意外にも国産上級クーペは「穴場」だった。|カーセンサー特選市

フルサイズセダンがベースのスポーツカーとスポーティクーペ

現行フェアレディZ。佇まいに躍動感と安定感があります。ホイールベースは旧型より100mm(スカイラインクーペより300mm)短縮されています

現行フェアレディZ。佇まいに躍動感と安定感があります。ホイールベースは旧型より100mm(スカイラインクーペより300mm)短縮されています

MTはシフトダウンの際、自動的にエンジン回転数を合わせてくれる「シンクロレブコントロール」を搭載。ATは日産車初の7速が採用されています

MTはシフトダウンの際、自動的にエンジン回転数を合わせてくれる「シンクロレブコントロール」を搭載。ATは日産車初の7速が採用されています

こちらは現行スカイラインクーペ。エクステリアのデザインは旧型から“ちょっと進化”したキープコンセプト。曲面を増やしたことで、より流麗になっいます

こちらは現行スカイラインクーペ。エクステリアのデザインは旧型から“ちょっと進化”したキープコンセプト。曲面を増やしたことで、より流麗になっています

スカイラインクーペのインパネまわり。デザインはセダンと同じですが、着座位置が低くなっています。スポーティで粘りのある足回りは絶品です

スカイラインクーペのインパネまわり。デザインはセダンと同じですが、着座位置が低くなっています。スポーティで粘りのある足回りは絶品です

抜群のコストパフォーマンス!実はクーペってオトクなんです

クーペ不遇の時代といわれていますが、中古市場に出回るクーペの数を見ると“騒がれているほどではない”と感じます。とはいえ、中古車市場では売りにくいのか、国産上級クーペのコストパフォーマンスの高さには驚かされます。そういう意味では、若いカップルや夫婦が2人で楽しむ車としては、国産上級クーペって実は“穴場”なんです。

中でも日産スカイラインクーペとフェアレディZは、現行モデルのカーセンサーアフター保証対象車が総額300万円以下で狙えるんです。中古車と新車は、ある意味、“別の商品”なので一概に比べられませんが、新車時価格の約半分で現行モデルの中古車が買えること自体が、オトクであることを証明してくれています。

「クーペには実用性がない」ともいわれますが、決してそんなことはありません。フェアレディZは2シーターですが、荷物を積むスペースは2人分の荷物なら十分以上です。スカイラインにはリアシートがありますが、トランクスルー機構も付いていて2名乗車であれば不満ないトランクスペースでしょう。ちなみに、後席に大人が座ると若干窮屈ではありますが、1時間くらいのドライブなら耐えられないことはありません。

両モデルともにスカイラインセダンがベース

両車のプラットホームは、基本は共通ですが味付けが異なります。スカイラインクーペはグランドツーリングカーとしての味わい、フェアレディZはスポーティさを重んじています。

0→100km/h加速はいずれも5秒台。立派にスポーティです。搭載する3.7L V6エンジンは同じですが、細かなセッティングの違いでフェアレディZが最高出力で3ps上回っています。特に、フェアレディZは高張力鋼板、アルミなどを積極的に採用しているので、車重は旧型とほとんど同じに抑えられています。フルモデルチェンジを経て肥大化するのが一般的な中、日産エンジニアのこだわりが感じられます。

「無駄の美学」が乗る人の魅力を引き立てる?

いずれの車もスカイラインがベースですから、ボディサイズは十分にあります。それなのにドア2枚のクーペは、優雅かつ贅沢と言えるでしょう。高効率化と省エネがもてはやされる昨今ですが、高級車に目を向けると「無駄の美学」があります。「無駄」というと語弊があるかもしれませんが、やっぱり相応のボディサイズがないと見栄えがしないものです。

アフター保証を付ければ、万が一のトラブルでも財布は痛みません。クーペならではの優雅さ、そしてスポーティさを満喫しながらカップル、夫婦水入らずのドライブデートを楽しんでみてはいかがでしょう? デートにオシャレな服を着ていくように、スタイリッシュなクーペでお出かけするのもオツなものです。

もちろん、若いカップル・ご夫婦にも似合いますが、そうでない方が乗っても素敵です。クーペには乗る人の魅力をも引き立ててくれる不思議な力がありますから。

【検索条件】日産スカイラインクーペ(現行)&フェアレディZ(現行)×総額300万円以下×CSA保証車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額300万円を超える場合があります