日産 エクストレイル ▲情報誌カーセンサー11月号(9月20日発売)の表紙は日産 エクストレイル! ボディの色が塗り替えられ、オフロードタイヤを履いた個性的なカスタムカーです

個性的な車=ハードルが高い車と思われがち

「人とは違うものを持ちたい、選びたい」と思う気持ちが潜在的にある人は、自分の車にもこだわりを持ってみたいと考え始めているのではないでしょうか。実際、そう考え個性的な車を手に入れている人も増えているような気がします。

新車、中古車、洋の東西、新旧を含め、車の種類はとっても豊富。どんな車が自分にピッタリなのか……など、その選定はとても難しいですよね。

台数が少ない希少車だから個性的な車、という場合もあります。絶版の古いモデルも確かに個性が強いですが、こちらは維持管理が大変そう。

欲しいと思っても、維持管理用の金銭的余裕や、ある程度の専門的な知識も必要で、実は結構ハードルが高いものです。そのため、なかなか「そっちの世界」へ踏み込めないのがリアルな現実なのではないでしょうか。
 

今の時代、選んで買うだけでいきなり個性車デビューするのがベスト

自分好みに車にカスタムを施すことでも個性的な車を作れますが、カスタムする場合も、どんなイメージで、どんなパーツを付けて、いくらお金をかけるのかなど「プラン」を考え、「実行」する必要があります。そう考えるとこちらも、意外と難易度が高めですよね。

ズバリ! そんなときは、「カスタマイズ済み」の中古車を選んでみてはいかがでしょうか。ただし、エンジンなどの機械的な部分には手を入れず、主にボディカラーを変えただけの物件。それだけで、一般に流通している他の車よりもグッと個性的でオシャレな雰囲気を醸し出している中古車です。

車を買ってからカスタムする必要はありません。購入時にはすでにオシャレな姿にリノベーションされているというのがポイントなのです。

簡単でしょ? だって、選んで買うだけなんですから誰にでもできます。

そんなリノベーション済みのオシャレな中古車が増えているんです。

そんなオシャレな個性車が、流通量が比較的多く年式もさほど古くない、一般的には「人気車」と呼ばれている中古車をベースにしていることにも注目です。

機械的な部分は通常の人気車と変わりませんので、維持管理も容易。日常生活でもフツーに使えて、フツーに乗れます。これなら、車に特に詳しくなくても、自分が好む雰囲気で選んで買うだけで、いきなり「個性車」デビューができるのです。これもまた「中古車の醍醐味」と言えますよね!
 

初代エクストレイルの「タフなギア」というイメージにオシャレさをオン!

日産 エクストレイル▲こちらは日産エクストレイル(初代)。表紙に描いたのは、これを個性的にリノベーションしたバージョンです

リノベーション済み中古車で、特に人気なのはSUVです。ボディカラーをベージュやカーキ色、色味を落とした青などにリペイント。

さらに、バンパー類もあえて樹脂素材をイメージして黒に塗り、ワイルドなデザインのホイールとゴツゴツしたトレッド面をもつ大きなサイズのタイヤに交換することで、SUVが本来もっているワイルドさに、“ゆるさ”を加えオシャレ感をアップさせた中古車が増えています。

中でも日産 エクストレイル(初代)は、直線基調のすっきりしたフォルムに、撥水加工のシートやラゲージルームを水洗いできる「ウォッシャブルラゲージ」を備えた「タフに使えるギア(道具)」というイメージが強く、リノベーションのベース車にはピッタリです。

なので、車高を少し上げた「リフトアップ」というカスタムも、初代エクストレイルにはよく似合うんです。

ということで、カーセンサー11月号(9月20日発売)の表紙には、そんなカスタマイズを施したエクストレイルを描いてみました。
 

初代エクストレイルに個性が備わった1台で、オシャレで楽しい生活を楽しもう!

エクストレイルには、路面状況に応じてトルク配分を最適化する「ALL MODE 4×4」が搭載されています。年間を通して海や山でのアクティビティ、キャンプなどで大活躍するでしょう。

見た目は個性的ですが、中身は一般的なエクストレイルと全く同じですので、アクティブギアとしてガンガン使い倒せる性能もそのままです。

もしかしたら、多少の汚れやキズはそのままの方が、「使い込まれた道具感」もアップして、魅力やオシャレさも一層増すかもしれません。

人とかぶらない個性が追加されているSUVで、日常生活はもちろん、休日の非日常生活も楽しんでみませんか?
 

文・絵/遠藤イヅル、写真/日産

遠藤イヅル(えんどういづる)

イラストレーター/ライター

遠藤イヅル

1971年生まれ。大学卒業後カーデザイン専門学校を経て、メーカー系レース部門のデザイナーとして勤務。その後転職して交通系デザイナーとして働いたのち独立、各種自動車メディアにイラストレーター/ライターとしてコンテンツを寄稿中。特にトラックやバス、商用車、実用的な車を好む。愛車はプジョー 309とサーブ 900。