ホンダ ヴェゼル(現行型)の最新中古車情報|最安値や相場の推移まとめ【2022年5月版】
2022/01/05
ヴェゼルの最新相場
大ヒットした初代のコンパクトなボディサイズや多彩なシートアレンジといった美点を引き継ぎながら、ヴェゼルは2代目へと進化した。
アヴァンギャルドなデザインとクラスを超えた上質感、安全装備の先進性などが魅力のクロスオーバーSUVだ。
新車を検討している人でも納期の観点などから、中古車の情報もチェックすることをオススメしたい。
この記事では、2021年4月に登場した現行型ホンダ ヴェゼルの最新中古価格や流通量を紹介する。
2022年5月時点では、中古車の平均価格と流通台数は下記のとおりとなっている。
■ヴェゼル(現行型)
・中古車平均価格:270.1万円
・中古車流通量:529台
流麗なフォルムの中に、センタータンクレイアウトの採用などによって広がり感のある車内空間を実現している2代目ヴェゼル。
横方向への視野範囲を向上させたフロントワイドビューカメラや高速画像処理チップ、近距離障害検知前後ソナーセンサーの採用により、機能を大幅に向上させた「Honda SENSING」を全車標準とするなど、充実した安全装備も人気の理由だ。
新開発の1.5L i-VTECガソリンエンジンを搭載するモデルも一部グレードに残されているが、ラインナップは独自の2モーター式ハイブリッド「e:HEV」を採用するハイブリッド車が中心。
主なグレードは、下記の4種類となっている。
・「G」:フルLEDヘッドライト、LEDフォグライト、「Honda SENSING」、ヒルディゼントコントロール、フルオートエアコン、16インチアルミホイールなどを標準装備するガソリン車のベーシックグレード。FFと4WDがある
・「e:HEV X」:フルLEDヘッドライト、LEDフォグライト、16インチアルミホイール、「Honda SENSING」、ヒルディゼントコントロール、フルオートエアコンなどを標準装備するハイブリッド車のベーシックグレード。FFと4WDがある
・「e:HEV Z」:「e:HEV X」の装備に加え、パワーテールゲート、LEDシーケンシャルターンシグナルランプ、18インチアルミホイール、ブラインドスポットインフォメーション、LEDアクティブコーナリングライト、本革巻きステアリング、運転席&助手席シートヒーターなどを装備するハイブリッド車の中間グレード。FFと4WDがある
・「e:HEV PLaY」:「e:HEV Z」の装備に加え、専用エクステリア、2トーンボディカラー、パノラマルーフ、Honda CONNECTディスプレー、ワイアレス充電器などを装備するハイブリッド車の最上級グレード。FFのみ
エンジンタイプごとの流通状況(22年5月時点)
ハイブリッド車のラインナップが充実しているヴェゼル。ここではガソリンとハイブリッドに分けて、相場状況を紹介する。
現行型ヴェゼル全体の中古車流通量は529台。そのうちガソリンが290台、ハイブリッドが239台となっている。
ガソリン車が4グレード中、1グレードしかないわりに、比率としては多めなのが特徴的だ。
もっとも、この割合はデビューから間もない段階における中古車市場のものであり、今後比率は変わってくるかもしれない。
ちなみに発売開始から約1ヵ月時点でホンダが発表した受注状況では、ガソリン車が7%、ハイブリッド車が93%という数字となっている。
価格別の流通状況(22年5月時点)
ここではヴェゼルの流通状況を価格別に見てみよう。まずは最安値物件、そして300万円未満と300万円以上のゾーンに分けて紹介する。
■ヴェゼル(現行型)の最安値
支払総額で最安値となるのは、2021年式「G」のFF・黒・走行距離3kmの登録済未使用車で、総額は226.6万円となっている。
コンディションとしては新車に限りなく近いが、総額の価格は新車販売価格とほぼ同程度。
つまり車両本体価格でいえば新車販売価格よりも10万円弱ほど安いことになる。
ヴェゼルは全体的に価格差が少なく、中古車の総額が新車時の車両価格に近い傾向にある。
▼検索条件
ホンダ ヴェゼル(現行型) × 総額の昇順■ヴェゼル(現行型)|総額300万円未満
ヴェゼルで総額300万円未満の物件の流通量は280台。うちガソリンは246台、ハイブリッドは34台、グレードはガソリンのエントリーグレード「G」のFFが最多となっている。
この比率になっている理由は、ガソリン車(FF)の新車販売価格が全グレード中最も安く設定されているためだ。
走行距離のゾーンは2~2.2万kmであり、総額300万円未満の物件でも走行距離は極端に少なく、ほぼ新車に近いコンディションであることが分かる。
■ヴェゼル(現行型)|総額300万円以上
総額300万円以上の物件の流通量は162台。うちガソリンは6台、ハイブリッドは156台となっている。
グレードでは中間的な「e:HEV Z」が圧倒的に多く、次いで「e:HEV PLaY」、エントリーグレードとなる「e:HEV X」と「G」は少数派だ。
駆動方式ではFFが全体の9割以上を占める。
走行距離のゾーンは2~2.7万kmとなっている。
22年5月時点|コンディション別の流通状況
続いてコンディション別の流通状況を紹介する。
現時点で現行型のヴェゼルはデビューから1年ちょっとしかたっていないため、中古車市場に流通している物件のほぼすべてが走行距離1万km以下。しかも、走行距離500km以下の物件が大半を占める。
現在の中古車市場に流通している物件のほとんどが、比較的新車に近いコンディションだと言えるだろう。
価格についても、走行距離数による差異はあまり見られず、グレードや装備内容によって決まっているのが現状だ。
■ヴェゼル(現行型)|登録済未使用車
ナンバー登録はしてあるものの未使用で、新車に近いコンディションを保持しているのが登録済未使用車だ。
ヴェゼルで登録済未使用車の物件の流通量は308台。つまりヴェゼル全体の流通量のうち、過半数が登録済未使用車ということになる。
価格帯は支払総額で229.6万~455.9万円。
グレードでは中間的な「e:HEV Z」が比較的多く、次いで「e:HEV PLaY」、エントリーグレードとなる「e:HEV X」と「G」は少数派だ。
駆動方式別では、やはりFFが全体の9割以上を占める。
▼検索条件
ホンダ ヴェゼル(現行型) × 全国※記事内の情報は2022年5月16日時点のものです。
自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。