サーキットにも通える実用スポーツカーが130万円以下!
カテゴリー: 特選車
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2014/05/21
本気のサーキット走行性能を兼ね備えた実用車
ホンダ インテグラタイプR(最終型)。2ドアクーペですがリアシートの使い勝手は良好で、トランクもしっかり確保。サーキットでもバリバリ走れます
インテグラタイプRのエンジン。同時期のCR-Vなどに搭載されていたものをベースにチューニングし、1Lあたり110psを達成。シビックタイプRとも共通です
こちらはホンダ シビックタイプR(旧型)。お子さんが小さいうちなら、普通のハッチバックとしても十分に使うことができます
ターボモデルのWRXよりも大型のインタークーラーを搭載しているスバル インプレッサSTI(旧型)。サスペンションの取り付け剛性はベース車の3倍!
国産スポーツカーは絶滅の危機
現在、国産メーカーはスポーツカーブーム再燃を試みているように感じます。かつてのラインナップに比べると車種数自体は減っていますが、それでも細々とニューモデルが投入し続けられています。
とはいえ、スポーツカーが絶滅の危機に瀕しているのは間違いありません。いくらイメージ戦略の一環でもあるとはいえ、商売である以上、赤字垂れ流しではメーカーも元も子もないでしょう。そんな中、中古車では、幸いにも、たくさんのスポーツカーがいまだ流通しています。今回は、家族使いもできて、まだまだ走りを楽しみたい若いお父さんたちにもお気に召していただけるであろう必見の3台をご紹介します。
「速さは正義であり美学である」とは言い過ぎでしょうか? しかし、そこには国を超えて多くの人を惹きつける確たる魅力があります。そして国産スポーツカーの場合、量販モデルをベースにスポーツカーを作り上げるケースが多いため、“身近なヒーロー”として国内外の車好きから人気を集めているのも、また事実です。
街乗りができてサーキットでもそのまま走れる実力派
ホンダ インテグラタイプR(最終型)は、ステップワゴン、CR-V、量産モデルのインテグラと同じ2Lエンジンを搭載していますが、専用チューンが施され最高出力は220psまで引き上げられています。昨今のスポーツカーにおいては“たった220ps”かもしれませんが1Lあたり110psを誇るNAエンジンは、そうそうありません。
しかも、1200㎏を切る車重には十分なパワーです。サーキットで走ることを考えて作られていますから、足回りは硬め。エアコンレス、オーディオレス仕様まで用意されているスポコンぶりです(笑)。
同時期に登場したホンダ シビックタイプR(旧型)は、インテグラタイプRとハード面は基本、同じです。そもそもインテグラ自体、シビックから派生したクーペモデルですから。ただ、驚くのはインテグラタイプRの方が10~20㎏軽いこと。インテグラのクーペスタイルを取るか、シビックの弾丸ホットハッチを取るかが、悩みどころでしょう。
スバル インプレッサSTI(旧型)は4WD&ターボエンジン、というだけでホンダ勢に比べるとメカメカしく聞こえるかもしれません。しかし、現行モデルに比べると、旧型は古き良きラリーカーという雰囲気を醸し出しています。シムレスバルブリフター、AVCS(可変バルブタイミング機構)はエンジン回転4500rpm以降に歴然とした違いをもたらし、「本当に280psなのか?」と思わせるほど強烈に加速します。
時間とともに中古車相場が“こなれて”きた!
これら3台、一般的な国産車と比較するとなかなか値落ちしにくい車でしたが、登場から約10年が経ち、ついに値段が落ちてきました。どのモデルもカーセンサーアフター保証対象車が総額130万円以下で狙えます。なお、インプレッサSTIのデビューモデルである丸目モデルは需要が低く、マイチェン後のモデルとは約30万円も価格差があります。あえて丸目モデルを狙うのも“通”でしょう。
アフター保証を付けておけば走行距離の多寡に関わらず、万が一のトラブルでも不慮の出費を避けられます。登録から相応の時間が経っている車だけに、この安心感は格別です。
いずれも実用性は十分に高く、それでいてサーキット走行を前提としている走行性能を兼ね備えています。130万円以下でこんな車が手に入るのは、世界広しといえども日本くらいかもしれません。選択肢が多い今の内に、狙ってみてはいかがでしょう?
※プランでCSA保証を付けた場合、総額130万円を超える場合があります