【シボレー キャプティバの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどまとめ
カテゴリー: 特選車
タグ: シボレー / SUV / 家族向け / クルマを選び始めた人向け / 4WD / キャプティバ / 人気中古モデル徹底ガイド / 田端邦彦
2021/11/17
シボレー キャプティバの中古車は今
シボレーの世界戦略車として、2011年7月に日本に上陸したキャプティバ。
日本にもフィットするジャストサイズや実用性に優れた3列シート・7人乗りのパッケージや動力性能と燃費を両立するエンジンなど、従来アメリカンSUVに対して抱いてきたイメージを覆す内容だった。
2018年、2代目にフルモデルチェンジしたタイミングをもって日本を含む多くの国で販売終了となったが、広々としたキャビンやゆったりとした乗り味は現在でも評価の高いところだ。
流通台数は約40台と少ないものの、総額150万円で走行距離5万km程度の物件を選ぶことができる。
ここではキャプティバの特徴、中古車を選ぶ際のポイントや現在の中古車相場について解説していく。
▼検索条件
シボレー キャプティバ × 全国キャプティバ(初代)の特徴と中古車相場
■キャプティバ(初代) DATA
生産期間:2011年7月~2018年12月
中古車流通量:約40台
中古車価格帯:100万~260万円
全長:4690mm × 全幅:1850mm ×全高:1790mm
■キャプティバ(初代)の特徴
日本ではミドルクラスSUV、北米ではコンパクトSUVにカテゴライズされるサイズのキャプティバ。日本に導入されたのは右ハンドル、3列シート7人乗り仕様。
デビューした2011年当時のSUVと比べてみると、メルセデス・ベンツの3代目Mクラスより少し小さく、トヨタ ハリアー(2代目)よりも少し大きいといったサイズで、車の性格的にも両車に近い。
デザイン面ではスマートさが強調されており、アメリカンSUVから連想される押し出し感、マッチョさは希薄だ。
エンジンルームを短く、キャビンできるだけ前方まで寄せている。また、センタートンネルの出っ張りなども可能な限り小さくすることで、車内空間の最大化を図った。
2列目シートは大人が座っても足元に余裕があり、3列目シートも十分な広さ。
SUVの中でも特に“U”=ユーティリティを重視したパッケージングと言えるだろう。
搭載されるエンジンはコンパクトなもので、日本市場向けには燃費改善技術「エコテック」を採用した2.4L 直列4気筒ガソリンエンジンが搭載された。
パワースペック的には必要十分で、6速AT&アクティブトルクスプリット式4WDと組み合わされることにより、スムーズな走りを実現している。
主に欧州やアジア・オセアニアの市場をターゲットに開発され、製造は韓国GMで行われたキャプティバだが、キビキビした走りよりも高速道路をゆったりとクルーズする走りが得意。
乗り味もおおらかで、その点ではシボレー・ブランドを意識させる味付けがなされている。
日本市場への導入は2011年からだったが、初代キャプティバの生産自体が始まったのは2006年のこと。
2010年にフロントマスクの変更などを含む大規模なマイナーチェンジが行われ、それ以降のモデルから日本導入が始まったという経緯がある。
改良後の中期モデルということもあり、7名分の3点式シートベルトや6エアバッグ、ESC(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)、ブレーキアシスト、ARP(アンチ・ロールオーバープロテクション)、HDC(ヒル・ディセント・コントロール)などの安全装備、EPB(電動パーキングブレーキ)やHAS(ヒルスタート・アシスト)、PAS(パーキングアシストセンサー)といった電子制御デバイスも当初から充実していた。
国内導入後、最初に大きな変更があったのは2013年5月。以下の内容だ。
■2013年5月 マイナーチェンジ
【エクステリア】
・フロントグリル、フォグランプ、アンダーガードのデザインを変更
・リアコンビネーションランプのデザインの変更およびLED化
【装備】
・運転席と助手席それぞれ独立して温度調整が可能な「デュアルゾーンオートエアコン」「タイヤ空気圧警告灯」を標準装備
【グレード】
・新たに「ラグジュアリー」グレードを追加。レザー・シート、シート・ヒーター、電動スライディングルーフなどを装備
2016年1月にもフロントグリルやアンダーガードのデザインが大幅に見直され、ヘッドランプもLEDポジションランプを内蔵するタイプに変更。
さらに、「Apple CarPlay」を標準搭載するなど装備面でも充実した。
■キャプティバ(初代)の中古車相場
日本市場でもまずまずのヒット作となったキャプティバ。
中古車市場での流通台数も40台前後と、アメリカンSUVとしては多い方だ。
中古車平均価格は190万円前後だが、各物件の年式、走行距離はまんべんなく分布しており、価格帯も幅広くなっている。
価格、コンディションの選択肢が多いことは、購入を検討している人にとって悪いことではないだろう。
ベースグレードの他に、2013年5月以降のモデルでは「ラグジュアリー」も存在したが、後者の物件はごくわずか。
中古車市場に流通しているほとんどがベースグレードで、ボディカラー以外に迷う余地は少ない。
モデルライフを通じてエンジンやトランスミッション、4WDシステムなど基本設計に大きな変更はなく、古めの年式であってもコンディションが良い物件なら選んでOKだ。
▼検索条件
シボレー キャプティバ(初代)× 全国※記事内の情報は2021年11月5日時点のものです。
自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。