ホンダ CR-Z▲2010年2月に登場したホンダ CR-Z。先進的で躍動感のあるデザインに、俊敏で爽快な走りと優れた燃費性能が融合したモデルだ。今回は総額100万円以内での狙い目モデルを考えてみた

低燃費と爽快な走りを両立したハイブリッドスポーツ

2010年2月に登場したCR-Zは、1.5Lエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせ、低燃費ながらスポーティな走りを楽しめる4人乗り2ドアクーペだ。

駆動方式は前輪駆動のみで、トランスミッションはCVTと6MTの2タイプ用意されている。

デビュー当初は、CVT車の最高出力が113馬力で、6MT車は114馬力だったが、2012年9月に行われたマイナーチェンジでリチウムイオンバッテリーを採用しモーターの出力をアップ。

これにより最高出力はCVT車が118馬力、6MT車は120馬力にパワーアップした。

JC08モード燃費も、デビュー当初(CVT車が22.8km/L、6MT車が20.6km/L)より向上している。

グレードは、α(アルファ)とβ(ベータ)の2タイプ。

上級グレードにあたるαには、ディスチャージヘッドライトやクルーズコントロールを標準装備する他、本革シートもオプション設定されている。

また、αをベースにさらなる上級装備を採用したマスターレーベルやドレストレーベルなどの特別仕様車も、たびたび登場した。

ホンダ CR-Z ▲大きく絞り込んだサイドウインドウ後部からリアフェンダーにかけての造形や、バンパー下部に配置した大型リアディフューザーなどにより、軽快感と躍動感を表現している
ホンダ CR-Z ▲スポーツカーらしく、運転席側は運転に必要な機能を集中配置している
ホンダ CR-Z ▲1.5L NAエンジンにハイブリッドシステムが組み合わされ、2Lエンジン並みの加速性能と圧倒的な低速トルクを実現

バリューの高いαベースの特別仕様車も見逃すな!

生産終了してからおよそ3年半が経過した現在、中古車流通量は400台前後の水準で推移。そのほとんどを、α系が占めている。

相場は順調に下落しており、最安値帯も総額30万~50万円の水準まで下がっている。

ただし、最安値帯含む予算50万円圏内は、走行距離10万km超の物件がほとんど。条件の良い物件の選択肢を広げるためにも、100万円程度の予算は用意した方がよさそうだ。

予算100万円で選ぶなら、流通量の豊富な前期型のαが大本命。修復歴無しで走行距離5万km以下の物件も選べるのが魅力だ。

トランスミッションはCVTがほとんどだが、6MT車も希にヒットする。6MT車にこだわるなら、じっくり時間をかけて探していこう。


さらなるバリューを追求するなら、選択肢はグッと減るが、αベースの特別仕様車に要注目。

走行距離の条件を7万km程度まで引き上げれば、ブラック内装やアルミホイールなどの専用装備が施されたαブラックレーベルが視界に入ってくる。


ホンダ CR-Z ▲フロントシートをはじめ、ドアライニングやシフトブーツなど、黒を基調としたコーディネイトが施されているブラックレーベル
ホンダ CR-Z ▲ブラックレーベルには、ピューターグレーのメタリック塗装を施した16インチ軽量アルミホイールを装着する

1世代限りのレア車ゆえ、今後は希少価値が上がる!?

性能がアップした2012年9月以降の後期型は、残念ながら流通量が極端に少なく、ほとんどが予算100万円圏外。

後期型にこだわるなら、150万円程度まで予算アップしてみよう。

ただし、前期型が品薄になると、後期型の相場が急騰する恐れもある。

また、今のところ中古車相場は下落トレンドにあるが、後継車が出ないまま1世代で生産終了したレアなモデルゆえ、今後は希少価値が上がる可能性も考えられる。

いずれにしても、もはや中古車でしか手に入らないCR-Zに興味があるなら、早めにアクションするのが吉だ。


ホンダ CR-Z ▲性能だけではなく、外観デザインも若干変更されている後期型
文/中野剛、写真/尾形和美、ホンダ

▼検索条件

ホンダ CR-Z(初代)×総額100万円以下×全国