▲夏バテ対策は輸入ホットハッチ。

暑さにヤラれた心をホットな走りで復活させよう

地域にもよりますがそろそろ梅雨も明け、いよいよ楽しい「夏」がやってきます。でも、夏といえばつきものなのが夏バテ。昔の人はよく考えたもので、土用の丑の日に栄養価の高いウナギを食べることで夏バテ予防をしていました。現代人である我々は、今年の土用の丑の日(7月24日と8月5日)にウナギを食べるのと同時に、まるでウナギの蒲焼きにかける山椒のように「小粒でもぴりりと辛い車」を手に入れ、心の夏バテを予防してみてはいかがでしょう。

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」を地で行く車といえば、なんといってもホットハッチです。ホットハッチというジャンルに明確な定義があるわけではありませんが、活発なエンジンを積み、キビキビとした走りが楽しめるハッチバックはすべて「広義のホットハッチ」と呼んでも構わないのではないでしょうか。

もちろん大柄でハイパワーな車も悪くありませんが、小柄で活発な車をひらりひらりと走らせるのは本当に楽しいものです。走ってるだけで軽い風邪ぐらいは治ってしまう……というとオーバートークですが、そんなニュアンスの“効能”がありますので、夏バテ寸前の心を元気づけるには最適かもしれません。

そして国内外を問わず様々なホットハッチがありますが、できれば輸入ホットハッチが良いのではないかと思います。性能面ではもはや輸入車も国産車も大きな差はありませんが、違うのは「デザイン」です。国産ハッチバックのホットバージョンというのは若年層向けに企画されたものが比較的多く、大人が乗る場合は輸入ホットハッチの方がしっくりくるケースが多いのです。

▲写真はアルファロメオ ミト クアドリフォリオヴェルデ。スポーティな走りもさることながら、大人の審美眼にも十分以上に耐えるデザインも大きな魅力です ▲写真はアルファロメオ ミト クアドリフォリオヴェルデ。スポーティな走りもさることながら、大人の審美眼にも十分以上に耐えるデザインも大きな魅力です
▲こちらは同クアドリフォリオヴェルデのコックピット。こちらも大人っぽい仕上がりです ▲こちらは同クアドリフォリオヴェルデのコックピット。こちらも大人っぽい仕上がりです

好みに合わせて選択肢はいろいろ!

で、日本には数多くのホットハッチが正規輸入されており、そのどれもが素敵ですが、中でもとりわけオススメしたいモデルをいくつかご紹介しましょう。まずは、なんといってもフィアット 500のツインエア(2気筒エンジン搭載モデル)です。

▲2008年から販売中のフィアット 500。オススメはパンチの利いた2気筒エンジンを積む「ツインエア」です ▲2008年から販売中のフィアット 500。オススメはパンチの利いた2気筒エンジンを積む「ツインエア」です

スポーティなビジュアルの「アバルト 500」をホットハッチと呼ぶ人は多いですが、普通のフィアット 500ツインエアをホットハッチと呼ぶ人は少ないと思います。でも2気筒のフィアット 500って本当に「ホット」なんです。ものすごいパワフルというワケではありませんが、有機的なビートを奏でる2気筒エンジンを「ドコドコドコ、ビイイイイイイイ~ッ!」と唸らせながら走るのはまさに快感。それこそ軽い風邪ぐらいなら治ってしまいそうな(?)感じがするほどです。

▲これが2気筒ツインエアエンジン。決してパワフルではないのですが、独特のビートが本当に気持ちいい! ▲これが2気筒ツインエアエンジン。決してパワフルではないのですが、独特のビートが本当に気持ちいい!

これとはちょっと違いますが、何となく相通じるニュアンスも感じられるのがルノーの旧型ルーテシア ルノー・スポールや2代目トゥインゴ ルノー・スポールで、もうちょっと落ち着いた感じのホット感が楽しめるのがシトロエン DS3スポーツシックです。

また、それ以上に落ち着いたニュアンスの、でもやっぱりホットな部分もかなり強い乗り味が楽しみたい場合は「ドイツ勢」がいいでしょう。フォルクスワーゲン ゴルフやポロのGTIと、アウディS3スポーツバックです。

▲2007年10月に登場した旧型ルノー ルーテシア ルノー・スポール。フランス車らしい柔らかさの中にピリリときいた山椒的風味(?)が強烈に感じられる、とっても楽しい車です ▲2007年10月に登場した旧型ルノー ルーテシア ルノー・スポール。フランス車らしい柔らかさの中にピリリときいた山椒的風味(?)が強烈に感じられる、とっても楽しい車です
▲こちらはシトロエンDS3で、その中でも1.6Lの直噴ターボエンジンと6MTを採用しているのが「スポーツシック」。この手の車としてはやや落ち着きのある感触を、じっくり楽しむことができます ▲こちらはシトロエンDS3で、その中でも1.6Lの直噴ターボエンジンと6MTを採用しているのが「スポーツシック」。この手の車としてはやや落ち着きのある感触を、じっくり楽しむことができます
▲こちらは現行型フォルクスワーゲン ポロGTI。ホッチハッチならではのキビキビとした感触と、いかにもドイツ車らしい重厚感あふれる感触を同時に堪能できる稀有な車と言えます ▲こちらは現行型フォルクスワーゲン ポロGTI。ホッチハッチならではのキビキビとした感触と、いかにもドイツ車らしい重厚感あふれる感触を同時に堪能できる稀有な車と言えます
▲2009年2月から2013年8月まで販売された旧型アウディ S3スポーツバック。サイズ的にはフォルクスワーゲン ゴルフと似た感じで、ゴルフGTI同様、いやそれ以上に上質な走りを披露します ▲2009年2月から2013年8月まで販売された旧型アウディ S3スポーツバック。サイズ的にはフォルクスワーゲン ゴルフと似た感じで、ゴルフGTI同様、いやそれ以上に上質な走りを披露します

ハッチバックゆえ中古車相場もかなり手頃

しかしハッチバックといえども「輸入車」ですから、「やっぱり高いんじゃない?」「しょっちゅう故障するんじゃない?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、基本的には心配無用です。

国産ホットハッチの中古車と比べるとさすがに割高かもしれませんが、それでも総額200万円以下か、せいぜい250万円以下でかなりの物件を探すことができます。

故障についても、最近の輸入車は基本的には国産車とほぼ変わらない信頼性を備えていえると思って間違いありません。それでも心配な場合は、業界最高水準の保証内容を誇る「カーセンサーアフター保証」を付けておけば安心でしょう。

ということで、身体がキツくなる日本の酷暑は「心のケア」も重要になってきます。ぜひ、ちょっと涼しくなる夕方以降や休日は輸入ホットハッチで安全に快走し、暑さとその他でちょっと疲れはじめたあなたの心を開放してみてはどうでしょうか。

▼検索条件

輸入ホットハッチ(※2)×総額250万円以下×CSA保証車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額250万円を超える場合があります ※2 【フィアット】500 ツインエア【アルファロメオ】ミト 【シトロエン】DS3 スポーツシック【ルノー】2代目トゥインゴ ルノー・スポール、ゴルディーニ R.S./旧型ルーテシア ルノー・スポール 【アウディ】旧型S3 スポーツバック【フォルクスワーゲン】旧型ゴルフ GTI/現行型ポロ GTI