ミニバンだっていいクルマに乗りたい! 安くたっていいクルマに乗りたい。男ですから! 最終回は低ルーフ・低重心・ヒンジドアをもつタイプをピックアップ。ミニバンの定番スライドドアをあえて選ばず、走りにこだわった5モデルを紹介する

ODYSSEY ABSOLUTE ホンダ オデッセイアブソルート(旧型)

ホンダ オデッセイアブソルート(旧型)|男のミニバン新基準
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1550mmの全高と相まって
セダン並みのハンドリングを実現
かつてミニバンの多くは、乗車定員増や快適な室内空間を優先し、それと引き換えにドライバーの“運転する楽しみ”を多少犠牲にする傾向があった。それに異を唱え“セダン並み”の走行性能を謳いドライバーも主役となれるモデルも次々と誕生した。その代表が2代目オデッセイの後期から設定されたアブソルートだろう。コーナリング時にグラリと揺れるミニバン特有のロールを、引き締められたサスペンションで抑え、徹底的にハンドリングにこだわったのが特徴。3代目(旧型)では、立体駐車場にも入る1550mmの低い車高とも相まって、その走りは他のミニバンと一線を画す。アブソルートでは他グレードよりも40psアップの200psエンジンを搭載。こうしてアブソルートはオデッセイ一番人気のグレードとなった。中古車で狙うべきはやはり旧型のアブソルート。新型がキープコンセプトで旧型と見た目がそれほど大きく変わらず、なおかつ予算150万円でも選択肢が多いのがうれしい。また本革シートはアブソルートのみにオプション設定されていることも、積極的にアブソルートを選ぶ理由の一つだ。新型が好調というニュースも、旧型中古車への好影響を予感させる。


WISH AERO SPORTS PACKAGE
トヨタ ウィッシュ エアロスポーツパッケージ(現行)

トヨタ ウィッシュ エアロスポーツパッケージ(現行)|男のミニバン新基準
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操作性の上がった後期型が
100万円を切り始めた!
カローラのプラットフォームを使用した、7人乗り5ナンバーサイズミニバン。発売当初のエンジンは1.8L直4のみだったが、すぐに2L車が追加。トランスミッションは1.8Lが4AT、2LがCVT。エアロパッケージはエアロパーツやアルミホイール、ディスチャージドランプなどスポーティな装備が奢られている。相場のボトムはすでに100万円を下回っており、さらに流通台数も増加傾向。また、MCによってシーケンシャルシフトが採用され、操作性が向上した後期型が、100万円を切り始めているのもニュースだ。


GRANDIS SPORTS GEAR 三菱 グランディス スポーツギア(現行)

三菱 グランディス スポーツギア(現行)|男のミニバン新基準
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ヒンジドアを採用し
デザインと走行性能を両立
デザインを重視し、スライドドアではなくセダンと同様のヒンジドアを採用しているグランディス。新開発の走行安定性と衝突安全性を満たすストレートフレームプラットフォーム、最高出力165psを発生する2.4Lエンジン、電子制御4WDシステムなどを採用。この2.4Lエンジン+ヒンジタイプドアの組み合わせはイプサム、オデッセイと同じ。特にオススメの「スポーツギア」は、215/55R17タイヤや15mm高い最低地上高で機動力を引き上げている。流通台数は少ないが低走行車が多く選びやすい。


STREAM 1.8RSZ ホンダ ストリーム 1.8RSZ(現行)

ホンダ ストリーム 1.8RSZ(現行)|男のミニバン新基準
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ドライバー自身が
運転を楽しめる設定
フロントマスクのデザインはオデッセイと共通のアイデンティティを感じさせるシャープなもの。低床化により、全高を1545mmに抑え立体駐車場に入る大きさとし、低重心化により走行性能も向上した。RSZはステアリングにパドルシフトを備えており、マニュアル感覚の操作を行うことが可能。また、独自のサスペンションのセッティングや専用の17インチアルミホイールを装備し、他グレードと異なるスポーティ感を得ることができる。予算の目安は状態のいいものが増えてくる160万円。


IPSUM 240S トヨタ イプサム240S(現行)

トヨタ イプサム240S(現行)|男のミニバン新基準
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走りに定評のある240Sが
100万円以下で狙える
エンジンは2.4L直4のみ。全車可変バルブタイミング&リフト機構付きで動力性能が大幅にアップ。シャーシも全面的に先代から見直し、セダンに匹敵する走行性を実現。240Sは15mm車高を下げており、スポーティな走りが楽しめる。相場のボリュームゾーンはすでに100万円以下となっているが、惜しむらくはお買い得な物件は高年式車が多いこと。後期型のボリュームゾーンは110万円あたりから。後期型なら修復歴車もほとんど見当たらない。
Report  編集部
※この記事は、カーセンサー関東版1号(12・4発売号)の特集をWEB用に再構成したものです