの減速力が弱めの設定なので、一定速度で走行するのに適している。NISMOでは専用チューンが施され、アクセルを踏み込んだ時の加速力が高められた。ノーマルモードでも十分スポーティな走りを味わえる。
ワインディングなどでスポーティな走りを楽しみたいときに適したモード。標準仕様のスポーツモードをチューニングし、アクセルを踏み込んだときにNISMOらしい強烈な加速を味わえるとともに、アクセルから足を離したときの減速力も強めに設定されている。