日産 ノート▲2代目日産 ノートの登場から約4年後に投入されたノート e-POWER。総額100万円以内で狙える物件が登場してきた!

ついにe-POWERが予算100万円圏内に出没!

ガソリンエンジンで発電しモーターで駆動する新しいパワートレインe-POWERの搭載で大ヒットしたノート e-POWER。2016年11月に追加されてからもうすぐ4年経過となる今、ついに予算100万円で狙えるe-POWER車が出没し始めた。早速、予算100万円圏内の物件の状況や狙い目をチェックしてみよう。

日産 ノート

ガソリン車一本からe-POWERの追加で一気に形勢逆転

2012年9月のフルモデルチェンジで2代目に進化した現行型ノートは、当初、1.2Lガソリンエンジンのみでスタート。新開発されたこのエンジンは、1.5Lエンジン並みの力強い走りと低燃費を両立している点が特徴だ。

スポーティなルックスと初代から定評のある広い室内空間で一定の人気を博したが、ライバル車の多くが燃費性能で勝るハイブリッド車を揃えていたことで、ガソリン車一本のノートの存在感はやや薄めだった。そんな状況化で起きた2016年11月のe-POWERの追加は、形勢を逆転する会心の一撃となったのだ。

日産 ノート
日産 ノート

ワンペダル感覚で運転できる新鮮さもヒットの一因に

ここで簡単にe-POWERをおさらいしておこう。ガソリンエンジンとモーターを併用する点ではハイブリッドシステムに属するが、エンジンを発電専用とし100%モーターで駆動するところが最大の特徴。

また、減速時のエネルギーを無駄にしない回生発電により、アクセルペダルを戻しだけでググッと減速するため、アクセルペダルの踏み戻しだけで自在に加減速できるワンペダル感覚の運転が非常に新鮮だ。

低燃費の魅力もさることながら、こうした“体感できる新しさ”も、e-POWERの大ヒットにつながったに違いない。 そしてこの新しいパワートレインは、セレナやエクストレイルなど他モデルにも採用され、しっかり人気獲得の役割を果たしている。今やe-POWERは、日産の人気モデルを生み出す切り札的なテクノロジーとも言えるだろう。

日産 ノート▲e-POWERはエンジンが発電専用となりモーターの力で駆動する
日産 ノート▲アクセルとブレーキ2つのペダルで操作する通常モードに加え、スイッチひとつでアクセルのオンオフのみで操作する「ワンペダル操作」に切り替えることも可能だ

予算100万円圏内は選択肢が少なく早い者勝ちの状況

現行型ノートの中古車流通量はおよそ5700台。そのうちe-POWERは35%を占める。台数にして2000台前後。流通量としては十分な水準と言えるだろう。

その影響もあってか、相場も順調に下落しており、ここへきて予算100万円圏内に物件が出回り始めた。まだ選択肢は少ないものの、現行型の超絶人気モデルであることを考えると、なかなかのビッグニュースと言える。

今のところ、予算100万円で狙えるのは2016~2017年式の初期のe-POWER Xが中心。走行距離は6万km台が多いが、時折5万km以下の物件もヒットする。e-POWERとしては最安値帯となるが、多走行車や修復歴車が少なくビギナーでも選びやすい状況だろう。


市場が活発になる年末年始に照準を合わせるのも◎

ただし、待望の予算100万円切りということもあってか、物件の動きがとにかく早く、条件の良いものはすぐに売れてしまうようだ。購入を急ぐなら、こまめな物件チェックは必須。気になる物件がヒットしたら即断即決がマストだ。

それほど急がないなら、物件の動きが活発になる年末年始に照準を合わせるのも◎。その場合も、今から物件をチェックし相場観を養っておきたいところ。その際、比較的狙いやすいe-POWER Xグレードを軸に、走行距離5万km前後を目安にしておくと、納得感の高いハイバリューな物件を見定めやすくなるだろう。


文/中野剛、写真/日産

▼検索条件

日産 ノート(2代目)×e-POWER×総額100万円以下×全国